スニーカーフリークの皆さんはすでにご存知かと思いますが、今国産スニーカーがものすごい勢いで存在感を放っていますね。
その中でも最前線を行くのがスピングルムーヴという広島県府中市発のシューズブランドで、技術力の高さと高品質なつくりは国内だけにとどまらず世界中から注目されています。
2004年にはパリコレやミラノコレクションにも登場、今では国内の有名セレクトショップでもお馴染みのスニーカーブランドとなりました。
そんなスピングルムーヴの定番といえばSPM-110というモデルですが、その履き心地たるやまさに新境地。
特徴的な巻き上げソールはバルカナイズ製法という手間も時間もかかるやり方が作用されており、履き心地を追求すればこそ手間と時間は惜しまないという職人魂はさすがという他ありません。
そして今回同じく職人魂の塊のような兵庫県の自転車タイヤメーカー「パナレーサー」とクラウドファンディングでコラボしたということで、どんなスニーカーに仕上がっているのか早速ご紹介していきます。
ソールがタイヤデザイン
パナレーサー×スピングルムーヴのコラボ企画ということで、クラウドファンディングサイトMakuakeにて7月からプロジェクトがスタートしました。
ベースとなっているモデルはスピングルムーヴの定番SPM-110で、一足一足手作業で貼りあげる巻き上げソールが特徴的なスニーカーです。
デザインの上でもソールの存在感が大きいだけに、タイヤのトレッドパターンをソールに落とし込むというのはとても大胆な試みではないでしょうか。
採用されたトレッドパターンはグラベルロード(非舗装路)用タイヤとして圧倒的な指示を得ている「GRAVEL KING SK」のものです。
自転車には良くてもスニーカーに履かせるとなると履き心地やグリップ力にはどんな影響がでるのか未知数でしたが結果としては◎。
抜群の履き心地と安定感を実現し、スピングルムーヴ好きでも喜んで履ける仕様に仕上がりました。
素材の一つ一つにまでこだわる
スニーカーのアッパー素材には引き裂き・引っ張り強度の高いカンガルーレザーを使用、丈夫な上に軽いというまさにスニーカーのためのような素材です。
そしてインナーソールには天然ゴムを使うことで高い復元力をもたせてあるので、ちょっと履くだけで足型がついてしまうようなスニーカーとは性能面で一線を画します。
またヒールカップにも一工夫施されていて革靴の設計を応用したホットメルト芯を採用、これにより踵のホールド力を向上させるだけでなく型崩れ防止にも一役買っています。
カラーはアイボリーとダークブルーの二種類、履けば履くほど自分の足のようになる「本物のスニーカー」をぜひ体験してください。
遊び心満載のスニーカー
靴を履くというのは楽しい行為であり、新しい靴を買った日なんて用もないのにフラフラっと出かけたくなりますよね。
スピングルムーヴのスニーカーには性能や履き心地の良さだけでなく、遊び心までしっかり詰め込まれているのが魅力の一つでもあります。
今回のコラボスニーカーにはソールが左右非対称デザイン、そしてスニーカーに縫い付けるタグも右足にはパナレーサーの「P」、左足にはスピングルムーヴのブランドロゴが刻印されるなど遊びがきいています。
さらにフォクシングテープ部分にもさりげなく「Panaracer」というロゴがプリントされ、このスニーカーがコラボであることの証として確かな存在感を放っています。
スピングルムーヴファンからパナレーサーファンまで、コレクションの一つとして持っておきたいスニーカーなのではないでしょうか。
参照元: Makukake