『Logitech Harmony』は室内のあらゆる家電のリモコン操作を統合できる”学習型リモコン”です。
下記画像にあるような専用リモコンが付属されますが、細かい設定などはスマートフォンの専用アプリを使うため、スマートフォンを所持していることが前提となります。そして専用ソフトをパソコンにインストールするため、パソコンも必要です。(WindowsでもMacでも可)
なお、製造元の”Logitech(ロジテック)”の日本法人は”Logicool(ロジクール)”であり、本品は”Logicool harmony(ロジクールハーモニー)”と呼ばれたり、単純に”harmonyシリーズ”と呼ばれることもあります。特に日本展開はロジクールハーモニーの呼称が多い感じです。
Logitech Harmonyはいくつかのバージョンが存在します。
どのバージョンも基本的なパッケージ内容は以下の3つです。
- 学習リモコン本体
- 充電用スタンド
- Wi-Fi内蔵のリモコンユニット(上記画像の左)
基本的な使い方
Logitech Harmonyの使い方は、まず専用ソフトをパソコンにインストールします。付属のリモコンユニットはUSB接続できるので、パソコンに接続すれば専用ソフトから必要な情報がリモコンユニットに転送されます。
これで初期設定は完了です。
Logitech Harmonyでリモコンを登録するにはスマホからの専用アプリを開き、【アクティビティ】を選択します。アクティビティは「やりたいこと」というような意味合いで、Logitech Harmonyにおけるリモコン登録です。
室内にあるリモコンは全てリモコンユニットが赤外線センサーで認識します。リモコンユニットにはWi-Fi機能も搭載されているため、インターネットを介してパソコンやスマホに、室内にあるリモコンの情報を送信する、という仕組みです。
スマホの専用アプリを起動させるとリモコンユニットが認識しているリモコンを一覧で確認できます。その中からリモコンとして登録したいものを選び、登録します。例えばBlu-rayデッキのリモコンを登録すれば、スマホアプリのリモコン機能でBlu-rayデッキが操作可能になります。
リモコンの個体はWEBデータベースで管理・登録
世の中には無数の家電があり、同じブランドでも機種によって多種多様です。まさに家電の数だけリモコンも存在するわけですが、それらのリモコンが全て1つのスマホで問題なく操作可能なの?と疑問に思うかもしれません。
それを解決するのがLogitech HarmonyのWebデータベース機能です。
パソコンにソフトのインストールが必須、という仕様はこのWebデータベースの活用が不可欠だからです。世の中のあらゆる家電のリモコンの情報がWeb上の専用データベースに登録されており、そこから所持している家電のリモコン情報を検出し、スマホの専用アプリにリモコン登録が可能となるわけです。
Logitech Harmony専用のWebデータベースには現在もリアルタイムであらゆるリモコンの情報が集まっており、データベースは日々進化しています。
本品が”学習型リモコン”と銘打たれているのはこのためです。
実際にスマホにリモコンの登録ができても、やはりオリジナルのリモコンでないため、細かい不具合や思うように操作できない場合もあります。リモコンとして反応はしているけど、思い通りに操作できない、という場合は【対話型ヘルプモード】が便利です。
このモードはリモコン操作の内容をスマホ画面に表示する、というモードです。多くのリモコンにはディスプレイがないため、ボタンを押しても何を指示しているのか確認できません。
【対話型ヘルプモード】ならスマホ画面にリモコンで命令できる内容が一覧され、その中から選ぶことができます。いわゆるリモコンをマニュアルモードで使える機能です。
スマホからの操作がメイン
Logitech Harmonyは専用リモコンも付属されていますが、専用リモコンは基本的なボタンしか配置されてないためあらゆるリモコンの操作に対応するのは難しいです。
Logitech Harmonyの本領を発揮するのはディスプレイありで操作できるスマホからのリモコン操作になる、と考えるべきでしょう。恐らくみなさんの一番身近にあるデジタル機器ですから、手軽に使えること間違いなしですね。
参照元: logitech