「旅行先でも釣りがしたい!」
そんな釣り好きの願いを叶えてくれる夢のような釣り竿セットが、現在クラウドファンディングサイトMakuakeでプロジェクトを公開中です。
カバンやスーツケースに忍ばせて、海や川を見つけたらすぐに組み立てて糸を垂らせる『Compact Fishing System』。
今回はこちらのサンプルをいち早く入手したので、実際に漁港に行って釣りをしてきました!
オフシーズンのデイゲームということもあり、残念ながら釣果はついてきませんでしたが、多くの方が抱いている「これで本当に釣りが出来るの?」という疑問はスッキリ解消することができるはずです。
ポケットサイズの釣り竿セット
『Compact Fishing System』は最小サイズ約25cm、重量わずか220gと軽量小型の組み立て式釣り竿セットです。
木や草が邪魔でロッドを触れない、荷物になるから持っていけないなど、今まで諦めていた状況でも大丈夫。
ワンステップで組み立てできて、市販のリールならほぼ全てが装着できますから、いつでもどこでも思い立ったら大好きな釣りが楽しめます。
肝心のキャスティング性能はというと、バネの力を利用した特殊構造により約2mのロッドと同等です。大遠投はできなくとも、ちょい投げくらいであれば問題ありません。
釣り好きな方へのギフトにもおすすめな『Compact Fishing System』は、3月6日までプロジェクトを公開中。
現在はロッド単品のCast Packが28,050円(税込)から入手可能となっており、リターンの発送は5月頃を予定しているとのことです。
参照元:makuake.com
カッコ良すぎるぜ『Compact Fishing System』
『Compact Fishing System』を初めて知った時、「バッグに収まる釣り竿セットなんて最高じゃないか!」と思わず立ち上がった筆者。
「すぐにでもGETしたいけどなかなか高いな・・・どうするか・・・」と悩んでいると、サンプルを貸し出してくれると言うではありませんか!

▲こちらが届いた『Compact Fishing System』。

▲中にはロッドのみ入っています。
ウッド×メタルってやばいですよね。個人的に超好きな組み合わせです。
一般的なロッドってカーボンなどの軽くてタフな素材でできてるものが多いので、実物をあらためて見てみるととても新鮮。

▲使い込んだら味が出そう。
ちなみにエンドのネジ穴には落下防止用のストラップを取り付けできます。

▲ラインガイドの役割もするバネ機構。
このバネのおかげでキャスティングが可能ということですが、はたして性能やいかに。

▲トップガイドはかなり大きめ!
滑らかに加工されているとはいえ、ガイドリング(内側の黒いやつ)がないので主流のPEラインでは摩擦で切れてしまうかもしれませんね。
ナイロンやフロロカーボンのラインであれば問題なさそうです。

▲小さくてカッコいい!
釣り竿というよりは魔法使いの杖みたいな印象を受けます。
少し銃っぽいところも個人的には好きです。

▲30cm物差しを置いてみました。
どうでしょう、小ささがよくわかるのではないでしょうか?

▲持ってみると釣り竿っぽさがぐっと増します!
ちなみにトップガイドがブレているのは、バネのせいでビヨンビヨンしているからです。
ウッドグリップの握り心地ですが、「高級感があって非常によろしい(喜)」です。
MEGA PACK COMBOが激アツ
今回お借りしたサンプルは、ロッドだけではありません。
クラウドファンディングのプラン名で言えば『MEGA PACK COMBO』となっており、スプリングホール6種類とリールも同梱されていました。

▲ロッド本体(CAST PACK)に加えて、これだけのものが付属します。

▲狙う魚の大きさによって細かな使い分けができるのだとか。
バネの巻数やガイドまでの長さが変わります。ちなみに最大10kgの重さの魚も釣れるのだとか。

▲ウッドグリップは標準のものとは違ってストレート形状です。

▲今回はルアーも1個ついてきました。
糸を巻くと中央の金属がクルクル回って、キラキラと光りを反射して魚の注意を引くというもののようです。

▲そしてこちらが『COMBO』の部分のベイトリールです。
『SLT200』というリールですが、めちゃくちゃカッコいいですよね。
市販のベイトリールよりも作りが重厚というか、実際に持ってみた感じも重たいです。

▲ハンドルは右用と左用をそれぞれラインナップしています。

▲今回届いたのは左ハンドルでした。
ちなみに「リールのハンドルは左右どっちがいいの?」とよく聞かれますが、これは完全に好みです。
利き手にもよりますが、筆者の場合は右利きでも左ハンドルを使用しています。なぜならキャストしたあとわざわざ持ち替えなくていいから。
慣れてしまえば不自由を感じることはありません。

▲ロッドに装着してみました。

▲一体感が半端じゃないですね!
ベイトリールをつける時はスプリングホールを上向きに、スピニングリールをつける時は下向きにセットしましょう。
こんな釣具使ってたら、人が多い釣り場ならきっと注目の的ですね。
いざ、漁港へ
せっかくの釣具ですから、屋内で眺めているだけではもったいない!ということで、近所の漁港へ行ってきました。
使用するリールは普段ライトゲームに使っているものです。

▲左がDAIWA LEGALIS LT2000S、右がSHIMANO ALIVIO C3000です。
ちなみにラインは左のリールがPE0.4号、右のリールがPE1.2号となっています。

▲細いラインの方が当然切れやすいので、今回は太い方に決定!
ちなみにこちらのリールはSHIMANOの中でも断トツでリーズナブルなリールで、「ちょっと釣りをやってみたいけど道具はどれがいいやら・・・」とお悩みの方にもおすすめ。

▲セット完了!いざ、出撃。
ロッドが短いので、このままセットした状態でサクサク移動できるのは嬉しいですね。
普段はセパレートタイプのロッドを使っていますが、車に積む時に引っかかったりするので、それがないだけでもかなり快適です。

▲漁港に到着。ルアーは何かと便利なダイ○ージグ18g。
オフシーズン+生憎の天気+デイゲームということでコンディションは最悪ですが、時間は有限です。いざゆかん。

▲キャスティング開始!
ちょっとコツが要りますが、ちゃんとキャスティングできました。距離でいえば20~30mくらいでしょうか。
海でもライトゲームなら十分な飛距離ですね。
ちなみに釣果の方は冒頭でも記載したとおり、1時間糸を垂らしてみましたが残念ながらボウズでした。
とはいえラインが摩擦で切れることはありませんでしたし、キャスティングも問題なし。感度はあまり良くなさそうですが、驚くほど手軽に釣りができるのは嬉しい限りですね。
話のネタにもなりますので、1セット所有しておくと釣りがますます楽しくなるかも知れません。