環境にも体にも優しい包装紙があります。
名前は『Seaweed-Based Packaging』という長い名称ですが、seaweedは日本語にすると海藻のことです。
つまり、直訳すると「海藻ベースの包装紙」で、本当にそのまんまのネーミングなのですが、コレがとてもすごい商品なので今回ご紹介させてください。
『Seaweed-Based Packaging』で包んだ食品は手を汚すことなく食べることができて、そのまま包装紙も食べることができるのでゴミも出ません。
例えば、お弁当を作る際に使われているおかずを入れる紙のカップは、食後燃えるゴミとして捨てられていました。
これからは夜に酸っぱいニオイを放つシナシナとした紙のカップをわざわざ捨てるといったこともなくなります。
そんな『Seaweed-Based Packaging』について、機能やすごいポイントをいくつかご紹介します。
海藻が主な原材料の包装紙で栄養も豊富
日本国内に限らず世界中で購入する多くのものはプラスチック製の包装紙で包まれています。
プラスチックの袋を開けて、さらに中に入った個包装のプラスチックの袋を開ける。
使い終わった袋は当たり前のように捨てられゴミとなりますね。
しかし、それは製造面でも環境面でも負担が多く、便利ですが改善すべきことも多くあります。
『Seaweed-Based Packaging』は海藻でできた包装紙。海藻は栄養価が高く、カルシウム、ヨード、リン、亜鉛といったミネラルを摂ることができます。
その海藻がベースとなっている『Seaweed-Based Packaging』は食べることができるのだから、食べたくなる包装紙であるとも言えます。
しかも2年間は使うことができるので、一度購入すればしばらく利用できるというのも便利でいいですね。
ちなみに気になるお味ですが、何と海藻臭さはなくほとんど無味・無臭なのだとか。
ヨード臭などがする訳でもないので何にでも使えるのが嬉しい点です。
石鹸を入れたりお菓子を入れたり…使い方は様々
包むことができるのは食品だけではありません。
珈琲の粉を包んでおいたり、石鹸や入浴剤を包むこともできます。
『Seaweed-Based Packaging』はぬるま湯で溶けるので、水と体温ぐらいの温かさがあればOKです。
ラッピングは熱で溶着して簡単に包装できるのも魅力的です。
現在では冷たい飲み物であれば利用できる紙コップのタイプも開発されているとのことですが、飲み終わったらそのまま食べてしまうことができるのでゴミも減るうえにお腹も満たされるという素晴らしさ。
使ってみたいと思った人は多いのではないでしょうか。
気になる価格や買える場所は?
『Seaweed-Based Packaging』はどこでどれくらいの価格で購入することができるのでしょうか。
調べてみたところ、サンドイッチやパンを包むことができる”Food Wrap”は21cm×21cmで1シートがたったの2,400ルピアでした。
「…ルピア?」と思った方も少なくないでしょう。ルピアはインドネシアの通貨ですね。
1円が大体約120ルピアなので、1シートで20円くらいです。
珈琲用のシートは390ルピア、調味料を包むシートは240ルピアなので、2~4円程度で1シートあたりとても安価です。
購入は日本のお店で売っているかどうかが分からないため、製造しているevowareに問い合わせしてみるのが良さそうです。
参照元: evoware