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最近、IoTという言葉があるように、モノがインターネットに繋がる時代になりました。
例えば、クーラーは外出先からスマホで電源を入れて温度調整することができます。
腕時計だってインターネットに繋がっていて、GPS機能で走った距離を測定したり、心拍数を計測したものをスマホで管理できたりしますよね。
今回ご紹介するのは、なんと「窓」です。
窓もインターネットに接続する日がやってきました。
具体的にどのように便利になるのかをご紹介します。
Contents
『Window with Intelligence』の窓としての機能
窓の機能と言えば、部屋の換気や温度調整でしょう。
それから、外の汚れた空気や雨風の侵入を防ぐことも目的です。
また、不審者が入ってこれないようにカギを掛けられるのも窓の役割です。
『Window with Intelligence』は天候や室内環境をセンサーで感知して窓を開閉してくれます。
更には、天気はもちろんのこと紫外線や花粉、PM2.5の情報を窓に表示してくれるそうです。
外出前に窓から外の様子を眺めることがあると思いますが、そのような時に屋外の詳しい情報を確認できるのでとても便利ですね。
ところで心配なこともあります。
昔ながらのアニメ(ネコ型ロボットの出るアレです。)で、空き地に集まった少年たちが野球をしているとバッターの打ったボールがご近所の家の窓ガラスを割るというシーンがありました。
野球少年に『Window with Intelligence』を割られてしまったら「ごめんなさい」では許せそうにありませんね。
しかし、安心してください。この窓は両面強化ガラスで3層構造になっているそうです。
強化ガラスなので割れるという心配は少なそうです。
他にもある『Window with Intelligence』の魅力
お天気情報や自動開閉の他にも魅力的な機能が搭載されています。
例えば、「メモ機能」は帰宅の時間や今晩の夕食を窓に書き残しておくことができます。
出先にてスマホから窓にメモを残すこともできるようです。
次に「ライフログ機能」ですが、こちらの機能は窓の前の風景を定期的に写真に残すことができる機能です。
家族の様子や子供の成長を記録として残すことができる他、室内の監視や家族の安否確認にも期待できます。
「ミラーリング機能」では、お気に入りの風景や好きな写真を窓に映し出すことができます。
憧れのアイドルの等身大写真を掲載して窓と一緒に自撮りすれば、「うちに女優の〇〇来た」とSNSで自慢できるワンショットを楽しめそうです。
また、「ビデオチャット機能」では、インターネットを通じて世界中の誰とでも会話を楽しむことが可能です。
こちらの機能は接続したまま放置しておくと危険ですね。
忘れたころに「背後から誰かの視線を感じる…」「振り返るとそこには田舎の母ちゃんが無言で立っていた。」なんてこともあるかもしれません。
それにしても、家族や友人との物理的な距離を埋めてくれる素晴らしい機能ですね。
AIスピーカーとの連携を想定している窓
国内外の様々なメーカーが2017年に発売を予定しているAIスピーカーとの接続を想定した『Window with Intelligence』ですが、どのようなことが出来るようになるのでしょうか。
まずは、スピーカーを通じて自分の声で窓の開閉や情報の表示ができるようになるのではないかと言われています。
他にも、別の家電をコントロールする際のモニターとしての活用も想定されています。
「テレビ番組」「20時 ××放送 録画」といった指示をAIスピーカーを通じて行い、『Window with Intelligence』上で確認して録画するといったことが可能になるかもしれません。
便利な未来の窓に期待が高まりますね。