そこのおしゃれなあなたならこの気持ちを分かってくれるはずだ。
「あっこの色良いな。この色の洋服欲しいわ。」という瞬間があることを。
もっとも、筆者ほどのファッションセンスを持ち合わせた人も珍しいはずである。
なので、小物や家具などのインテリアで例えた方が共感を得るかもしれない。
新しい部屋に引っ越しをした時に、部屋の色などを統一したいような人もいるのではないか。
今回はそんな人々を救ってくれるデバイスの紹介である。
おしゃれテクノロジー系アイテム、カラースキャニングデバイス『Color Muse』
『color muse(カラーミューズ)』は、カラースキャニングとカラーマッチング機能により、日常で自分が好きなカラーだと思ったものと同じカラーのアイテムをアプリ上で探し出せちゃうデバイス。
使い方は超シンプル。ペイント、織物、アクセサリー、カーペット、タイル、ラミネート衣服などをスキャンしてマッチする色を見つけるだけ。
まずはアプリをスマホにダウンロード。
スキャンニングをするデバイスのwake(ウェイク)ボタンを押してからbluetooth経由でiOSやAndroidのスマホと接続をし、気に入ったカラーのものをスキャンすればすぐに色が特定され、同様カラーのアイテムが検索結果として表示される。
また、カラーやそのカラーの写真は保存して自分だけの絵の具パレットを作る事が可能だし、SNSでシェアしたりAdobeに転送する事もできちゃうようだ。
そしてこのデバイスのカラーの特定力は人間の目などよりも素晴らしく、普通のカメラなどよりはずっと性能が高い。
画像の解像度は使用するデバイスによって異なり、スキャンされたカラー結果が実際に画面で見るものと少し異なる風に見えても、このカラースキャンのテクノロジーは非常に正確なのでデバイスの解像度や自分の目を信用するよりもこの製品の方を信用した方が無難なようである。
測れる範囲は大体直径4mm。バッテリーは約3ヶ月連続使用が可能で、それは5000回程度のスキャンに相当する長さなようである。
バッテリーの残量はアプリで確認する事ができ、またバッテリーチャージはUSB接続で行われる。
値段は$59(現在レート約6,500円)と非常にリーズナブル。
なおカスタマイズが可能なタイプもあり、そちらの値段は倍以上の$200(約22,000円)。
カスタマイズタイプでは自分の会社のロゴなどを使ったカスタムラベルが使用できるようである。
集え、色にこだわるオシャレさん
筆者はこれまでの人生の中で、あの昆虫なんて名前なんだろう、とか、あの植物ってなんていう種類なんだろう、と考え続けて生きてきたタイプの人間である。
なんとなく自分を取り巻く世界の情報が気になってしまう質なのだ。
しかし常に辞書を持っているわけでもないから、ヤマ勘で特徴などを書きながらネットで検索したりしてきた。
ところが最近ではそのようなものを写メールで撮って種類を見つけられるようなアプリが出てきたりしている。
便利な世の中になったもんじゃ、とつくづくそんなことを思わされる。
今回紹介したのはそのカラーバージョンである。
空間やファッションのコーディネートなどの参考を考える時、このデバイスを使えば時間が鬼のように短縮出来るのである(鬼はもう絶対死語)