陽が沈むのもだんだんと早くなりはじめ、同時に気温も下がってきて楽しくもはかない季節「秋」に入ってしばらくですね。
一年で春と同じくらい過ごしやすい季節ですが、夏の名残か日中が暑くて夜が寒いなんていう気温差の激しい日もあるので体調管理にはくれぐれも気をつけたいところです。
秋といえば運動に芸術に、読書に食欲にと過ごしやすさのせいかさまざまな「〇〇の秋」がありますが、個人的には一年でもっともオシャレを楽しめる季節でもあると思っています。
芸術の秋という言葉もあってかどんなファッションでも何となくまかり通ってしまう印象がある秋ですが、この季節こそスニーカーと並んで活躍するファッションアイテムがローファーではないでしょうか。
「え、ローファーって春夏でしょ?」と思った方、全然そんなことはなくて実はシーズンレスで着用できるほどローファーは万能な存在です。
ということで、今回は季節関係なく履けるオススメのローファーをピックアップしてご紹介していきます。
Contents
どんなスタイルにも合わせられる万能シューズ
皆さんはローファーと聞くとどんなデザインをイメージしますか?
やはり学生時代を思い出してコインローファーを思い浮かべる人が多いかもしれませんね。
実は一口にローファーといってもいくつか種類があるのをご存知でしょうか。
最も有名なのがペニーローファー(コインローファー)で、日本では中高生が制服に合わせて履くイメージが強いですね。
他にはタッセルローファーやキルトローファー、ビットローファーにコブラヴァンプなどがあります。
脱ぎ履きのしやすさから「怠け者=loafer」なんて名付けられていますが、カジュアルシーンではこれほど合わせやすい靴は他にスニーカーくらいしか無いんじゃないかというくらい万能です。
実はヨーロッパ生まれ
ローファーというとアイビーの影響なのかアメリカのイメージが強いですが、実はヨーロッパ(イギリスかノルウェー)で誕生したとされています。
20世紀初頭から存在していたローファーですが、1930年以降になるとアメリカで拡がって一般大衆の靴として親しまれるようになります。
これが日本に入ってきてアメリカントラッドなファッション(アイビールック)といえばローファーとなるわけですね。
ちなみにローファーは礼服ではNG(当然ですね)、現在ではビジネスとカジュアルの中間的なデザインであることからシーンを選べばオンオフどちらでも着用することができます。
オススメのローファー
G.H.Bass / ローガン

¥17,800
今は亡きマイケル・ジャクソンが愛したローファーで、「キングオブローファー」とも称されるブランドを代表するデザインです。
ローファーの元祖にしてペニーローファーと呼ばれる所以となった歴史を持っており、ローファー好きなら誰もが知っているほど有名ですよね。
学生デザインと侮ることなかれ、履き込むほどに艶が出てくるレザーはどんなスタイルの足元にもマッチしてくれるでしょう。
HARUTA / 906

¥8,498
HARUTAこそ学生のイメージが強いですが、日本人の足に最も合うのはおそらくこのブランドでしょう。
ペニーローファーだけでなくタッセルローファーも人気がありますが、今回はレザー素材のペニーローファー906をチョイス。
カジュアル過ぎない工夫でラグジュアリー感を演出、落ち着いたカラーは秋にぴったりのスタイルを作りあげることができます。
CROCKETT&JONES / ボストン2

¥120,000
英国靴の聖地ノーザンプトン発のブランドで、世界で最も多くの木型を持っているとされています。
不朽の名作と呼ばれる「ボストン」をベースにして改良した新型ラスト376を採用、ローファーとは思えないフィット感が魅力です。
ビジネスシューズと同様の人気を獲得しているモデルで、ローファーでもワンランク上の足元を演出したいときにおすすめ。
参照元:Trading Post
John Lobb / ロペス

¥205,200
言わずとしれた英国発の高級靴ブランドで、1976年にエルメスの傘下に入っていて現在は「エルメスが認めた高級ビスポークシューズ」として広く知られています。
ビジネスマンならいつか一足は欲しいブランドですが、そんなジョンロブにも定番と言われるローファーがあります。
素材・縫製・仕上げにいたるまでどれをとっても最高峰と呼ぶに相応しい逸品。
参照元:JOHN LOBB
ALDEN / 561

¥65,800
旧き良きアメリカを代表する紳士靴ブランドで、なかでもALDENのローファーは男らしくとても魅力的な仕上がりとなっています。
筆者も約10年前に一目惚れで購入して以来かれこれ3足目ですが、中でもおすすめなのがカーフレザーを使用したタッセルローファー561。
ALDENでは手頃な価格ながら贅沢な仕上げで満足度が高く、「おじさんくさい」くらいが逆にちょうどいいまさに男のためのローファーです。
CHURCH’S / オレハム

¥79,800
ノーザンプトンで誕生した靴工房が始まりとなったブランドで、正統派の英国靴として不動の地位を確立しています。
30代の男性からの人気が高く、カジュアルシーンでの使用なら断然このモデルがおすすめ。
光沢が美しいタンブリッジもいいですが、フリンジ・サドル・タッセルを凝縮した絶妙なボリューム感で秋にピッタリの足元を演出してくれます。
参照元:Maglay
Allen Edmonds / ウォルデン

¥29,786
高すぎず安すぎずの価格設定ですが、歴代の大統領達も愛用したアメリカントラディショナルの雄です。
職人のハンドメイドによる豪華な造りは極上の履き心地を生み出し、価格以上のものを求めるならこのブランドがおすすめ。
スウェードが持つ素材の表情にはとても味があり、伝統的なデザインと落ち着いたカラーリングでサラッと履くのがカッコいいローファーです。
ローファーって最高
ここまでおすすめのローファーを厳選してご紹介してきましたが如何でしたでしょうか。
ジョンロブのロペスなどは高すぎてなかなか手が出ませんが、5~10万円のローファーであれば頑張って購入できるという人も多いのではないでしょうか。
筆者的には使いやすさならHARUTA、こだわるならAldenといった感じですが、みなさんも自分の好みやスタイルに合わせてぜひお気に入りの一足を見つけてみてください。
※掲載価格は2018年11月15日時点のものです。