ガラケーの時代から兆候は見られましたが、スマートフォンが普及したことにより、カメラを見かける機会は少なくなりました。
スマートフォンのカメラのアプリが、デジカメレベルの高画質を誇っているので、わざわざカメラを持ち歩かなくても済んでいるのです。
それでもカメラを愛用している人は多く、毎年のように高性能な新商品が出ていますが、2016年くらいから新たなが流れが出来つつあります。
そのきっかけがVRの一般化で、家庭用ゲーム機のPlayStation4と合わせて使う「PlayStation VR」やOculus社製の「Oculus Rift」など、VR用のヘッドマウントディスプレイが個人で買えるようになりました。
まだまだ普及しているとは言いがたいVRですが、これからに期待が持てる分野なのは間違いありません。
ヘッドマウントディスプレイを装着すれば、最大360度を見渡せるのが魅力ですが、当然ながらVR用の映像を作るためには専用の撮影機材が必要です。
やはり、そのような専用の機材は業務用のものが多いですが、個人で購入できるものもあります。
リコーから発売されている「RICOH THETA」はお手軽でありながら、360度の映像が撮影できるデジタルカメラです。
もっとも、3分程度の低画質な動画しか撮影できず、360度の映像に関してはどちらかと言えばおもちゃの延長線上ではありますが、それでもVR用の動画を撮影してみたいと思っている人にとっては有用なカメラです。
本格的な機材は相当に高いので、入門用としては十分に需要があると言えるでしょう。
業務用のVR用撮影機材だと数十万円することもあり、個人が気軽に購入するには難しいものです。
しかし、どれだけ優れているカメラもいずれは価格が下がってくるので、将来的にはVR用の撮影機材が気軽に購入できる日が来るかもしれません。
写真で思い出を残す、動画で思い出を残す、これらは当たり前のように行われていますが、VRで思い出を残す時代になれば、より鮮明に記憶を思い起こせるのではないでしょうか。
参照元: RICOH 公式サイト