『雰囲気メガネ』は一見モダンなデザインのメガネですが、実は電子機器が搭載されたメガネ型情報端末。つまり立派なガジェットです。
『雰囲気メガネ』をスマートフォンとペアリングしておけばスマートフォンに届く電話着信やメール着信などの通知を『雰囲気メガネ』が伝えてくれます。
スマートフォンに通知があれば、雰囲気メガネのフレームに取り付けられたLEDライトが点灯したり、耳に近い部分に内蔵された小型スピーカーから音が出たりして知らせてくれます。小型スピーカーからの音は自分にしか聞こえないような大きさと方向で鳴るため、周囲には聞こえません。
『雰囲気メガネ』を開発したのはメガネブランドでおなじみのパリミキです。パリミキは『雰囲気メガネ』の開発のためにクラウドファンディングを利用して資金の一部を調達したという経緯があります。
光と音で通知してくれる!
『雰囲気メガネ』の機能は色々。よく使うのは”ノーティフィケーション機能“でしょう。連動したスマートフォンに電話の着信やメールが来たら光と音で知らせてくれます。
雰囲気メガネとスマホが離れた時に光る”置き忘れ防止機能“も便利ですね。他にはメトロノームのように点滅させるちょっとしたお遊び機能もあります。
1分で機能がよく分かる動画があるので見てみてください。
メガネフレーム × スマホアプリ
『雰囲気メガネ』を使うにはまずスマートフォンに専用アプリをダウンロードします。
専用アプリの画面は上記画像のような感じです。専用アプリからの設定で、光る際の色や回数、明るさなどを細かく設定が出来ます。
『雰囲気メガネ』はウェアラブル機器というよりは、スマホと連動させて使う補助的な機能がメインとなります。
そして『雰囲気メガネ』に内蔵された電子機器は全てフレーム部分に内蔵されているため、レンズは交換可能です。

出典: wikipedia
度入りにしたり、老眼鏡として使ったりすることも出来ます。レンズ交換はパリミキの直営店はもちろん、パリミキの資本である三城ホールディングス系列の眼鏡店なら対応してくれます。
以上のことから、『雰囲気メガネ』はスマートフォンの補助機能が利用可能な「ちょっと便利なメガネフレーム」と考えるのが適切かもしれません。
今後はバージョンアップとともにデザインも増えることが望まれますが、電子機器をフレームに内蔵しなければいけない制約上、細いフレームのデザインは難しいかもしれません。
あなたの生活を”ちょっと”便利に。
『雰囲気メガネ』が最も活躍するのは野外を歩いている時だと思われます。外で歩いている時、スマートフォンは当然ポケットの中、場合によってはカバンの中に入れているかもしれません。
外出中に大切な電話を待っているような状況って意外と面倒ですよね?
電話が鳴ったらすぐに出たいのに、周りが騒がしくて着信に気づけないなんてこともあります。バイブ着信にしてポケットに入れておいても気付かないことも結構あります。
「外出中に着信を確実に受けたい」という時に『雰囲気メガネ』は重宝される存在となりそうです。
どうしても「突然光るのがイヤ!」という場合には音で知らせる設定も出来ます。音で知らせる機能は周囲には聞こえないくらいの音量なので、突然鳴ってビックリすることはありません。
例えば机の上のスマートフォンが突然鳴ってビックリすることはよくありますが、『雰囲気メガネ』の着信音はそれよりもかなり穏やかです。
『雰囲気メガネ』はウェアラブルとしては控えめな機能ですが、「ちょっと便利なメガネフレーム」と考えると面白い製品です。眼鏡ブランドのパリミキが開発のため、デザインもそれなりに凝っています。
『雰囲気メガネ』のような、生活をちょっと便利にする電子機器は今後も増えていくかもしれません。