ゲーム中にもっとクリアな音声でボイスチャットをしたいと考えている人はおそらく少なくないでしょう。
ゲーミングヘッドホンでも十分と思うかもしれませんが、呼吸音が入ってしまったり動いた時にノイズが入ってしまうことがあります。
そうしたノイズを不快に思う人は多く、どうせなら多くのゲーム実況者も使用するコンデンサーマイクを使用してみてはいかがでしょうか。
価格は数千円から数万円まで幅広いので迷ってしまいがちですが、用途や性能できちんと選べば賢い買い物ができるジャンルといえます。
ということで今回は初心者から上級者まで使えるコンデンサーマイクを厳選してご紹介していきます。
これからゲーム実況を始めようと思っている人にもおすすめの内容となっていますので、マイク選びで迷ったときはぜひ参考にしてください。
Contents
コンデンサーマイクの選び方
一口にコンデンサーマイクといっても種類がいくつかあり、用途に合ったものを選ばないと「ゲーミングヘッドホンの方がマシ!」なんて事になりかねません。
まずマイクにはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの二種類があり、音声を増大させるならダイナミックマウス、音声を録音するならコンデンサーマイクという使い分けをします。
そしてコンデンサーマイクには単一指向性、双指向性、全指向性の3種類があり、これらは音を拾える範囲の広さによってわけられます。
単一指向性は正面の音を拾うのに特化したマイクで、双指向性は狭い範囲の音をマイクの表と裏で録音できます。
そして全指向性は一定の範囲内の音を360℃から録音できるマイクで、ミーティングや会議などで使用するのに最適といえるでしょう。
つまりゲーム実況やボイスチャットで使用するならコンデンサーマイクの単一指向性のものを選ぶようにしましょう。
単一指向性にも種類がある
これですぐにマイクが選べるかと思うかもしれませんがちょっと待ってください。
単一指向性にも種類があって、用途にあった物を選ばないと無駄に高い買い物をする羽目になるかもしれません。
まず最も一般的なのがカーディオイドと呼ばれるタイプで、正面から入る音への感度が高くマイク背後の音をほとんど拾わないのが特徴です。
さらにくっきりと音を拾いたいならスーパーカーディオイドと呼ばれるタイプで、生演奏の中で歌を歌う時などにはこのタイプがおすすめ。
この他にもハイパーカーディオイドやサブカーディオイドなどがありますが、ゲームで使用するならスタンダードなカーディオイドを選びましょう。
オススメのコンデンサーマイク:初心者向け
オーディオテクニカ / サイドアドレスマイクロフォン AT2035

¥15,984
入門用としてもおすすめなのがこのマイクで、中級者くらいまでなら問題なく使用できるでしょう。
ショックマウントが付属しているお得なパッケージで、アームにセットして使えば卓上スタンドタイプよりも断然ノイズを拾いません。
コンデンサーマイク選びで迷ったときはこの製品を選んでおけばまず間違いないといえます。
BEHRINGER / C-1

¥7,080
初心者にオススメなコスパ抜群のコンデンサーマイクです。
機能的に優れているというわけではありませんが、ゲーミングヘッドホンのマイクやスマホ内蔵マイクとの違いをはっきり教えてくれるでしょう。
「最初だし1万円は出せないなー」と思ったらこのマイクを購入するのがベターです。
BEHRINGER / C-3

¥8,748
同じくBEHRINGERのマイクですが、2000円ほど値段が上がって単一だけでなく双指向性や全指向性の三段階切り替えができるようになったモデルです。
搭載されている機能は最低限+αといったところですが、それでもまだ1万円を切っているのはなかなかすごいことではないでしょうか。
とはいっても自分のデスクで録音するなら必要十分な機能を備えており、多少の雑音なら拾うことなくあなたの音声だけを拾ってくれます。
用途が広いのでゲーム以外での使いみちができるのもこのマイクの良いところといえます
AKG / C3000

¥22,000
価格はグンっと上がりますが多数のスタジオでも採用されているAKGのマイクを忘れてはいけません。
録音されるサウンドは余計な味付けが一切されておらず、音声だけでなくあらゆる楽器の録音にも適した”無個性“が魅力といえるでしょう。
ボイスチャットやゲーム実況にも最適ですが、録音後に加工しやすいということもあり編集用での利用にも適したマイクと言えます。
オススメのコンデンサーマイク:上級者向け
RODE / NT1A

¥20,601
RODEの技術力が凝縮されたマイクで、優れたノイズカット機能のおかげで宅録に最適なマイクといえるでしょう。
発売以来初心者からプロまで幅広く愛用されており、楽器の収録やナレーション撮りにもおすすめ。
ポップガードやホルダーがセットになっているのも嬉しいポイントです。
Blue / Bluebird

¥29,938
マイクですらもインテリアの一つとして楽しみたいという人におすすめなのがBlueのコンデンサーマイクです。
スタイリッシュなデザインで性能面も申し分なし、使うだけで気分を盛り上げてくれるでしょう。
マイクがここまでオシャレだとアームスタンドにもこだわりたくなりそうですね。
オーディオテクニカ / AT4050

¥75,384
はたしてゲーム実況やボイスチャットにここまでの性能が必要かどうかは不明ですが、本物志向の人におすすめなプロ仕様のコンデンサーマイクです。
スタジオレコーディングでも定番になっているモデルで、クリアでナチュラルなサウンドを録音することができます。
指向性の3段階切り替え機能も搭載されており、オーディオテクニカの技術が結集したマイクといっても過言ではありません。
デスクでしかできなくなるので注意
おすすめのコンデンサーマイクをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
種類を知って用途で選べば最適なマイクというは必ず見つかりますので、自分がどんなシーンで使いたいのかをまずは考えてみるといいかもしれません。
ただしここで一つ覚えておいてほしいのが、コンデンサーマイクを使用して録音したりボイスチャットをするとなるとマイクをセットした場所でしかゲームをすることができません。
これまでベッドで寝そべったりソファーでリラックスしてプレイしていた人にとってはかなりの制限となりますので、それでもいいと思えたならコンデンサーマイクの購入を検討しましょう。
※掲載価格は2018年9月22日現在のものです。