ビジネスシーンにおいて文書のやりとりというのは結構な頻度でありますよね。
契約書などはその最たるものですが、もっと砕けた所ではパーティーの招待状や年賀状などもそのうちの一つです。
最近では年賀状などはパソコンでデザインを決めてプリンタで印刷することが増えてきましたが、やはり手書きの年賀状に勝るものはありませんよね。
手書きで書きたい気持ちはあれど、字があまり上手くなくてできれば書きたくないという人も中にはいるはず。
そんな人は『KAKIEMON』というサービスを利用してみるのもひとつの手かもしれません。
あなたに代わってロボットが本当に「手書き」してくれるので、ボールペンや万年筆など筆記用具によっては本当に人間が書いてるように見えるようです。
代わりに清書してくれるロボット『KAKIEMON』
『KAKIEMON』は万年筆やボールペン、マジックペンなどを持たせることであたかも人間が書いたかのように字を書いてくれるロボットです。
これまでありそうでなかったロボットで、紹介動画を見ても字が綺麗な人が書いたようにしか見えない仕上がりです。
文章は事前にパソコンで登録しておく必要がありますが、あとは『KAKIEMON』が自動で書き上げてくれるのでやることは何もありません。
このロボットのすごいところは「書き順」にこだわっており、これにより一層人間味のある仕上がりになっているようです。
また筆記用具に合わせて角度の調整もできるので、より自分好みの最適な角度を見つけるといいかもしれません。
掛けるのは楷書のみ
『KAKIEMON』は今のところ楷書体のみに対応しており、行書や草書などには対応できていません。
ベースとなるフォントがありますのでどうしてもカチッとした印象になってしまいますが、インクのにおいやボールペンの滲みなどでカバーできるでしょう。
それでもカチッとしすぎてるのが気になる人は、スキャンした文字を書かせることもできるので試してみるといいかもしれません。
ただしスキャンした文字に関しては書き順が違ってしまいますが割と忠実に再現してくれるようです。
考え方としてはコピーと手書きの間ですが、あたかも自分で書いたように思わせることが出来るので送り先が多くて毎年困ってるという人などはいいかもしれません。
ただし雰囲気こそ似ていてもやはり手書きとはやや異なりますので、本当に大切な相手などには自分の手で書くようにしましょう。
データは消せても書いたものは消せない
コミュニケーションの手段が進化した現代において、手書きのメッセージというのは最も信頼性の高いものの一つです。
これはたとえメモひとつであっても同様で、パソコンで出力された指示書よりもササッと指示が書かれたメモの方が信用できるのではないでしょうか?
これが信頼している上司や同僚のメモなら尚更で、こう考えると伝達手段としては手書きに勝るものは無いように思えます。
このことを踏まえてもやはり大切な取引先やお世話になった人などには手書きの文書が有効ですが、冒頭に書いた通り字が下手でどうしようもないという人はそれでも書きたくないものですよね。
下手でも自分で書くべきか、ロボットに上手に書いてもらうべきか、このあたりは考え方によって賛否両論ありそうですが、もしも時間があるなら通信講座などでペン習字を習ってみるのもいいかもしれません。
自社オペレーション型とアウトソースサービス型を展開予定
『KAKIEMON』を利用するためには今のところ前者の自社オペレーション型のみとなっています。
これにはなかなかの費用が必要となりますので、個人で使う人やそこまでの枚数を書かないという人にはあまり現実的ではありません。
後者のアウトソースサービス型は現在準備中ということですので、利用したい人はこちらのサービスが始まるのを待ってみてはいかがでしょうか。
参照元: KAKIEMON