スマホが普及しはじめたのが2010年頃、今ではもう当たり前というか生活になくてはならないアイテムになりました。
今年は2018年ですが、2010年からこの8年の間にテレビよりもYoutubeや定額動画配信サービスを観る層も増えてきたり、ゲームもVRゴーグルを被って遊んだりとさまざまな技術革新が訪れました。
今度は映像表現の革新がわたし達の手元に訪れるかもしれません。
今回紹介するデバイスの名前は『The Looking Glass』
今まで大掛かりな装置がないと実現できなかった本格的なホログラム映像が、ついに手元で楽しめるサイズで開発されました。
3D映像を楽しむのにVRゴーグルは必要なくなる!?
この『The Looking Glass』はライトフィールド、そして容積測定の技術を使用したディスプレイを搭載しており、最大60fpsでフルカラーのホログラフィック3D映像を可能にします。
…ようするに非常になめらかで精細な3D映像をVRゴーグルなしでも、しかも複数人で見たとしても同じように映像を見られるという訳です。
映像の出力は3Dモデルをはじめに、OBJ,FBX,STL,gLFTといったフォーマットにも対応しているようです。
3Dクリエイター向けに開発
『The Looking Glass』は「3Dクリエイターによって、そして3Dクリエイターへ向けて作られた初のホログラフィックディスプレイタイプのデスクトップである」、と開発元が言っている通りあくまで開発用のツールとして作られています。
例えばCGキャラクターのモデリング、商品設計・開発、建築デザイン、3DプリンターなどCGグラフィックを用いるデザインにおいて活用方法は多岐に渡ります。
モニター上で確認するより『The Looking Glass』を通して多角的に、より現実的に見えることで新しい発見やアイデアが生まれるかもしれません。
見え方が変われば、出来ることも変わる
実際問題として、裸眼でホログラムを楽しめる技術をスマホや携帯ゲーム機のサイズに落とし込めるのは何年も先になると思います。
もし実現したら取引先に開発中の商品サンプルを3Dモデルで見せることが出来ますし、おもちゃのカードを盤面に置けばモンスターが実際に飛び出したり色々出来るようになりますね。
また、入力デバイスがあれば『The Looking Glass』上で3Dモデルに触れるようなことにも対応していますので想像が膨らみますね。
会えるVTuber、なんてことも実現出来そう
昨今大流行のVTuberの方々も続々と新しい人たちが登場してその数はもう把握できないのですが、”会えるVTuber”というのも『The Looking Glass』で実現できそうですね。
今までバーチャルアイドル的な存在が現実でライブをする、なんて話はありましたがそれはあくまで2Dの平面上のおはなし。
3Dで表現できるホログラムであれば、より現実的に会っている感じがするのではないでしょうか。
ご紹介してきた『The Looking Glass』はStandardとLargeの2サイズで展開中。
新しい映像革新が手に入るようになった今、いち早く手に入れて未来を体験してみてはいかがでしょうか。