南アフリカの電気が通っていない地域で、あるLEDライトが作られています。それはビンとしての用途も持っていながらエコなソーラーエネルギーを利用して光を灯すシンプルでユニークなライトです。
『SONNENGLAS(ソネングラス)』という名前のそのライトは、いろいろな意味で現地に住む人々を照らしました。
マイクロソフト共同創始者であり天才として知られるビル・ゲイツが、Twetterで純粋な賛辞を送ったというそのアイデア。『SONNENGLAS』プロジェクトは、アフリカの人々の毎日に安心をもたらしたのです。
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実用性にも優れインテリアとしても優秀
シンプルな構造とそのデザインは、たとえ誰であろうともその魅力を楽しめるようになっています。
蓋上部についているソーラーパネルは日中にエネルギーを蓄え、夜間や暗闇では光を灯してくれます。電源もいらず環境に左右されない『SONNENGLAS』は、これまで明かりがなかった場所をこの先何年も照らし続けるでしょう。
間接照明としても使用できる『SONNENGLAS』は、ビンの中に好きなものを入れるだけで手軽にインテリアとしても機能します。貝殻や流木などを入れれば海を連想させてくれるインテリアになりますし、砂や造花などを入れてレイアウトしてみるのも素敵ですね
デザインの可能性はまさに無限大で、世界に一つだけのインテリアを作りましょう。
南アフリカで一つ一つハンドメイドされています
『SONNENGLAS』のアイデアは現地の人々に寄り添ったものであることを基本としているようです。このプロジェクトが始まって現地での失業者70名以上を雇用をしており、暗い夜に光を灯すだけでなく毎日の生活をも照らしました。
2011年に制作された試作品は今現在も使えるほど丈夫なもので、シンプルな構造は逆に壊れにくいというメリットもあります。
『SONNENGLAS』を作っている地域には電気がないものの、毎日ふんだんに降り注ぐ太陽の光があります。ソーラーエネルギーを利用したランプを作るというのは、まさに自然の流れであったと言えるでしょう。
エコで明るく安全な『SONNENGLAS』のおかげで、これまで度々起きていた灯油やロウソクによる火事も少なくなったようです。
LEDならではのメリットがいっぱい!
通常の電球と違ってLEDであれば熱くなる心配がありません。たとえ屋内であっても破損や溶ける心配がなく、小さなお子様やペットがいる家庭でも安心してしようすることができます。
ライト自体が長寿命というのも良いですし、なによりソーラーパワーで充電できるのでキャンプや災害時にもとても役立ちそうです。
ドイツで話題沸騰中ということで今後その生産数が増えていくことが見込まれますが、生産数が増えるほど現地での雇用も増えるでWin-Winのプロジェクトですね。このあたたかみのある光は、私達人間の遺伝子に組み込まれた”本質”に届く光なのかもしれません。
照明として考えればお買い得な『SONNENGLAS』
これだけのプロジェクトであるのにもかかわらず本体価格はAmazonにて¥3,980で販売されています。
ソーラーシステムまで組み込んでいて、アレンジも自在な『SONNENGLAS』は普通の照明として考えたらかなり秀逸な商品といえます。夜間であっても十分に読書ができる明るさは、ミニマリストでなくてもこの明かりだけで生活できてしまいそうです。
電気代節約にもつながりますし、柔らかい光に照らされて静かな夜を過ごすというのも良いかもしれませんね。疲れたときやリラックスしたいとき、『SONNENGLAS』とともにゆったりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
参照元: ecoWOMAN