スマートウォッチといえば時計部分が本体で、タッチでメニューを操作できるスタイルが定番ですね。
以前から機能的には興味があっても、「デザインがあまり趣味に合わず手を出せずにいる」という人は意外と多いのではないでしょうか。

参照元: apple
SONYが提供する『wena wrist』は、スマートウォッチの機能がベルトに集約された新しいカタチの商品です。
時計本体は自分の好きなものに付け替えることができるので、いつもの時計のままでスマートウォッチとして機能するというユニークな使い方ができます。
ベルトが主役って斬新
これまでにない発想で腕時計をスマート化できる『wena wrist』。
スマートウォッチはずっと気になってはいましたが、「愛用している時計があるのに継続して使うかもわからない時計に数万円は出せないなー」と考えていました。
『wena wrist』は現在お使いの愛着ある腕時計もそのまま使用できますし、気になっている時計に新しい機能をプラスできるって素敵ですよね。
メインとなるベルト部分には「電子マネー機能」から「ライフログの記録」以外に、白、赤、青、緑、紫、黄、水色の「合計7色のLED」とバイブレーションによる「スマートフォンの通知機能」が備わっています。
内臓のリチウムイオン電池はクリップ式の専用充電器で充電することができ、約1,5時間のフル充電で普通に使う分には約1週間利用できます。
メタルバンドだけでなくレザーバンドもあります
機能は少なくなりますが、『wena wrist』にはレザーバンドの設定もあります。
筆者のように「クラシックでシンプルなデザインが好み」という人には、こちらのほうがいいかもしれませんね。
メタルバンドでもおかしくないのでしょうが、「やはりレザーバンドのほうがしっくりくるなー」という人におすすめです。
レザーバンドの機能は“楽天Edy”決済のみです。
したがってメタルバンドが¥29,880~(+税)なのに対し、レザーバンドは¥8,380~(+税)ととてもリーズナブルな設定ですね。
搭載されている”FeliCaモジュール”の防水性能は”IPX7″相当ではありますが、レザー自体は防水ではないので通常の時計同様取り扱いには注意が必要です。
エンドピースを付け替えて3種類のラグ幅に対応
初期設定はベルトの幅に合わせた22mmになっていますが、別売りのエンドピースにかえることで18mm、20mmのラグ幅にも取り付け可能です。
エンドピースの価格はシルバーで各¥3,000(+税)、ブラックモデルで各¥3,200(+税)となっています。
エンドピース以外にも調整コマの大と小で単品販売(¥1,980)があるので、微妙な長さ調整ができるのは嬉しいですね。
たまにラグ幅が19mmや21mmのヘッドがありますが、この場合は1mm小さめの18mmか20mmをつけて対応することになります。多少のカタつきはあるかもしれませんが、1mmの誤差なのでそこまで気になることはないでしょう。
やはり魅力は付け替えできること
販売当初は「ベルトのみの販売では理解されないのでは」ということでヘッド(文字盤の部分)とセットで販売されていましたが、スマートフォンの認識が広まった現在ではベルトのみの販売も開始しています。
筆者は「ベルトが本体」としてもっとアピールができたのではないかと思ってしまいますが、実際のところどうだったのでしょうか。
『wena wrist』の最大の魅力はやはり付け替えできることであり、それがたとえ1世紀前の手巻き時計だろうとバンドの付け替えさえできる仕様ならスマートウォッチにできてしまうことです。
「電子マネーが使える」というだけでも大きなメリットで、いちいちスマートフォンを取り出したりといった手間が省けます。
バイブレーション機能も日常生活ではとても有効なので、「愛用品のスマート化」が気になった方はぜひ手にとってみてください。
参照元: SONY