レビュー

【レビュー#73】インク交換不要のペン『CAMBIANO』は想像より万能かもしれない

Cambiano

今回は、以前Hacktsuでご紹介したPININFARINA社が作ったインクのいらないペン『CAMBIANO』をレビューします。
もしも紹介記事をまだ読んでいないという方がいましたら、お時間がある時にでもこちら↓をご覧ください。

これぞ一生モノ!レオナルド・ダ・ヴィンチが愛したインクレスペン『Cambiano』

実物を手にとってみると、当然ですがその高級感たるや通常のステーショナリーとは一線を画します。
万年筆などとは全く異なる雰囲気を味わえるステーショナリーですので、気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

一生インク交換の不要なペン

CAMBIANO』はフェラーリをデザインしたPININFARINA社が手掛けるインクレスペンで、ペン先には“イーサーグラフ”という特殊な合金が使用されています。
インクを使わず書ける秘密は、特殊な金属と紙との摩擦により筆跡を残すというもので、500年前にかの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチが、木の棒の先端に鉛をつけたペンでデッサンをしたことが始まりです。

Cambiano

当時は金属ではなく紙に特殊な加工を施していたようですが、技術力が進歩した元では合金の方を新開発。普通のコピー用紙にも書くことができる、デザイン性とクオリティ、そして実用性の高い仕上がりとなっています。

CAMBIANO』は現在クラウドファンディングサイトMakuakeにて支援を受付中。1セット15,552円(税込から入手可能です。
また、今回のプロジェクトではレオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年を記念して、より当時のものに近いインクレスペン『PIUMA』とストーンペーパーノート歴史小冊子がセットになった『リミテッドセットエディションBOX』をリリース。

高級感のある木製BOXに入っていますので、知人や同僚、上司の方へのギフトとしてもおすすめです。

リミテッドエディションセット

CAMBIANO』をチェック!

ということで、早速届いた『CAMBIANO』をチェックしていきましょう。

パッケージ

内容物一覧

▲内容物一覧。

アウターケースを開けるとすぐに特製台座とご対面。
開封前からすでに木の香りが漂っており、天然木製であることを実感することができました。

特製台座と『CAMBIANO』

▲特製台座と『CAMBIANO』。

刻印

▲グリップエンドにはPININFARINA社の焼印。

特製台座にはレオナルド・ダ・ヴィンチ

▲木製台座にはレオナルド・ダ・ヴィンチ。側面にも焼印。

ペン先

▲イーサーグラフのペン先。

触った感じはやや摩擦係数が高めの柔らかい金属といった感じです。
アクセサリー加工をしたことがある方なら分かると思いますが、ピューターを研磨しなかったらこんな感じになるのではないでしょうか。

収納スペース

▲専用台座には収納スペース付き。

立てたところ

▲実際に台座に立ててみました。

まるでホテルのレセプションのような佇まいですね。
台座の表面には溝も掘られているので、立てるだけでなく寝かせて置くこともできます。

持った所

▲見た目よりもずいぶんとしっくりくる握り心地。

これにはかなり驚かされましたが、見た目と違って握り心地がとてもいいです。
高級ボールペンにはデザインが良くても握りにくいものが多々ありますが、『CAMBIANO』は間違いなく握りやすい部類に入るでしょう。

重量チェック

▲本体のみで38gなので、ペンとしてはわりと重ため。

PILOTのドクターグリップ(シャープペン)が約20gですから、その約2本分というと重さが伝わるでしょうか。
ただ、『CAMBIANO』の場合はその重みですら心地よく、握ったときに逆にしっくりとくるように設計されているのはさすがの一言です。

『リミテッドエディションセットBOX』をチェック!

なんと今回は、『CAMBIANO』だけでなく『リミテッドエディションセットBOX』まで同梱されており、気になるもう1種類のインクレスペン『PIUMA』までチェックすることができました。

パッケージ

内容物一覧

▲内容物一覧。

高級感のあるギフトボックスと小冊子が2冊(片方はノート)、そしてメインの『PIUMA』です。

ボックスの内側

▲ボックスの内側はこんな感じでクッション材がぎっしり。高級感がすごい。

ストーンペーパー

▲見た目は普通の紙ですが、なんと石のリサイクル材でできているとのこと。

実際に書いてみたい衝動に駆られましたが、サンプルということでぐっと我慢。

独特な光沢

▲しっとりとしたツヤ感で、触り心地はとても滑らか。

微細な砂を連想させるような手替わりで、めくるのが困難なほどサラサラな仕上りです。
かといってめくれないようなことはなく、指にしっかりとくっついてくる感じは辞書の紙に似ています。

これが石のリサイクル材なんでちょっと驚きですね。

PIUMA

▲『PIUMA』本体。

CAMBIANO』と違って金属部分はペン先の“イーサーグラフ”のみ。
また、どちらかといえば平面的なデザインで、こちらにはレオナルド・ダ・ヴィンチのロゴが刻まれています。

握ったところ。

▲『CAMBIO』ほどではありませんが、こちらも握りやすい印象。

重さがない分なんとなく物足りなく感じてしまいますが、木の素材感を感じたい方にはこちらの方がおすすめ。

本体重量

▲やはりかなり軽いので、書き続ける方はこちらのほうがいいかもしれません。

ただのメモすら感慨深い?!

それではお待ちかね(?)の筆記テストですが、今回はいつも使っているシステム手帳と、どこにでもあるA4のコピー用紙を用意しました。
まずはシステム手帳の紙に書いてみます。

システム手帳の紙

▲跡は残せても書いているとは言えません。これはまさか…?

一抹の不安を抱えつつ、次はコピー用紙でトライです。
これで“書いている”というのであれば、インクが出なくなったボールペンでも同様のことが出来てしまいます。

コピー用紙でテスト

▲本当に書けた!

かなり驚きましたが、しっかりと書くことができました。濃さとしてはHくらいの感じでしょうか。
鉛筆のように滑らかな書き心地ですが、『CAMBIANO』のそれは高級ラインの鉛筆よりもさらに滑らかです。

筆記テスト2

筆記テスト3

筆記テスト4

調子に乗っていろいろ書いていますが、太さや濃さは変わることなく書き続けることができます。
シャープペンシルや鉛筆では角度が変わると太さも変わりますが、インクレスペンではそういったこともありません。

シャープペンとの比較

▲上がインクレスペンで、下がHBの0.5mmシャープペンです。(芯は無印良品を使用)

どこか柔らかい印象なのは、きっと薄さだけのせいではないでしょう。
たとえただのメモだったとしても、『CAMBIANO』で書くとなんとなく丁寧に書いてしまいそうです。

もはや気分はレオナルド・ダ・ヴィンチ

せっかくなので、サンプルの『CAMBIANO』をデスクのPC脇にセットしてみました。
なんというか、得も知れぬ優越感があります。

デスクにセット

▲実際にデスクに置いてみました。

デスクは筆者しか使いませんし、訪問者なんていないので使用するのは当然筆者のみとなりますが、自己満足度がかなり高め。
万年筆にしようかな~なんて考えているなら、個人的には『CAMBIANO』の方をおすすめします。

倒して置いたところ

インク不要でランニングコストゼロ、書き心地良し、デザイン良しとステーショナリー好きも納得の仕上りですので、“一生モノのペン”をお探しなら『CAMBIANO』はいかがでしょうか。

参照元:makuake.com

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