最近フォトジェニックという言葉が巷で急上昇中のワードだと聞く。
そのフォトジェニックの意味とは、「写真映えのする・写真写りの良い」という意味らしい。
インスタグラムの社会的な人気加熱に従い、人々はあっちにい行ってはパシャリ、またこっちに行ってはパシャリ、ついでに自分たちもパシャリ(これがメイン)
・・・と、息つく暇もない程に写真を取り続けているではないか!

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「写真を見れば思い出が蘇るからー」「写真は一瞬を永遠にする、人生の宝物なんだよ☆(ゝω・)vキャピ」
などと写真を取り続けているうちに、人生がいつの間にか終わってしまいそうな勢いさえ感じる。
睡眠は人生の三分の一を占めているとも言われるが、もはや残りの三分の一に写真撮影・写真鑑賞も入ってしまうのではないか。
しかし筆者は何もそれを否定したいのではない。
情報が氾濫し、次々に脳の記憶を奪っていく世の中で、写真のようなものがなければ思い出を保ち続ける事は極めて困難であろう。
ならばそれに抗うのではなく、いっそ開き直り、とことん写真ムーブメントに乗っかっておくのが浮世の通人というものではなかろうか。
ああ、ポータブルフォトプリンター
そんなあなたにこそ筆者はこのポータブルフォトプリンターの『HP Sprocket』を知ってほしい。
この重さ170グラム、サイズ5×7.6cmの片手で持てるスマホサイズのプリンターは、手軽にどこでも持ち運び可能。
Bluetoothでスマホと接続して撮った写真を印刷するも良し、ちょっと加工を施してから写真を印刷するも良し、おまけに紙が熱によって発色をして現像される為インクカートリッジも不要ときたもんだ。
これは正直、ちょっと文句の付け所が見つからないレベルである。
ちなみに本体のお値段は約130ドルである。
どうせその印刷用紙とやらがお高いんでしょう?と思っていたそこのあなた。
紙の値段は20枚で約10ドル、50枚で約25ドルである。
これを高いと思うか安いと思うかは、自身の写真愛と経済的豊かさ次第である。
写真を取っていた君が、その場でハイっと写真を渡してきた。
見ると写真の中で君の笑顔が咲いている。
「お守り」だなんて笑ういたずらなその笑顔に、もう一枚写真撮らせてよ、そう僕は心の中でつぶやいていた。
この写真は一生の宝物になる。
そうだ、今日はコルクボードを買って帰ろう。
などというポータブルプリンターのCMコピーが筆者の頭に浮かんでしまうほどに、このデバイスは使い方によっては底知れぬ破壊力を秘めている。
テクノロジーが苦手で携帯も使いこなせないおじいちゃんやおばあちゃんに、その場で初孫の写真をプレゼントしたら、一体どれほどの幸福がその場に溢れるだろう。

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人生を豊かにしたいやつだけ買えばいい。
筆者はそれだけ述べて眠るとしよう。
参照元: HP Sprocket公式サイト