スマホにタブレット、カメラにゲーム機にワイヤレスイヤホンと、多くのデバイスを持ち歩くモバイラーにとってなくてはならないアイテムといえばモバイルバッテリーです。
最近では防災用アイテムとしても注目を集めており、フラッシュライトやソーラーチャージャーを搭載した多機能なモデルも登場しています。
今回は、そんな進化し続けるモバイルバッテリーに注目し、Hacktsu編集部が容量や機能などを徹底調査!
本当におすすめのモバイルバッテリーを20製品ご紹介しますので、買い替えや新規購入を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
今や必須アイテムのモバイルバッテリー
ほんの数年前まで、モバイルバッテリーといえばスマホと同サイズか少し小さいくらいで、容量は3,000~5,000mAhというのが主流でした。
ポケモンGOのリリースで需要が増加すると、容量の増加と本体の小型化が急速に進み、今ではスマホと同じサイズなら10,000mAh以上が多数と倍以上の容量を持ち歩くことができます。
スマホだけでなくタブレットやカメラなどポータブルデバイスの充電に欠かせないので、人によっては2個3個と所有しているケースも少なくありません。
電源確保が難しい災害時にも活躍することから、防災バッグの中に入れる家庭も増えて来ました。今後もモバイルバッテリーは、時代とデバイスに合わせて進化を続けるでしょう。
モバイルバッテリーとポータブル電源の違い
ガジェット系のライターをしていると言うと、「モバイルバッテリーとポータブル電源の違いって何?」ってよく聞かれます。
疑問に思っている方が多いようですが、これは大まかに“コンセント差込口があるかどうか”で分けられているようです。
コンセント対応であればポータブル電源、USBポートのみであればモバイルバッテリーという分け方なので、なかなかわかりやすいですよね。
ちなみにコンセント対応でもモバイルバッテリーとして販売されている(その逆も)ケースがありますが、どう呼ぶかは販売者の自由ですので、名前ではなく自分のニーズに合った物を選びましょう。
持ち歩きに最適なモバイルバッテリーを選ぼう!
その名の通り持ち歩くことを前提としていますので、本体はできるだけ小さく、そして必要な機能がしっかり搭載されていることが大切です。
購入前に容量はどれくらい必要なのか、どんな形で持ち歩くのか、どんなシーンで使うのかなどしっかりシミュレーションすることで、ミスチョイスをなくすことができます。
大きさや重さをチェック
大きさだけで選んでしまうと「見た目に反して重たい・・・」なんてことになりかねません。
小さくても重たければ持ち歩くのは苦痛ですから、本体サイズと同じくらい重さも重要視することをおすすめします。
容量をチェック
一般的にスマートフォンのフル充電1回分は4,000mAhあれば十分ですので、充電時間などを考えると5,000mAh前後がデイリーユースには最適と言えるでしょう。
キャンプなどのアウトドアで使うなら念の為に10,000mAh前後、防災用なら20,000mAh以上のものがおすすめです。
付加機能をチェック
デイリーユースならモバイルバッテリー機能だけでもいいですが、荷物が限られるアウトドアや防災用であれば付加機能を搭載している方が良さそうです。
主な付加機能としてはワイヤレス充電対応、フラッシュライト搭載、ケーブル内蔵、ソーラーチャージャー搭載が挙げられます。
中にはラジオ機能を搭載しているものなどもあるので、付加機能は利用シーンをよく想定して必要かどうか判断しましょう。
おすすめのモバイルバッテリー20選
ここからは、おすすめのモバイルバッテリーをカテゴリ別でご紹介していきます。
大容量モバイルバッテリー5選
大は小を兼ねるということで、とりあえず容量が大きいモデルを探している方におすすめです。
Zendure/A8QC 26800mAh

Zendure/A8QC 26800mAh ¥4,999
QC3.0対応で従来のモバイルバッテリーと比べ、約4倍のスピードで急速充電が可能になります。
本体の厚みがちょっと気になりますが、このサイズで4台同時充電ができるのはなかなか嬉しいところ。ちなみに最大出力は3.1Aです。
Feob/モバイルバッテリー 26800mAh

Feob/モバイルバッテリー 26800mAh ¥2,499
容量が多くてリーズナブルなモバイルバッテリーが欲しい、そんな方におすすめなのがこちらのモバイルバッテリーです。
とはいえmAh≒円ですので、PSE認証取得済みとはいえ耐久性が気になるところ。USBポート×2のシンプル仕様ですので、デイリーユースにちょうど良さそうです。
DeliToo/モバイルバッテリー 26800mAh

DeliToo/モバイルバッテリー 26800mAh ¥2,525
スマートフォンより2回りくらい大きめですが、バッテリー残量がひと目でわかるLCDディスプレイを搭載。
入力ポートがLightning・Micro USB・Type-Cと3種類に対応。お使いのケーブル1本でモバイルバッテリー本体の充電が可能ですから、これならバッグの中のケーブルを最小限にできますね。
Totemoi/モバイルバッテリー 25800mAh

Totemoi/モバイルバッテリー 25800mAh ¥2,999
LEDディスプレイ・USB×2・LEDライト搭載とデイリーユースに欲しい機能全部入りといった感じのモバイルバッテリー。
ワイヤレス充電にこそ対応していないものの、スタイリッシュなデザイン&コンパクトなサイズ感で使い勝手はかなり良さそうです。
Poweradd/モバイルバッテリー 20000mAh

Poweradd/モバイルバッテリー 20000mAh ¥2,199
とりあえず20,000mAhあれば良い、大容量でリーズナブルなモバイルバッテリーが欲しいとお考えの方におすすめ。
iPhone純正充電器よりも約20%速い急速充電にも対応していますし、2台同時充電可能と必要最低限の機能性は搭載しています。
LEDライトも搭載しているので、防災用としてバッグの中や車に積んでおいてもいいでしょう。
ソーラー充電対応のモバイルバッテリー5選
アウトドアシーンで活躍必至!ソーラーチャージャー搭載モデルをご紹介します。
RuiPu/ソーラーモバイルバッテリー 24000mAh

RuiPu/ソーラーモバイルバッテリー 24000mAh ¥2,880
USBポート×3(2.0・2.0・1.0A)、LEDフラッシュライト×2、ソーラーパネルを搭載した大容量モバイルバッテリーです。
アウトドアユースを想定していますので、耐衝撃性にも優れているのが魅力。フル充電の状態でiPhoneなら約5回、Androidなら約4回満充電にできます。
Soxono/モバイルバッテリー 26800mAh

Soxono/モバイルバッテリー 26800mAh ¥3,780
見た目からしてアウトドアで頼れるモバイルバッテリーといった感じですが、明るい18灯LEDライトを搭載するなど機能面は申し分ありません。
照明の放熱対策としてヒートシンクまで装備。さらに3台同時充電可能+IPX6の防水性で、パワフルに活躍してくれそうです。
elzle/ソーラーモバイルバッテリー 25000mAh

elzle/ソーラーモバイルバッテリー 25000mAh ¥3,599
最大260ルーメンの高輝度LEDライトに25,000mAhの大容量、さらにソーラーパネルを搭載しても5,000円以下と驚異的な価格設定のモバイルバッテリーです。
Qi規格のワイヤレス充電にも対応していて至れり尽くせりとはまさにこのこと。わかりやすく“SOS”と照射できるSOSライトを搭載しているのも魅力です。
FEELLE/ソーラーチャージャー 20000mAh

FEELLE/ソーラーチャージャー 20000mAh ¥3,999
「ソーラーパネル搭載っていったって、まずは本体を充電しないとどうにもならないんでしょ?」と思っていませんか?
このモバイルバッテリーは折りたたみ式ソーラーパネルを搭載しており、太陽光を使って5W1Aでの充電が可能です。
厚みが3.5cmあるのが唯一のデメリットですが、そこさえ気にならないなら防災用としてもおすすめ。
iposible/モバイルバッテリー ソーラー 26800mAh

iposible/モバイルバッテリー ソーラー 26800mAh ¥2,999
13,400mAhのバッテリーセルを2個内蔵したことにより、太陽+コンセントのダブル充電でスピードが2倍になるというチート機能を搭載したモバイルバッテリーです。
多重保護システムで使用中の安全性もバッチリ。もちろんPSE認証は取得していますし、これさえあればいつでもどこでもどんなときでもバッテリー不足に悩まされることはないでしょう。
ケーブル一体型モバイルバッテリー5選
「モバイルバッテリーはあるのにケーブルがない!充電できない!」なんて自体を避けるために、念には念をということでケーブル内蔵タイプはいかがでしょうか。
TSUNEO/3ケーブル内蔵モバイルバッテリー 10000mAh

TSUNEO/3ケーブル内蔵モバイルバッテリー 10000mAh ¥2,380
楽天モバイルの頑張りによりiPhoneとAndroidの2台持ちや、iPhoneからAndroidへ移行する方が増えそうな気配ですが、メーカーはおろかデバイスの垣根を超えて使えるモバイルバッテリーがこちら。
短いですがMicro USB・Type-C・Lightningといった3種類のケーブルを内蔵。もちろん3台同時充電が可能ですから、仕事用とプライベート用でスマホを使い分けている方にもおすすめです。
TSUNEO/ケーブル内蔵モバイルバッテリー 10000mAh

TSUNEO/ケーブル内蔵モバイルバッテリー 10000mAh ¥2,250
容量5,000~10,000mAhのモバイルバッテリーが一番使いやすいといいますが、さすがに5,000mAhでは不安を感じるケースも少なくないでしょう。
10,000mAh+ケーブル内蔵の安心感ときたらとんでもないですが、ケーブル内蔵のせいでUSBポートが側面に来ているのはご愛嬌。デザイン性は高いですよ。
SURIA/モバイルバッテリー 26800mAh&ケーブル内蔵

SURIA/モバイルバッテリー 26800mAh&ケーブル内蔵 ¥3,380
大容量で3種類のケーブルを内蔵、そして2.0A急速充電に対応した便利モデルですが、この手のバッテリーはなぜかMicro USBが短いです。
AndroidがType-C主流になりつつあるので、その影響が大きいのかもしれません。古いAndroidデバイスをお使いの方は、勢い余って充電ポートを破損しないように気をつけましょう。
SanDony/2ケーブル内蔵モバイルバッテリー 12000mAh

SanDony/2ケーブル内蔵モバイルバッテリー 12000mAh ¥2,580
Micro USBとLightningケーブルを内蔵、さらに2.4A出力対応のUSBポートを2口搭載したモバイルバッテリーです。
最大の特徴として4個のバッテリーインジケーターLEDだけでなく、ポートがある側の側面まで光ります。
どことなくゲーミングっぽいデザインですが、やはりケーブルが短いので充電中の“うっかり”に気をつけましょう。
DeliToo/ソーラーモバイルバッテリー 30000mAh

DeliToo/ソーラーモバイルバッテリー 30000mAh ¥3,040
今回ご紹介する中では最大容量となる30,000mAhを誇ります。それていてソーラーパネル搭載ですから、なんとも言えない無敵感がありますよね。
ソーラー充電中はインジケーターランプが緑色に点灯するというわかりやすさも◎。3種類のケーブルに2個のLEDライトも搭載しているので、アウトドアのお供にもよさそうです。
Ankerのモバイルバッテリー4選
「モバイルバッテリーといえばAnkerでしょ」と思ったそこのあなたは、Amazonヘビーユーザーではないでしょうか。
今回は特別にAnkerだけをピックアップして、おすすめモデルをご紹介します。
Anker/PowerCore 10000mAh

Anker/PowerCore 10000mAh ¥2,799
使いやすいサイズ感に十分な容量、そしてスタイリッシュなデザインとくれば人気があるのも頷けます。
Amzonのレビュー件数は驚異の15,000件超え。圧倒的です。
クレジットカードサイズ&180gのコンパクト&軽量設計ですから、ファーストモバイルバッテリーにもいいでしょう。
Anker/PowerCore Fusion 5000mAh

Anker/PowerCore Fusion 5000mAh ¥2,899
実はモバイルバッテリーヘビーユーザーの多くが5,000mAhを選ぶことをご存知ですか?どうしてかというと、充電時間が短いので手返しがいいというわけです。
その手返しの良さに加えてコンセントプラグ搭載と使いやすさは最上級。
旅行や出張によく行く方をはじめ、自宅やオフィス以外の場所で作業することが多いノマドワーカーにもおすすめのモバイルバッテリーです。
Anker/PowerCore Essential 20000mAh

Anker/PowerCore Essential 20000mAh ¥3,999
十分すぎる20,000mAhの容量+Anker製の安心感により、Amazonのレビュー件数は1,800件を超えています。
2台同時充電が可能で、合計最大出力15Wとなかなかにパワフル。
iPadユーザーにとっては少々物足りないですが、スマホでしか使わないのであれば十分でしょう。
Anker/PowerCore+ mini 3350mAh

Anker/PowerCore+ mini 3350mAh ¥1,799
今やモバイルバッテリーは2個以上持つ時代。とはいえ2個とも標準サイズではあまりに邪魔というか意味がわかりませんので、いざというときの予備用にスティック形状はいかがでしょうか。
こんなに小さくても独自技術のPowerIQをしっかり搭載。シェル素材にアルミニウムが使われているため高級感がありますし、これで2,000円以下なら“買いの一択”ですよね。
高機能なモバイルバッテリー
ここでご紹介するのは、クラウドファンディングサイトCAMPFIREで大注目を集めた高機能モバイルバッテリーです。
PocketBattery by Campfire
モバイルバッテリーは容量が大きかったり小さかったり、いくつあっても困りませんが、だからといってシーンや用途に応じて買っていてはお金がいくらあっても足りません。
『PocketBattery』なら必要な分を必要なだけ持ち歩ける超小型設計。しかも充電ステーションが標準装備なので、置き場所に困らないといった隠れたメリットもあります。
バッテリー1個の容量は1,200mAhと小さいですが、×5なら6,000mAhとデイリーユースには十分ですよね。
ちなみに充電ステーションもといベースバッテリーは8,000mAhですから、合計すると14,000mAhとしっかり大容量。
スマートフォンにはあらかじめマグネットアダプタを挿しておくことで、バッテリーとの接続は近づけるだけでOK。都度抜き差しをしないので、充電ポートを傷めないのも魅力です。
『PocketBattery』のプロジェクトは目標金額の500%超を達成して大成功を納めました。
今後、もしかしたら一般販売があるかもしれませんので、気になった方はプロジェクトの活動報告やAmazonなどのECサイトを小まめにチェックすることをおすすめします。
参照元:https://camp-fire.jp/projects/view/301856?list=technology_populer
使い方のコツを押さえて長く使おう!
知らない方が多いようですので、最後まで読んでいただいた皆様には役に立つモバイルバッテリーの豆知識を1つ。
バッテリーというのは基本的に“充電可能回数”が決まっており、この回数を超えると寿命となり著しく劣化していきます。
長く愛用したスマートフォンのバッテリーがあっという間になくなるのと同じですね。
つまりは小まめに充電するのではなくギリギリまで使って充電する、これを徹底することでお気に入りのモバイルバッテリーを少しでも長く使うことができるでしょう。
消耗品だからといってサクサク買い換えるのは、昨今においてナンセンス。
モバイルバッテリー1つといえども正しく大切に使って、エコなライフスタイルを作っていきましょう。
※掲載価格は2020年8月8日時点のものです。