だいぶ昔から、自動運転車の研究は進められてきました。
現在、国内外の様々な自動車メーカーが実験を行っており、自動運転車が世に出るのは近いとも言われています。
法整備などの現実的な問題もあるので、自動運転車が一般的になるのはまだまだ先だと思われるものの、それでもロマンがある分野と言ってもよいでしょう。
人間は疲労などから事故を起こすケースも珍しくはありませんが、自動運転車ならそのようなリスクは減らせます。
もちろん、自動運転車ならではの弱点が出て来るのは当然のことですが、それでも事故の減少には期待が持てるはずです。
もし自動運転車が実用化されるのなら、まず注目したいのがタクシーがどのように変化するかです。
タクシードライバーからすればたまったものではないかもしれませんが、自動運転タクシーが世に出れば注目を集めるのは間違いありません。
2016年には世界初の自動運転タクシーの試験運行がシンガポールで始まっており、いずれは日本でも実験が始まるものと思われます。
日本政府も前向きに取り組んでいる自動運転タクシーですが、これは地方からも期待されている分野です。
日本の高齢化社会と呼ばれるようになって久しいですが、お年寄りと自動車の問題が課題の1つとして挙げられます。
お年寄りによる自動車の事故が増える一方、地方では自動車なしでは生活できないというのも実情です。
そういう意味では、公共交通機関が発達している都心部よりも、自動車がないと生活できないような地方こそ、自動運転タクシーが求められていると言っても過言ではありません。
一方、自動運転車が普及すれば人間が不要になる職業が出てくると目されていて、先に挙げたようなタクシードライバー、それに長距離ドライバーはAIに取って代わられる危険性が高い職業です。
自動運転車が普及すれば宅配便も自動化される可能性が高く、その影響でコンビニなどの小売店の減少も予想されており、よくも悪くも様々な影響が出るのは間違いありません。
参照元: clicccar