この一年、劇的に変化した日常の光景の一つが、ワイヤレスイヤホンの普及だと思いませんか?
先日、ワイヤレスイヤホンについての記事を書いていたのですが、まだ一年前は街中でワイヤレスイヤホンを使っている人を見ることはほとんど見かけなかったと記憶しています。
しかしそれがどうでしょう。外で音楽を聴く人達にすごい勢いで浸透しており、今では街に出てカフェに座れば、あっちを見てもこっちを見てもワイヤレスイヤホンを使っている人を目にすることが多くなりました。
「ああ、スマホが普及した時もそうだった。こんな感じでガラッと人の当たり前は変わっていくんだなあ」と、しみじみさせられるものです。
さて、ワイヤレスイヤホンの中には骨伝導タイプもあるのはご存知でしょうか。それは耳の穴に入れないで、骨に音を振動で伝えてくれるのです。
そのように「耳で聴く」という当たり前が、技術の発展により徐々に崩されてきているこの時代の転換期。
今は少々疑問に思うかもしれない音が聞けるクッションも、今後は友達の家にあっても驚かないで「うちにもあるよ」という日が来るかもしれません。
さあ、HUMUに寝転がって音楽を聴こう。
オーディオクッション『HUMU』は、音を聴くと同時に身体で感じる経験を与えてくれます。
Indiegogoで開始したプロジェクトは既に成功しており、2018年の9月から順次配送しているのでこれも徐々に日常に溶け込んでくる製品になるでしょう。
映画などで使われている最新の3Dテクノロジー「Flexound® Experience technology」による音と振動によるこのクッションの活用シーンはさまざまです。
音や振動の周波数範囲は20Hzから20,000Hzまで対応しており、殆どのスピーカーよりも広い領域でカバーしているので、日常の音楽はもちろん問題なく使えます。
他にはゲームやテレビ、映画などで映像の音と振動がリンクして身体に伝わる事で没入感を高めてくれます。
使い方はとっても簡単
家の中で使われる事を想定しているため、デバイスとの接続は基本的にBluetoothのようですが有線ケーブルによる使用方法もあるようです。
接続出来るデバイスはテレビやスマートフォン、タブレット、ミュージックプレーヤー、ゲーム機にホームシアターセットなど、どんなものでも対応可能。
『HUMU』を接続するにあたって余計な製品を使ったりアプリのインストールなども必要なく、音の出力側と接続するだけで使用可能。
バッテリーは3時間の充電で最大8時間の連続使用が可能だそうです。長時間の使用にも不自由しなくていいですね。
重さも1.5kgで、ちょっと持ち上げて移動させたりするのも非常に手軽。クッションカバーの素材は50%がポリウレタン、50%がナイロンで洗濯も可能なようです。
サイズは480mm(長さ)x270mm(幅)x145mm(高さ)
デザインは「OrnamoDesignAward2016」の優勝者Pasi Pennanen氏によるもので、カラーはライトグレーと黒鉛色の二種類から選べます。
さて、気になるお値段はIndiegogoのサイト上でライトグレー、黒鉛色共に$279となっており、2つセットで$499。1年間の保証サービス付き。
新しい音楽の”感じ方”
音楽を楽しむにあたって、イヤホンのように耳に入れて「聴く」ようなものではなく、音楽を「体感」できる『HUMU』のようなオーディオは今後一般的になっていく可能性が十分にある。
その際、気になってくるのは音漏れだと思うのだが、最近骨伝導イヤホンに手を出した筆者的にはそれほど気にしなくても良さそうだな、というのが個人的な感触です。
そんなに音量を上げさえしなければ、十分にこれまでのイヤホンの代わりとして使用できそうだと思いました。
ましてやこのクッションは家で使うタイプなので「音で周りの人に迷惑をかけない」と製品情報に書いてありますが、それほど心配しなくてもいいと思われます。
さあ早速『HUMU』を使って、誰よりも早く一段階上の音楽体験をしちゃいましょう。