『Chromecast』はインターネット検索サイトでお馴染みの”Google”が開発した家庭用テレビに取り付ける”メディアストリーミングデバイス”です。
『Chromecast』を使えばワイヤレスでスマホの画面を家庭用テレビに出力することが出来ます。
価格は家電量販店や通販サイトなどで4,000~5,000円くらいで販売しています。
スマホをもっと大画面で見たい
スマートフォンはとても便利な存在ですが、あくまで携帯電話です。
そのため「片手で持ててポケットにも収まるサイズであること」が大前提となります。
しかしその反面、スマホで動画を見たりゲームをしたりという用途も多くなっています。
ゲームや動画閲覧は画面が大きいに越したことはないですよね。
つまり、スマホは「コンパクトさ」と「大画面」という、相反する需要の板挟みという問題を抱えています。
その問題を解決する解答の一つが”タブレットPC”です。
”iPad”に代表されるタブレットPCなら「通話」以外の機能は概ね備えているため、スマホのアプリを大画面で快適に使うことが可能です。
『Chromecast』もこのようなスマホの大画面ニーズを鑑みて考案された経緯があります。
ちなみにスマホの人気機種”iPhone”も新しいモデルの画面は大きくなる傾向にあります。複数の画面サイズのモデルをリリースした場合も大画面モデルが人気の傾向にあるようです。
やはり「より大きな画面で見たい」という需要は、スマホの進化とともに高まっているのでしょう。
『Chromecast』の設定はどうやるの?
スマホの画面の小ささに不満がある場合、「タブレットPCを買う」という方法もありますが、決して安価なものでありません。
しかし『Chromecast』を使えばタブレットPCよりも安価で、さらに大きな家庭用テレビにスマホ画面を出力することが出来ます!
しかも設定方法は『Chromecast』をテレビのHDMI端子に差し込むだけで、スマホを物理的に接続する必要はありません。この気軽なワイヤレス仕様も『Chromecast』の大きな魅力です。
一つ注意したいのは、『Chromecast』を使うにはWi-Fi環境が必須であることです。
つまり自宅にインターネット環境が必要になります。
テレビのHDMI端子に『Chromecast』を接続し、あとはスマホに専用アプリをダウンロードすれば準備は完了です。
スマホがちょうどテレビのリモコンのような感覚で使えるようになります。
HDMI端子に『Chromecast』を差し込むとテレビ側がそれを認識し、テレビ側の入力切替で『Chromecast』の画面を選ぶことが出来ます。
ミラーリング機能でゲームアプリを大画面で楽しむ
『Chromecast』はリモコンの役割を果たす専用アプリを使い、そのアプリ画面をテレビに出力する、といった感じです。
専用アプリには”YouTube”や”Google Playムービー”などの動画閲覧のアプリが豊富です。
もちろんスマホに保存されている動画や写真も出力可能です。
スマホの画面をそのまま出力する方法もあります。
これは”ミラーリング”と呼ばれるシステムで、「特定の端末の画面を別の端末の画面に出力すること」全般を指します。
『Chromecast』設定メニューの「画面や音声をキャスト」を選択すれば現在のスマホ画面をテレビに出力することが出来ます。
テレビによっては縦横比が合わないことがあり、その場合は警告が出ますが、縦横比を無視して出力することも可能です。
この機能を使えばスマホに映るあらゆる画面をテレビに出力することが可能です。
例えばゲームアプリや、インターネットブラウザをテレビに大画面に出力、ということも可能になります。

出典: Venture Beat
以上のように『Chromecast』は主に、「専用アプリをテレビに出力して使う方法」と「スマホの画面をミラーリングする方法」の2種類があります。
あなたもテレビ画面で大迫力の動画やゲームアプリを楽しみませんか?