目には見えない世界を映し出してくれるカメラって、実はすでに存在してるってご存知でした?
普段は見えないだけで、ファインダーを通せば見える世界というのは確かにあるのです。
なんて、思わせぶりなスタートになりましたがこう言われてみるとなんだかすごい不思議な感じがしますよね。
実は目に見えない世界を見せてくれるものは意外と身近にあり、学生時代に授業で使った顕微鏡なんかもその一つです。
今回ご紹介する目に見えない世界は「熱」で、赤やオレンジや緑といった色表示でお馴染みのあの映像をイメージできるでしょうか。

参照元: Wikipedia
『FLIR ONE』というスマホで使えるサーマルカメラがあるのですが、ただでさえ驚きの高機能カメラになんとこの度プロ用が登場しました。
解像度が2倍になったカメラはその名も『FLIR ONE Pro』。
スマホにそんな機能を持たせて何をするつもりなのか分かりませんが、このカメラがあれば「熱」の世界を探検できるのは間違いありません。
目に見えない問題を見つけるためのカメラ
まず「熱」が見えるとどんなメリットがあるのかという疑問が湧くと思いますが、これが意外にも実用性が高いことが分かりました。
電気系統の点検や冷暖房を場所別にチェックできるだけでなく、対策後の変化も一目瞭然です。
また水漏れなどの水道周りのトラブルも『FLIR ONE Pro』で見ればすぐに特定できてしまいます。
プロも納得の鮮明画像はVividIR™赤外線画像処理という画期的な技術のおかげであり、遠くからでも小さな異常を発見することができます。
熱を見るためのカメラですのでたとえ暗闇であっても問題なしで、その視界はさながら爬虫類の蛇になった気分を味わえるでしょう。
実際にはどんな風に映るのか
普段なら一個一個テスターで計測したり膨大な時間を要しますが、『FLIR ONE Pro』があれば一目瞭然。
熱源がはっきりと分かりますね。
『FLIR ONE Pro』の驚きのスペックに注目
スマートフォンの下部に収まるコンパクトなサイズなのに機能性がぎゅっと詰め込まれた『FLIR ONE Pro』ですが、撮影するだけでなく耐衝撃性能もなかなかのものです。
1.8mの高さからの落下に耐えられるということで、通常のカメラと比べればいかにタフかが分かるでしょう。
本体重量はサイズに見合った36.5gと軽量なので、携帯性にも優れておりスマートフォンにつけても邪魔になりません。
気になる赤外線カメラの解像度は160×120px、可視カメラの解像度は1440×1080pxとなっています。
0.1度刻みという精度で-20度~120度までであれば任意の場所を測定することができますが、本体が動作する温度環境は0度~35度ですので冷蔵庫の中や熱すぎる場所での撮影は難しそうですね。
また、AppleWatchで画像を確認することもできます。
価格は高いけど、それを上回る素晴らしい機能性
Amazonにて¥47,000と付属するカメラとしてはかなり割高に感じますが、テレビなどでよく利用サーモグラフィーカメラはハンディタイプで約15万円ですので比較になりません。(価格は2018年4月15日現在のものです。)
3分の1以下でその専門性を手に入れられるとあっては、『FLIR ONE Pro』がいかに優れているかということがよく分かるでしょう。
専門業の方もDIYが好きな方も『FLIR ONE Pro』で圧倒的なパフォーマンスを手に入れましょう。
参照元: FLIR ONE Pro