ビールに始まり日本酒やウイスキー、ワインに泡盛とお酒にも様々な種類がありますが、とりわけファンが多いのが焼酎ではないでしょうか。
焼酎はまず製造方法によって甲種と乙種(本格焼酎)に分かれ、乙種はさらにベースとなる材料によって麦、米、芋焼酎に分けることができます。
今回は香りの高さと味わいの深さが特徴的な乙種の中で、「芋」に絞ってプレミアムと呼ぶに相応しい銘柄のみを厳選しました。
なぜ「芋」に絞ったのか気になる人がいると思いますので先に說明しておきますと、米、麦、芋のなかでプレミアがつく銘柄が芋焼酎に多いといったことが一つ。
そして二つ目は筆者が単純に芋焼酎が大好きということで、早速おすすめのプレミアム芋焼酎をご紹介していきましょう!
ロックで良し、お湯で割っても良し。
香りの高さと甘さが特徴の芋焼酎ですが、ロックで飲めばよりスッキリとして飲みやすいだけでなく後から甘みが追いかけてきて本当に美味しく飲むことが出来ます。
またお湯で割ればさらに香りを楽しめるだけでなくよりまろやかに、そしてよりうまみを味わうことができるでしょう。
銘柄の特徴に合わせて最適な飲み方を選ぶことで、至極の一杯を堪能しましょう。
森伊蔵
プレミアム焼酎の代名詞とも言える存在で上品な香りと驚くほどの飲みやすさ、そしてやわらかな芋本来のうまみが味わえるのが特徴です。
正規ルートでの購入は毎月の直接電話による抽選方式になりますが、これがまず当たりません。
当たる人は年に2回3回も…ということがあるようですが、当たらない人は5年経っても当たらないなどとにかく入手困難な芋焼酎です。
当選して購入すれば定価の¥2,808で購入できますが、通販やオークションなどで普通に購入すると2万円以上はしてしまいますので気長に電話をかけ続けることをおすすめします。
高島屋などでも抽選販売していますので、どうしても手に入れたいなら複数の正規ルートにもれなく応募するといいかもしれません。
参照元: 森伊蔵酒造
赤霧島
霧島シリーズは80年以上に渡り多くの人から愛され続ける霧島酒造の代表銘柄芋焼酎です。
中でも幻の紫芋「ムラサキマリ」を原材料に使用した赤霧島は香り高く甘みがしっかりと感じられるのが特徴ですが、その生産量の少なさゆえに店頭で見かけてもプレミア価格になってしまっているケースが多々あります。
たまにコンビニで定価販売(720mlで1000円ちょっと)されてることがあるので、フラッと立ち寄ったコンビニで見かけたらラッキーかもしれません。
参照元: 霧島酒造
伊佐美
元祖プレミアム焼酎と言えばこの伊佐美ですが、現在では生産量の増加により昔ほど入手が難しくありません。
今回のテーマ「プレミアム」という点からはやや外れてはいますが、そのファンの多さゆえ特別にピックアップしました。
原材料の芋の香りと甘さを感じることができて、口当たりがよく飲みやすいのが特徴です。
一口飲んでいただければ分かりますが、根強いファンがいるのも納得の仕上がりとなっています。
参照元: 甲斐商店
赤兎馬
鹿児島県の濱田酒造から販売されている人気の銘柄で、インパクトある名前とラベルで一度見たら忘れることが出来なくなりそうです。
販売店が限られるため関東や東北ではプレミア価格で販売されていることがほとんどですが、九州焼酎ネットなどでは正規価格で購入することが可能です。
森伊蔵などと同様に良質なコガネセンガンのみ使用しており、香り高いのに芋焼酎とは思えないほどの飲みやすさでグイグイ飲めてしまいます。
このお酒なら飲まれてもいいと思えるほど美味しい焼酎ですので、機会を作ってでも一度ご賞味ください。
参照元: 濱田酒造
佐藤黒
明治39年創業の佐藤酒造が販売するプレミアム芋焼酎です。
黒麹仕込みの力強いキレの良さが特徴で、芋本来のうまみを限界まで引き出した深い味わいが魅力です。
とにかく入手が難しいので、もしも手に入ったら自分へのご褒美やギフトとして贈るととても喜ばれるでしょう。
同じく佐藤(白ラベル)もありますが、もし購入するのであれば断然「黒」がおすすめです。
参照元: 佐藤酒造
村尾
村尾酒造が製造・販売するプレミアム芋焼酎で、入手困難度は森伊蔵と同等かそれ以上かもしれません。
甘さの中に感じるスッキリとした芋の味とやわらかい飲み口が印象的で、おそらく万人が美味しいと感じる数少ない芋焼酎の銘柄ではないでしょうか。
原材料にコガネセンガンだけでなく3Mの中では唯一シロユタカを使用しているのも大きな特徴です。
正規ルートでの購入方法は武田酒店というお店に往復ハガキを送る抽選販売方式ですが、言わずもがなまぁ当たりません…。
参照元: 村尾酒造
魔王
鹿児島県白玉醸造が販売する魔王は、森伊蔵、村尾と並び芋焼酎の「3M」と称されるプレミアム芋焼酎です。
クセがなくスッキリと飲みやすい上に柑橘系のフルーティーさで女性からも圧倒的な支持を得ています。
酒造から定価で購入することが可能ですが現在は主要取引先に行き渡らせるだけで限界という生産量の少なさで、個人で購入するとなると早くて半年なんていう話もあるほどです。
ゆっくり気長に構えて直接購入できたら本当にラッキー!くらいに考えておいた方がいいかもしれません。
参照元: 白玉醸造
香りと甘さを存分に楽しみたいなら炭酸割り!
芋焼酎好きの間で数年前から密かなブームになっている飲み方がまさかと思った人も多いでしょうが炭酸割りです。
芋焼酎と言えばロックや水、お湯割りが定番ですが、ふくよかな香りと甘さを思いっきり楽しみたいなら実は炭酸割もかなりオススメ。
まだ試したことがない人は騙されたと思って一度ご賞味あれ。
きっと芋焼酎がもっと好きになるはずですよ!