インタビュー

【インタビュー#1】定額制アートレンタルサービス『Casie』

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2019年からHacktsuで新しく始まりましたインタビュー企画!
「世の中の新しい “商品” や “モノ” “サービス” などを発掘・発信していくWebマガジン」のコンセプトに則って、新しい商品やサービスを生み出す新進気鋭の企業の元へインタビューをしていくこの企画。

インタビュー記事は普段の記事よりボリュームアップしてお届けしますよ。

さて、今回その第一弾としてインタビューの為に、Hacktsuのオフィスがある大阪から電車で約1時間。

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京都までやってきました。

今回インタビューさせていただくのは関西発の”アートの民主化プロジェクト”をスローガンとする定額制アートレンタルサービス『Casie』さん。
先日公開した『Casie』さんを紹介した記事はご覧になっていただいたでしょうか?

まだの方はぜひ一度読んでみてください。

アートを”買う”から”借りる”へ!定額制アートレンタルサービス『Casie』

そして、こちらが『Casie』の代表を務める藤本さん。
よろしくお願いします!

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お茶よりカルピス派の『Casie』代表 藤本さん。とても気さくな方でした。

まずは『Casie』のサービスについて

—では、まずは『Casie』のサービスについて教えていただけますか。

簡単にいうと「定額制アートレンタルサービス」ってそのままなんですけど、もっと分かりやすくいうと「アートのディアゴスティーニ」っていう風に僕らは例えたりします。(笑)

毎月作品が届くと、その作品についての説明やアーティストを紹介するプロフィールシートなどアートについていっぱい知ってもらえるように同梱物に力と工夫を注いでいます。
『Casie』を利用して、アートのことを何もわからない状態から自宅に作品を飾っても、アートの基本のキの字から学べるようなサービスを目指しています。

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—アートに詳しいからサービスを利用するのはもちろん、これからアートを楽しんでいきたい人でも利用できるサービスということですね。

「アートのある暮らしで毎日をちょっと豊かに」っていう感じで皆さんのアートに触れる最初の”きっかけ”を生み出せると嬉しいですね。(笑)

使ってみたユーザーからの感想

—アートに興味があっても作品を買って生活に取り入れる、というのはハードルが高く感じる人もいるかと思います。
そんな中でも気軽に利用しやすい『Casie』ですが、ユーザーからはどういった声がありますか。

少しずつアートのことを原画を目の前にして勉強できるのが楽しい、という感想をよくいただきます。
先ほど申し上げた同梱物の内容は、アート初心者の方が利用された場合にはその方に合わせて印象派とは何か、抽象画とは何か、のように一つずつ勉強できるように工夫して作品をお届けします。

あとは、小さなお子さんのいるママさんがサービスを利用されていて、お子さんが届いてくる作品を真似して絵を描くようになったそうです。
お子さん自らどんどんと描いていくので、勝手にアートの英才教育の環境が出来上がっているような状態です。(笑)

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面白いものだと、プレゼントに使って喜んでもらったという感想をもらいました。

—レンタルサービスなのにプレゼント、ですか?

はい。注文者と届け先を別にすることも可能にしていて、介護施設にいる寝たきりのおばあちゃんのところへ毎月届けたい、という依頼がありました。
原画を目の前にする、というのは普通は美術館や展示会に行かないと見れないんですけれど、このサービスを使ってもらうことでさまざまな状況にある人でもアートを楽しんでもらうことが出来ます。

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最後に、これもよくいただく感想ですが引っ越し先や新築の家に記念に絵を飾りたいけれども、原画ってどこで買えばいいのかわからない、という人が多いんですね。
探し当てても仰々しい画廊みたいなところしか出てこなくてちょっと抵抗があるそうで。

そういう方が『Casie』を使ってくれて、お試し感覚で気軽に絵を飾れるし、しかも毎月着せ替えもできるのでアートに対するハードルも下がった、という感想をいただいています。

アーティストが『Casie』に作品を預ける不安

—アーティスト側からの一番の不安要素「『Casie』に作品を預けること」についてですが、ここを心配する声も多いんじゃないでしょうか。

あります。(笑)
自分の我が子のように育てた作品を、よくわからない『Casie』という会社に預けて大丈夫なんか?というのは初めの頃はよく言われました。

今のこの状態まで出来上がったのは、サービスの内容であったり、創業ヒストリーや理念に共感していただいたアーティストの協力があってこそです。
中にはこの京都のギャラリーまで足を運んでもらって、うちのメンバーと話して、作品の保管方法などを見てから決められる方もいます。

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さらに、作品を預かる場合は「預かり契約書」というものをアーティストとの間に交わしています。
万が一作品が破損した場合にはアーティストが設定した希望販売価格の全額を弁償する、という契約内容です。
(※希望販売価格の決定には規定有り)

—「アーティストから作品を預かる」というかなりデリケートな部分ですが、その部分にどれだけ力を注いでいるかがわかりました。

そこの段階がクリア出来れば、クライアントに作品が貸し出されることについてはアーティストに大変喜んでもらっています。
多くの人に作品が届けることで、アートとの新しい出会いを生むプラットフォームを構築することが我々の使命です。

子供の作品が全国工作コンクールで優秀作品に!?

—『Casie』のユーザーさんに起こった印象深いエピソードがあれば教えていただけますか。

そうですね…。とあるユーザーさんに小学校1年生のお子さんがいらっしゃるんですけど、夏休みに工作で貯金箱を作ったそうなんです。
それで毎年開催されるゆうちょの夏休みアイデア貯金箱コンクールに応募したら、全国77万人参加の中から優秀作品に選ばれたみたいで。(笑)

—アートの英才教育の効果がさっそくここで発揮されてますね。(笑)

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あとは『Casie』の専用ポストを作られているユーザーさんもいますね。

—専用のポストですか!『Casie』からの届け物はこちらに、という感じですか?

それもあるんですけど、作品のサイズが10号(長辺が53cm)ぐらいになると、普通のポストに入らないんですね。
なので不在届で受け取り漏れがないように、作品がバッチリ入るポストというか大きな箱を作って置いているそうです。

今後の展開について

—これから海外に向けて展開していく予定はありますか。

はい、考えています。今現在でも海外の若手アーティストの作品はいくつかあります。
ビジョンとしては「アートで作る異文化交流」を実現したいと思っています。

なので、まずは海外のアーティストの作品を日本へ広める。次に日本のアーティストの作品を海外に広めていく、という風に段階を踏んでいく予定です。
日本画とかすごく海外で評価が高いので、もっと日本のアート文化を知ってもらいたいですね。

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—本日はありがとうございました。


今後の若手アート業界をけん引していくキーパーソンの『Casie』さんへのインタビュー、いかがでしたでしょうか。
これからは国内海外問わず、そのフィールドを広げていくとのことで更なる期待が高まりますね。

レンタルで気に入った作品は購入も出来るそうですが、年内にはアーティストの作品を直接購入出来るマーケットプレイス(通販サイト)の開設も予定しています。

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又、「『Casie』カジュアルアートオークション」という、アートオークションの敷居をグッと下げた気軽に参加できるイベントも定期開催中。
オークションは開始価格3,000円スタートから。若手アーティスト20名程がステージ上で自ら作品をプレゼンしてくれて直接交流も出来るという内容。

次回は2019年3月23日(土)、場所は大阪の茶屋町プラザで開催。
『Casie』に登録していない一般のユーザーも参加出来ますので、若手アーティストの作品はどういうものなのか体験出来るチャンスですね。

取材協力:Casie

会社情報

会社名: 株式会社Casie

住所: 大阪府大阪市城東区今福東2-6-19

URL: https://casie.co.jp/

ライター情報

西川 勇樹

Hacktsu編集部

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