レトロデザインというのは時として斬新で、現代では不要となってしまった機能やディテールなのですがどこか心ひかれるものがあります。
ジュークボックスなんかその代表みたいな存在ですが、あれだけのサイズで数十曲程度しか聞けないというのですから現代では考えられませんよね。
今なら小さなスマホやDAPで何千曲も聞くことができますが、それでも一部の人がジュークボックスを愛して止まないのはレトロデザインの魅力と言えるのではないでしょうか。
そんな古き良きデザインを現代に蘇らせたのが『Retro Flip Over Clock』という置き時計で、パタパタ音が病みつきになるめくりデザインを採用しています。
不安定・場所を取る・日付がわからないとおよそ不便な時計ですが、そのレトロデザインは私達の心をグッと掴んで離しません。
パタパタ時計を再び現代に
『Retro Flip Over Clock』はパタパタ時計やフリップ時計と言われる板がめくれるタイプのレトロな置き時計で、日本では空港などの案内表示板などに同じ機構が採用されていました。
もともとは1900年初頭にアメリカで卓上デジタル時計「Plato Clock」として登場したもので、日本にも入ってきたようですがそこまで時計としては普及にまでいたらなかったようですね。
そんなレトロなパタパタ時計が現代にジャンプ。こうして改めて見ると「こういうシンプルさもあるんだな」ということを再認識することができます。
サイズは21 x 9.8 x 16.5 cm、通常の卓上時計と比べると一回り大きいですが、この存在感はちょっと他の時計には出せませんよね。
時計としての性能は?
パタパタめくるデザインが魅力の『Retro Flip Over Clock』ですが、肝心の時計としての性能はどうなのか気になりませんか?
内蔵されているクオーツムーブメントは現代のものなので当然正確、精度としては±90秒/月となっています。
さすがに1年も使うと4~5分ずれてしまうかもしれませんが、それでも余計な力を必要とするめくり式であることを考えれば十分な精度といえるでしょう。
時刻の合わせ方は「分」のパネル横にあるタイムアジャスターを反時計回りに回し、正確な時刻より1分早い時間で設定してください。
ちなみに一度進めてしまうと戻すことはできないため、通り過ぎてしまった場合には電池を抜いて待つかぐるっと一周する必要がありますので気をつけましょう。
店のカウンターに置いてあってほしい時計No.1
ホテルやバーのカウンターにこんな時計が置いてあったら最高ですよね。
バーであればこの時計を眺めているだけでお酒が飲めそうな気がしますし、ゆっくりとした時間の流れを感じることもできるのではないでしょうか。
ちなみにパネルのカラーはホワイトとブラックから選ぶことができるので、他のインテリアと合わせてチョイスするといいでしょう。
個人的には目に優しいというか見やすいということもあってブラックがおすすめですが、なんとなく運動会を連想させる白もどこか懐かしい雰囲気がして捨てがたいですね。
むき出しのギミックがこれまた最高
レトロデザインの良いところは、モノによっては内部構造がむき出しになっているところではないでしょうか。
男性ならこの感覚がわかると思いますが、メカがむき出しって何故かわかりませんがすごく惹かれるものがあります。
『Retro Flip Over Clock』もむき出しとはいかないまでもカバーなどで覆われていないので、パネルが回転する様子をじっくり観察することができます。
気になる価格ですが¥6,590と、わりとリーズナブル。この価格なら知人や同僚の引っ越し祝いギフトなんかにもいいかもしれません。
参照元:rakunew