皆さんは子供の頃の自由研究って何をしましたか?私は全部詳しくは覚えてはいないんですが、うっすらと覚えている自由研究が2つあるんです。
一つは交差点の調査。交差点の前に張り込んで、その交差点の横断歩道と歩道橋を一日で使用する人の数を数えました。なんで目の前に横断歩道があるのに、歩道橋を使うんですか?という質問を歩道橋を通ってきた人にはもれなくインタビューしました。すると大抵みなさんこう言ってました。「えっ、なんとなくこっちのほうが早そうだと思って・・・」そりゃそうですよね。(白目)
とまあ、それはどうでもいいんですけど、もう一つうっすら覚えている自由研究が植物の細胞の観測だったんです。顕微鏡で見て、それを描写した絵と共に自分の感想を書いてました。思い起こせば、あんな風に身近なものを観察する経験、あれ以来してないはずです。
ありのまま、現実に現れた物事を処理するように眺めるばかり。大人になるって、こんなにも悲しいものなんでしょうか。
しかしそんな童心を取り戻せるかもしれない、スマホで手軽にミクロな世界を観察できるデバイスが登場したんです!今回はその紹介をさせてください。
さあ行こうおとぎの世界へ!ミクロワールドの大航海。
この製品はSMO社初となるブランド商品で、そのレンズの幅は2mm以下と極めて細い。クラウドファンディングサイト”Kickstarter“と”INDIEGOGO“で2016年にその存在を発表して以来、現在まで既に10,000以上のキットを世界各地に届けています。レンズはほぼどのようなタイプのスマートフォンやタブレットでも使用出来ます。
ユーザーはいつでもどこでも顕微鏡を持ち運べるのです。その持ち運びに優れた顕微鏡で、昆虫や花、あらゆるものの細部を写真や動画で収めることが出来ます。
それはつまり、そのようなミクロな世界を自分だけが眺めるのではなくSNS等でシェアする事が可能だということ。
普段見られない活き活きとした昆虫の世界を昆虫の目線で動画に収めたり、例えば目のような人体のパーツでアーティスティックな動画を撮ったり。(嫌いな人はトコトン嫌いな映像でしょうが)
販売されているキットには3つの高性能レンズに、スライドガラス、そして組み立て式のスマホ立てが含まれており、このキットによって本当に手軽な自分だけの顕微鏡として十分な役割を果たしてくれそうです。そして気になる値段は以下の通り。
- Blips Macro Kit – Metal Series $25(約2,800円)
- Blips Ultra Lab Kit $59(約6,600円)
- Blips Bundle – Macro AND Ultra Lab Kits $84(約9,500円)
どのキットを購入しようとお値段10,000円以下なのは嬉しいですね。また、商品はイタリアの本社からスイスの郵便事業会社スイスポストの国際郵便サービスによって世界のどこへでも送ることが可能だという。
これなら日本の我々でも問題なく購入できそうです。
さあ、生きているこの世界をもっと知ろう
もしあなたが生物学や植物学、昆虫学を研究している人だったり、あるいは人と一風変わったスタイルのインスタグラマーだったり、はたまた普通に何か新しい新奇なものを探している人であれば、このアイテムは多くの利益をもたらすはずです。肉眼のその先へ。見えないものを、見に行きましょう!