YoutubeにもだんだんとVR動画や3D動画が増えてきて、以前に比べるとヘッドセットの出番がかなり増えました。
中でも感動したのが攻殻機動隊新劇場版の公式ティザー動画で、2015年に公開されているのでVR元年とされる2016年より以前に制作された動画ということになります。
どうでしょう、このクオリティすごくないですか?
筆者はスマホをセットする簡易タイプのヘッドセットを持っているのでこうしたコンテンツを気軽に楽しむことができますが、ヘッドセットを持っていなければただのCGがキレイな360°動画にしか見えないことでしょう。
ではもしもこうした映像がスマホだけで3Dで楽しめるとしたらどうします?
電車でも学校でも職場でもヘッドセットをつけずに3D動画が楽しめるなんてちょっと考えただけでも最高ですよね。
実はそんな夢のような話を現実のものにしてくれる素晴らしいケースが登場しましたので、今回は詳しくご紹介していきます。
ヘッドセット不要の魔法のスマホケース『SNAP 3D』
『SNAP 3D』は一見バンパー付きの普通のスマホケースですが、背面ではなくディスプレイ側に装着するとスマホのみでVR/3Dコンテンツを楽しめるようになるというスゴいスマホケースです。
何故それだけでVR/3Dコンテンツが見れるようになるのかというと、秘密はケースに装着されているレンチキュラーレンズにあります。
ケースは表裏どちらにもセットできるよう設計されており、あと必要なのは専用のMplayer3Dアプリをインストールするだけ。
Mplayer3Dはフロントカメラを利用したEye-tracking機能やRealtime-rendering機能を搭載、あなたから見た時に映像が最も鮮明に映るよう加工・設定してくれます。
どんな映像でも視聴できるのか
『SNAP 3D』で楽しめるコンテンツはすべてのVR/3Dコンテンツというわけではなく、VR/3DメディアプレイヤーやYoutubeストリーミング、それから3Dゲーム等です。
全てという訳ではありませんがほとんどのコンテンツは問題なく楽しめるようになっていますので、よほど深掘りしていかない限りはストレスなく使用することができるでしょう。
ちなみにカメラで撮影した映像も『SNAP 3D』を通せばVR/3Dコンテンツとして楽しむことができます。
ヘッドセットほどの没入感は得られませんが、スマホ単体で視聴できることを考えれば十分に楽しめる仕上がりとなっています。
現在は対応機種が限られています
『SNAP 3D』が装着できるのはApple製品ではiPhone7からXまで、AndroidではGalaxy S9/S9+のみとなっています。
iPad Proや第5~6世代のiPadにも対応していますがこちらはケースではなくフィルムのため、使い勝手の面ではスマホケースに劣るかもしれません。
一応新iPhoneの各サイズにも対応しているとのことで、今使っているiPhoneから移行を検討しているならどちらも購入しておくといいでしょう。
VR/3Dコンテンツはもっと身近になる
ここ日本において現在はまだそこまでの盛り上がりを見せていないVR/3Dコンテンツですが、簡易型ヘッドセットの高性能化や高性能ヘッドセットの低価格化などによりこれからもっと身近な存在となるはずです。
個人で楽しむことはもちろんですが、子供の教育に利用されたり仕事で活用されたりとその可能性は無限大です。
映像のクオリティや撮影機材の性能もどんどん上がっていくことが予想されますので、今後の展開に備えて『SNAP 3D』のようなスマホケースを一つ持っておくといいかもしれません。
参照元:SNAP 3D