耳を塞がないので圧迫感がなく、周囲の音も聞こえるため安全に音楽を楽しめるウェアラブルスピーカー。
首にかけて使用するタイプが主流となっており、聞き疲れしないということで注目を集めています。
そこで今回は、Hacktsu編集部が徹底調査したウェアラブルスピーカーのおすすめ15製品をご紹介。
音をもっと自由に、より快適に聞けるようになるので、気になっている方は要チェックですよ。
Contents
ウェアラブルスピーカーの選び方
ヘッドホンやイヤホンと比較すると、ウェアラブルスピーカーは臨場感のある音質が特徴です。
本項ではそうした特徴を踏まえつつ、選ぶ上でのポイントを3つご紹介します。
音質で選ぶ
ウェアラブル(身につける)デバイスですがスピーカーであるからには、やはり音質にはこだわりたいところ。
高機能なものであればプライベートシアターのような没入感を得られるでしょう。
また、小さな音量でもしっかり聞こえるため、集合住宅であっても時間帯を気にせず使用できます。
マイク搭載モデルなら通話もできますし、一般的なスピーカーとはひと味違った使い勝手が手に入るのも魅力です。
装着方法で選ぶ
ウェアラブルスピーカーには首からかけるタイプと、服やベルト、ストラップに取り付けるタイプがあります。
どちらにするかはシーンによって分けられ、インドアユースなら前者、アウトドアユースなら後者が最適。
ネックホルダータイプは音質がいい反面、本体が大きく500mlペットボトルほどの重さがあるのが特徴です。
服やストラップに取り付けるモデルは小さくて軽いため動きを妨げませんが、音質ではやや劣るので「聞こえればOK!」という方におすすめ。
接続方法で選ぶ
ウェアラブルスピーカーの接続方法にはBluetooth及びWi-Fiによる無線接続と、ケーブルを使った有線接続があります。
どちらにもメリット・デメリットがありますが、使い勝手で選ぶなら無線接続可能なモデルがおすすめです。
ただし、Bluetooth接続のSBC/AAC/Apt-Xという規格は音が遅延する可能性が少なからずあります。
接続環境によるので一概には言えませんが、もしも遅延が発生した場合にはデバイス側で規格(オーディオコーデック)を変更するなどして対策しましょう。
おすすめのウェアラブルスピーカー15選
ウェアラブルスピーカーの特徴や選び方がある程度わかったところで、ここからはいよいよHacktsu編集部おすすめのウェアラブルスピーカーをご紹介していきます。
首掛けタイプのウェアラブルスピーカー10選
Ibesta/ネックスピーカー

Ibesta/ネックスピーカー ¥3,490
音が耳へダイレクトに届くように計算された設計で、絶妙な角度が装着中の違和感や体への負担を軽減しています。
左右それぞれのスピーカーには低音を増強する振動板を搭載しており、高音質かつ臨場感あふれる3Dサウンドが楽しめるのも魅力。
また、装着部はシリコン素材でできているため、ねじれを適度に調節すれば首が太い人でも快適に装着できますよ。
内蔵バッテリーはフル充電で最大12時間の連続使用が可能など、リーズナブルなら使い勝手とつけ心地を両立した製品です。
Bluenin/ネックスピーカー

Bluenin/ネックスピーカー ¥3,499
あまりゴツいものだと首にかけていて気になりますが、こちらの製品ならスリム設計のため使用中も快適。
IPX4等級の生活防水仕様のため、ウォーキングなどのちょっとした運動にもお供として良さそうです。
Bluetooth5.0採用で遅延やノイズを減少しただけでなく、安定した通信を実現しているので音飛びの不快感もありません。
本体が90gと超軽量かつバッテリー持続時間は最大15時間ですから、一日中快適に3Dサウンドを楽しめるでしょう。
DolTech/ウェアラブルネックスピーカー

DolTech/ウェアラブルネックスピーカー ¥3,699
一般的なウェアラブルスピーカーはスピーカーを本体に内蔵したデザインになっていますが、こちらは4つのスピーカーをあえて前面に出しています。
肝心の性能面はというと、Bluetooth5.0搭載、Hi-Fi高音質、CVC8.0ノイズキャンセリングと音質にこだわる方にもおすすめ。
バッテリーは380mAhのものを2つ内蔵しており、最大15時間連続再生(音量60%の状態で)を実現しました。
屋外では周囲の音と一緒にながら聞きをして、自宅内ではプライベートシアターのようなサウンド体験をできそうです。
サンワダイレクト/400-SP085

サンワダイレクト/400-SP085 ¥5,980
パソコンサプライでお馴染みのサンワダイレクトから、包み込まれるようなサウンド体験ができるネックスピーカーをピックアップ。
耳へと音がダイレクトに届くよう“内向き”にスピーカーユニットが配置されており、小音量でくっきりとした音が聞こえます。
また、先端部には高感度マイクを内蔵しているため、着信があった場合はそのままハンズフリー通話が可能です。
本体重量175g、連続使用時間は最大10時間と基本性能こそ高くないものの、メーカー製の安心感をリーズナブルな価格で手に入れられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
サンワダイレクト/400-SP090

サンワダイレクト/400-SP090 ¥7,980
同じくサンワダイレクトから、apt-X Low Latency対応モデルをご紹介します。
テレビに接続したときに音ズレを感じにくいので、映画視聴だけでなくゲーミング用としてもおすすめ。
それから本体は物理ボタンで操作しますが、ボタン形状が全て異なるので指先の感触で判別・操作ができるのも魅力。
650mAhバッテリーを内蔵しており、連続使用時間も最大11時間と必要十分。1日を通して活躍してくれそうです。
SHARP/AQUOSサウンドパートナー AN-SS1

SHARP/AQUOSサウンドパートナー AN-SS1 ¥8,424
ご自宅のテレビがSHARP製なら、ネックスピーカーもSHARP製がおすすめですよ。
洗練されたデザインはさすがの一言。スタイリッシュで高級感があり、それでいて88gと超軽量な仕上がりとなっています。
約2.5時間の充電で連続14時間再生が可能。通話だけであれば連続17時間使用可能とバッテリー切れに悩まされることはないでしょう。
GoogleアシスタントやSiriにも対応しているので、自宅にいる間は“掛けっぱなし”が便利かもしれません。
JVC/NAGARAKU SP-A10BT

JVC/NAGARAKU SP-A10BT ¥9,576
音楽のことなら音響機器メーカーにおまかせということで、JVCケンウッドから“ながら聞き”に最適なアイテムをご紹介します。
料理をしながら、洗濯をしながら、掃除をしながらといった具合に、必要な音にも気を配りながら好きな音楽を高音質でお楽しみください。
本体重量が207gとやや重めですが、実際に着けてみるとそれほど気になる重さではありません。
カラーはブラック/ホワイトから選べますので、自宅の雰囲気や服装にあわせて選ぶと良いでしょう。
KENWOOD/CAX-NS1BT

KENWOOD/CAX-NS1BT ¥10,563
耳側(上側)にメインスピーカーを、体側(下側)にパッシブラジエーターを搭載した製品です。
低音域を増強しつつ、自然な音に仕上がっているので聞き疲れすることもありません。
首に掛けるタイプなので、リラックスタイムだけでなくレジャーやアウトドアシーンでも快適なサウンド体験ができるでしょう。
Amaoznレビューでは「音質と使い勝手、そして価格のバランスが最も良い!」と高評価を獲得しています。
JBL/SoundGear BTA

JBL/SoundGear BTA ¥19,980
スピーカーはハイエンドに限るという方には、JBLの『SoundGear BTA』をおすすめします。
スリムなボディに31mmドライバーを4基内蔵。最大出力は3W×2です。
aptX Low Lartency対応で高品質かつ低遅延を実現しており、連続再生可能時間は約6時間となっています。
大音量でサウンドを楽しむのが難しい、そんな環境にあるならこちらのスピーカーをぜひお試しください。
SONY/SRS-WS1

SONY/SRS-WS1 ¥23,779
ネックスピーカーで映画を見たい、没入感にこだわりたいなら世界のSONYです。
専用設計の30mmフルレンジスピーカーを左右に搭載しており、さらにそれぞれに低音増強用のパッシブラジエーターも搭載。
音と連動して振動(弱・中・強)を感じることができるため、ワンランク上のサウンド体験が楽しめますよ。
1つの送信機に対してスピーカーを2台まで繋げますから、パートナーと二人で映画鑑賞なんてことも可能です。
その他の装着方法のウェアラブルスピーカー4選
JBL/CLIP4

JBL/CLIP4 ¥4,455
ウェアラブルスピーカーはネックタイプだけではありません。体や服に装着できればいいのです。
この『CLIP4』は名前からわかる通り服やバッグに掛けられるユニークなスピーカーで、アウトドアシーン活躍してくれます。
すでにご紹介している『SoundGear BTA』よりかなりリーズナブルながら、JBLらしくしっかり高音質なのが嬉しいですね。
カラーはブラック・ブルー・オレンジ・レッド・ピンク・ホワイトの5色展開。見た目にも楽しい気分にさせてくれる逸品です。
Zulu Audio/ウェアラブルスピーカー

Zulu Audio/ウェアラブルスピーカー ¥6,980
ネックスピーカーをもっとフレキシブルにしたのがこちらです。
取り付けはマグネットで服を挟むだけ。首掛け部分がケーブルのみなので着用感はほぼありません。
激しい動きをすると外れそうで怖いですが、レビューを見る限りはそういった心配はなさそうです。
ただ、「最小音量がかなり大きめ」ということなので、公共の場で使う際は周囲への配慮を忘れずに。
HORIZON/Vocalskull Alien

HORIZON/Vocalskull Alien ¥11,700
元祖ウェアラブルスピーカーといっても良いアイテムといえば、ずばり骨伝導サングラスではないでしょうか。
骨を振動させて音を届けるという性質上、アイアンクロー気味のつけ心地になるのがデメリットですが、こちらの製品なら大丈夫そうです。
IP67防塵防水仕様で普段使いだけでなくアウトドアやスポーツシーンにもマッチ。
別売りのレンズは簡単に取替えできますし、誰にも知られず音楽を楽しめるのが魅力です。
BOSE/FRAMES

BOSE/FRAMES ¥25,000
骨伝導システムではなく、テンプルに内蔵されたスピーカーで音楽を楽しめます。
超小型スピーカーとはいえBOSEサウンドは健在で、革命的なオープンイヤーオーディオをぜひ体感してください。
デザインはクラシックかつスタイリッシュな仕上がりとなっており、ゴールドのヒンジをはじめとするプレミアムな素材を採用するなど随所にこだわりが見て取れます。
日本人向けの設計になっているため、「着用すると頬骨が…」なんてことにならないのも嬉しいですね。
Hacktsuイチオシのウェアラブルスピーカー
数あうrウェアラブルスピーカーの中でも、Hacktsu編集部がイチオシするのがこちらのスピーカーです。
WRiSTウェアラブルスピーカー
シャツに、カバンに、腕に着けられる『WRiSTウェアラブルスピーカー』は、クラファンサイトMakuakeにて目標金額の13,000%を達成しました。
ランナーやサイクリストのために開発された製品で、重さはおよそ卵1個分(約52g)。
防水規格はIPX6と突然の雨でも気にすることなく、超小型ながら最大9時間超の連続使用が可能です。
接続にはもちろんBluetooth5.0を採用。最小ボリュームでもクリアかつはっきり音が聞けて、ワンランク上の“ながら聞き”が楽しめますよ。
最後に『WRiSTウェアラブルスピーカー』の気になるお値段ですが、スピーカー本体にTシャツ用クリップとハンガー付きクリップ、そしてリストバンドが付属して5,280円で販売予定とのことです。
購入URL:yodobashi.com
加齢性難聴のサポートデバイスに
実はウェアラブルスピーカーには、“ながら聞き”以外にも有効な使いみちがあります。
それは何かと言いますと、耳が聞こえにくくなってしまった高齢者の聴覚サポートデバイスとして機能してくれるのです。
私達は誰しも高齢になると聞こえづらさを少なからず体験することになりますが、これは“加齢性難聴”といって耳の中にある音を察知する毛(有毛細胞)が少なくなるため起こります。
完全に聞こえなくなることは稀ですが、程度によっては日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。
テレビから離れた場所でもはっきり聞こえる!
高齢者にありがちなテレビの大音量ですが、ウェアラブルスピーカーがあれば耳元で音がしてくれるので、隣人トラブルを気にする必要がなくなります。
また、部屋中どこにいても聞こえるようになるので、これまで狭まりがちだった生活範囲が少し広がるかもしれません。
周囲の音も聞こえるから安全安心!
テレビの音が大きすぎると、キッチンでお湯が沸騰している音が聞こえない、宅配便が来たのに気づかないなんて事があります。
ウェアラブルスピーカーなら周囲の音はそのまま聞こえるので、安心してテレビに集中することができるでしょう。
お気に入りのウェアラブルスピーカーを見つけよう!
ここまでおすすめのウェアラブルスピーカーをご紹介してきましましたが、気になる製品はありましたか?
家事をしながら、仕事をしながら、スポーツをしながら音楽を楽しみたいなら、ウェアラブルスピーカーをお供にどうぞ!
※掲載価格は5月15日時点のものです。