スマートフォンの内蔵スピーカーじゃ物足りない、かといってイヤホンやヘッドフォンは使いたくないときに活躍してくれるのが、配線不要で手軽に高音質が楽しめるワイヤレススピーカーです。
Bluetoothを使用したワイヤレス接続により自由度が高く、電源さえつないでおけば部屋のどこからでも接続でき、使いたいときにすぐ使えて本当に便利。
ということで今回は、Hacktsu編集部がおすすめするワイヤレススピーカーを20製品ご紹介します。
ワイヤレススピーカー選びのチェックポイントや人気のオーディオメーカーについてもご紹介していますので、「自分にはどんなのがいいんだろう?」と悩んだときはぜひ参考にしてみてくださいね!
Contents
スピーカーはBluetooth接続が便利!
音楽が好きな方の多くは「もっといい音で聞きたい」、「もっと音楽に没入したい」と考えます。
しかし、何十万円もするようなハイエンドスピーカーを購入できるのは限られた一握りの人だけ。大多数の人はスピーカーを設置することさえためらうでしょう。
音楽が好きなのになぜスピーカーの設置をためらうのか。それはスピーカーの置き場所と配線に悩まされるですよね。
イヤホンやヘッドホンも音質にこだわるなら有線ですが、“そこそこ”でいいならワイヤレスを利用しましょう。
配線不要で置き場所自在、音楽の楽しみ方をさらに自由にしてくれます。
音質の低下や遅延は気にならない
ワイヤレスイヤホンを使ったことがある方なら想像しやすいですが、Bluetooth接続では有線と比べて音質の低下や遅延が発生したりします。
どれくらい違うのかというと、感じ方には個人差がありますがよほどこだわりがない限りは微々たるものと捉えてよさそうです。
ゲーミングや映画視聴では0.1秒の遅延は気になりますが、音楽を楽しむだけなら遅延は気にならないというより気づかないといった方がいいかもしれません。
ワイヤレスの利便性
ワイヤレス接続というと先述の音質の低下や遅延、断線といったデメリットばかりに注目しがちですが、ケーブルがなくなった事による利便性の方がはるかに大きいです。
複数台をペアリングできるモデルなら、置き場所を気にすることなく立体的な音響空間を作り上げることもできます。
スピーカー本体がコンパクトなモデルなら、テレビの脇や棚のわずかなスペースに置くことも可能ですので、音質向上だけでなく臨場感をプラスしたい場合にもいいでしょう。
また、ワイヤレススピーカーはアウトドアシーンで音楽をより楽しみたい場合にもおすすめ。防水性のあるモデルなら突然の悪天候もなんのその、みんなでワイワイ盛り上がるのにも持ってこいです。
ワイヤレススピーカーのチェックポイント
ワイヤレススピーカーの良さがわかった所で、次は選ぶ上での重要なポイントをいくつがご紹介していきます。
スピーカー本体の大きさ
自宅に設置する場合とアウトドアに持っていく場合どちらにおいてもですが、配線を気にしなくていい分、スピーカー本体の大きさはとても重要です。
当然ですがスピーカー本体が大きいほど音質は向上し、音の立体感も増します。
それでもどうしても小ささにこだわりたいという場合には、パッシブラジエーター搭載モデルをチョイスしましょう。
スピーカーユニットから電磁気回路を取り外して小型化し、筐体内の空気を振動させて音質を向上しています。車内など限られた空間で音楽を楽しみたいときにおすすめです。
防水性や携帯性
自宅以外で使用する可能性がある場合には、ある程度コンパクトで携帯性の高いものを選ぶ必要があります。
バッグに入れて持ち運ぶのか、車などの乗り物に積んで持ち運ぶのかによっても変わってきますが、音質を気にしないなら小さいほど使い勝手は良さそうです。
また、アウトドアでの使用を想定しているならスピーカー本体の防水性も忘れずにチェックしましょう。
ただし、完全防水となると音がこもり気味になることも。音質を優先するなら防水ではないものがおすすめです。
人気のオーディオメーカーをチェック!
音質や機能性で選ぶなら、絶対に外せない人気のオーディオメーカーをご紹介します。
SONY
言わずと知れた日本を代表するオーディオメーカーであり、Bluetooth対応のオーディオ開発にも比較的早くから取り組んでいます。
SONY独自の音声圧縮技術“LDAC”は様々な機器に活用されていて、対応機器同士を使用することでハイレゾ音源の再生が可能です。
BOSE
1964年にアメリカで設立されたアメリカのオーディオメーカーで、迫力あふれる重低音が最大の特徴です。
ここ日本においても「スピーカーといえばBOSE」と言われるほど認知度が高く、Bluetoothスピーカーも数多くの種類をリリースしています。
JBL
BOSEより旧く、1946年に設立されたオーディオメーカーで、家庭用スピーカーからプロユースのレコーディング機器まで幅広く手掛けています。
比較的リーズナブルな価格で高音質が手に入るので、予算が限られている場合には一番にチェックするといいでしょう。
ANKER
オーディオメーカーではありませんが、ハードウェアブランドとしてコスパの高いワイヤレススピーカーを数多くリリースしています。
Googleの元エンジニアであるスティーブン・ヤンを中心に、同じくGoogle出身の数名の若者によって設立。機能性とデザイン性が両立するスピーカーをお探しなら、『Soundcore』シリーズは要チェックです。
おすすめのワイヤレススピーカー20選
ここからは、Hacktsu編集部がおすすめするワイヤレススピーカーを、カテゴリ別で20製品ご紹介します。
ステレオ接続できるワイヤレススピーカー4選
立体的な音を楽しみたい、そんな方にはスピーカー同士をペアリングできるモデルがおすすめです。
Beats by dr.dre/Pill+

Beats by dr.dre/Pill+ ¥17,971
“b”のマークでお馴染みのBeatsから、2wayのステレオアクティブ・クロスオーバーシステムを搭載したスピーカーをピックアップ。
1台でもダイナミックでクリアなサウンドを楽しめますが、2台接続すれば臨場感あふれるサウンド空間を作り上げることができます。
再生から選曲、通話まで“b”ボタンにタッチするだけという、シンプルな操作性がとてもスタイリッシュでいいですよね。
Anker/Soundcore2

Anker/Soundcore2 ¥4,999
低音強化、IPX7の防水性、そしてマイク内蔵にステレオ接続可能と多機能を追求していますが、実売価格は5,000円以下と驚異的。
ペンケースと同じくらいのサイズ感ながら、独自のBassUpテクノロジーによって豊かで深みのあるサウンドを実現しています。
SONY/ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB10

SONY/ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB10 ¥7,071
携帯性の高いコンパクトボディにモノラルスピーカーを搭載。「それだと音には期待できないんじゃ・・・?」と思ってしまいますが、パッシブラジエーターを搭載することで音質を向上しています。
さらなるサウンドを求める場合には、Speaker Add機能を利用してもう1台をペアリングしましょう。
置き場所に困らないので、より手軽に立体的なサウンドが楽しめるはずです。
EarFun/ワイヤレススピーカー

EarFun/ワイヤレススピーカー ¥3,999
6W高性能スピーカーを2基内蔵、さらにパッシブラジエーターまで搭載することでリッチな低音と大音量再生を実現しています。
IPX7の完全防水ですから、アウトドアでの使用にも最適。形状なので、バックパックのサイドポケットに入れられるのもいいですね。
コスパで選ぶワイヤレススピーカー5選
コスパの高いスピーカーというとAnkerが一番に浮かんできますが、探せばまだまだあります。Amazonブランドも忘れてはいけませんよ。
JBL/GO2 JBLGO2

JBL/GO2 JBLGO2 ¥3,278
人気オーディオメーカーのトピックでもご紹介したJBLから、手のひらサイズで約184gと携帯性抜群のワイヤレススピーカーをピックアップ。
40mm径スピーカーとパッシブラジエーターの組み合わせにより、コンパクトボディを感じさせない豊かなサウンドを提供してくれます。
また、スピーカーにしては珍しい6色展開というのもおすすめポイント。レッドやブルーは空間づくりのアクセントにも良さそうですよね。
Anker/Soundcore

Anker/Soundcore ¥3,999
コスパ最強説のあるAnkerからは、未だに根強い人気を誇る『Soundcore』シリーズの1stモデルをご紹介します。
すでにご紹介した『Soundcore2』も大概ですが、こちらはさらに1,000円OFFととんでもありません。
過去にAmazonのポータブルスピーカージャンルで第1位を獲得しただけあって、「迷ったらコレ!」と勧められるだけの実力を備えています。
Anker/Soundcore mini

Anker/Soundcore mini ¥2,399
同じく『Soundcore』シリーズから、「バータイプはあまり好きじゃないな」という方におすすめしたい最もコンパクトなモデルがこちら。
5W出力のドライバーのみで非力かと思いきや、そこはパッシブサブウーファーでしっかりカバー。モノスピーカーの物足りなさを感じさせません。
単体でFMラジオが聞けるので、アウトドアレジャーだけでなく工場や作業場での使用にも最適です。
Amazon/Echo Dot

Amazon/Echo Dot ¥6,980
Amazonがリリースするスマートスピーカーシリーズのエントリーモデル『Echo Dot』は、Alexa搭載という部分だけが注目されがちですがスピーカーとしての機能もなかなかのもの。
ステレオ接続にも対応していますので、2台で豊かなサウンド空間を作り上げるも良し、1台でライフスタイルに音楽をプラスするのもいいでしょう。
KIYEDAM/BT525

KIYEDAM/BT525 ¥1,999
ワイヤレススピーカーに求めるのは小型・防水・長い再生時間、そしてコスパの高さという方におすすめなのがこちらの『BT525』。
FMラジオやMicro SDカードにも対応しているので、スマホのバッテリー持ちが不安なアウトドアシーンでも最後までしっかり音楽を楽しめます。
音質にこだわる高級ワイヤレススピーカー5選
スピーカーは音楽を楽しむためのものであり、一にも二にも音質最優先という方は高級モデルをチェック!
Marshall/ACTON II

Marshall/ACTON II ¥33,000
バンド経験がある方にはお馴染みのアンプブランドMarshallは、その技術力とノウハウを活かしてスピーカー制作にも取り組んでいます。
アンプを彷彿とさせるロゴとシンプルなデザインは、ファンならずともグッとくるものがあります。
インテリア性が高いので、バンド好きな方なら置いてあるだけで悦に入ることもできるでしょう。
Bose/SoundLink Mini Bluetooth speaker II

Bose/SoundLink Mini Bluetooth speaker II ¥24,200
コンパクトでもサウンドに迫力がなければ認めない、そんなこだわり強めの方にはやはりBOSEのワイヤレススピーカーがちょうど良さそうです。
『SoundLink Mini』のバッテリー容量などが改良され、専用開発のカスタムドライバーでさらに長時間音楽を楽しめるようになりました。
SONY/ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB23

SONY/ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB23 ¥11,282
持ち運べて重低音にもこだわりたい、そんな方におすすめなのがSONYの『SRS- XB23』。
いくらSONYといえどもコンパクトボディですから、圧倒的大迫力とまではいきません。しかし、「やっぱりSONYはすごい!」といえる低音は価格以上の価値があります。
Ultimate Ears/Bluetoothスピーカー WS930

Ultimate Ears/Bluetoothスピーカー WS930 ¥21,411
直径83mm、高さ225mmのスリムなボディながら、パワフルなビートと深みのある低音を奏でる360°スピーカーです。
IP67の防塵防水性であらゆるシーンにマッチするだけでなく、Ultimate EarsアプリのParty Up機能を使った150台オーバーの同時再生はまさに圧巻。
Amazon/Echo Studio

Amazon/Echo Studio ¥24,980
シリーズ最上位モデルである『Echo Studio』には5基のスピーカーユニットが搭載されており、パワフルな低音とダイナミックな中音、そしてクリアな高音を生み出します。
没入感のあるサウンドは“3Dミュージック”のネーミングに恥じません。スマートスピーカーらしくとにかく高機能で、部屋の音響特性に自動で適応してくれるのも魅力です。
アウトドアでも使える防水ワイヤレススピーカー5選
ワイヤレススピーカーは自宅よりもアウトドアの方が活躍シーンが多いかも、ということで防水性は必ずチェックしておきたいポイントの一つです。
MIFA/A1 Bluetoothスピーカー

MIFA/A1 Bluetoothスピーカー ¥2,099
IP46等級の防塵防水性に加えて、耐衝撃性にも優れるアウトドアユース向けのワイヤレススピーカーです。
片手に収まるコンパクトサイズ&約175gの超軽量設計も魅力。キャンプや旅行のお供に1台あると重宝するでしょう。
JBL/FLIP5 JBLFLIP5

JBL/FLIP5 JBLFLIP5 ¥8,204
IPX7の完全防水仕様ながら、パッシブラジエーター搭載で音質に妥協しないのはさすがJBLといったところ。
新開発の楕円形スピーカーユニットがパワフルなサウンドを実現。自転車やバイクのドリンクホルダーに入れて、ツーリングなどで使用したら楽しそうですね。
ZoeeTree/bluetoothスピーカー

ZoeeTree/bluetoothスピーカー ¥5,550
パワフルな30W出力デュアルドライバー+サブウーファー2基を内蔵しており、アウトドアシーンでも大迫力のサウンドが楽しめます。
また、緊急時には6,600mAhの大容量モバイルバッテリーに早変わり。スマホのバッテリー切れで楽しいキャンプが台無し・・・そんな経験をしたことがある方は要チェックです。
Tribit/XSound Go

Tribit/XSound Go ¥3,499
シンプルな機能性と充実したサウンドが使い勝手を向上、IPX7の完全防水でアウトドアでのミュージックシーンをさらに快適にしてくれるでしょう。
Amazonでの評価はもうすぐ1,000件に届くところまできており、ユーザーに「Bluetoothスピーカー探しの旅に終止符を打ってくれた」と言わしめる実力を搭載しています。
Anker/Soundcore Icon Mini

Anker/Soundcore Icon Mini ¥2,599
シリーズの中でもアウトドアユースに特化したモデルで、水に沈めた状態で音楽再生が可能なIP67の防塵防水性を搭載しています。
これまで最もアウトドア向きだった『Soundcore Sport』と比較すると約20%の小型化を実現。
迫力ある大音量はそのままですので、アクティブなアウトドアライフを送る方にはピッタリのワイヤレススピーカーです。
高機能なワイヤレススピーカー
ここからはクラウドファンディングサイトKickstarterで大注目の、高機能なワイヤレススピーカーをご紹介します。
UPstage180
ハイクオリティなサウンドを奏でる高性能スピーカーと、インテリア性の高いスージングライトをミックスしたのがこちらの『UPstage180』。
音楽と光は空間内の雰囲気を演出するための重要な要素ですが、リラックス空間を手軽に作り出せないかと着目して開発されました。
現代の家庭の美学と完璧にマッチするデザインにより、壁に取り付けたり平面に置いたりと様々な使い方が可能です。
柔らかな光とハイレゾサウンドの組み合わせは、私達の毎日をグレードアップしてくれること間違いなし。
世界初の高出力フラットガラスウーファーを搭載した『UPstage180』は、8月14日までプロジェクトを公開しており、今なら1台315ドル(約33,300円)で入手できます。
リターンの発送は10月頃を予定しているとのことです。
暮らしに音楽を!スマートスピーカーならさらに実用的!
今回はAmazonの『Echo』シリーズをピックアップしましたが、スマートスピーカーでは他にGoogleの『Nest Mini』やAppleの『HomePod』、LINEの『Clova』などが有名ですね。
スマートスピーカーはWebに接続すれば単体で音楽を楽しむことができ、インターネット環境がない場所では従来のワイヤレススピーカーとして使うことができます。
実際に使ってみると想像以上に便利ですので、気になっている方はこの機会にぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
※掲載価格は2020年8月5日時点のものです。