カナディアンウイスキーとは世界5大ウイスキーのひとつで、原産地のカナダの隣であるアメリカでは広く愛されています。
日本であまりメジャーではありませんが、カナダ国内で厳正な条件をクリアしているウイスキーで癖がなくライトで軽い口当たりが特徴です。
実はカクテルにもよく使用されているウイスキーなので、お酒が好きな人ならもしかしたら知らず知らずの内に一度は飲んでいるかもしれません。
ということで今回はライ麦ウイスキーとも呼ばれるカナディアンウイスキー5銘柄をご紹介していきます。
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カナディアンウイスキーという認証はあるのか
一般的にはカナダで作られているライ麦が原材料のウイスキーのことをカナディアンウイスキーと呼んでいますが、一応「Canadian Whisky」や「Rye Whisky」の表示が義務付けられています。
なのでスコッチ同様かなりわかりやすい表記になっていると思います。
これらの表記がないものに関してはカナディアンウイスキーではないと考えて、きちんと表記があるものを選ぶようにしましょう。
念のため原材料にライ麦が使われているかどうかもチェックしておきましょう。
熟成期間や度数もチェック
どうせ買うなら美味しいものが飲みたいということで、味や香りが気になる人は多いと思います。
お酒専門店であればテイスティングできる場合もありますが、スーパーなどではネットのレビューや口コミを頼りに選ぶしかありません。
もし身近に飲んだことがある人がいるのであれば、その人に具体的にどんな味だったか聞けると一番いいかもしれませんね。
ウイスキーはワイン同様熟成期間が長ければ長いほど高価ですが、熟成期間が長いからといって美味しいかといえば一概にそうともいえません。
もちろんそれぞれお好みというものがありますし、特に口当たりの軽さが特徴のカナディアンウイスキーですので初心者の人には熟成期間が短いほうがいいような気がします。
ちなみにアルコール度数は40度~45度前後の割合のものが販売されています。
おすすめのカナディアンウイスキー
カナディアンクラブ

¥1,135
アルコール度数40度、カナディアンウイスキーで最もよく目にする銘柄といえばカナディアンクラブではないでしょうか。
1858年にオリジナルのウイスキーが製造されてからのロングセラー商品で、当時と変わらないレシピで今なお作られている古き良き銘柄です。
比較的鮮やかな色合と樽の香り、そして後をひかないスッキリとした味わいが魅力。
癖がないのでハイボールにして飲むには最高のウイスキーで、特に夏の暑い期間なんかキンキンに冷やして飲むと最高です。
価格もリーズナブルなので、どれを買うか迷ったときはまずはこの銘柄を選ぶといいでしょう。
カナディアンミスト

¥1,345
オンタリオ州に蒸留所を構えるカナディアンミストはカナダでもっとも古いブランドであり、2013年のサンフランシスコ世界スピリッツコンペティションでは見事金賞に輝きました。
アルコール度数は40度ですが本当に癖がなく飲みやすいのでこちらもハイボールでグビグビいけてしまいます。
ただしウイスキーの香りを求める人にはカナディアンミストのあっさり加減がやや物足りなく感じることでしょう。
確かにウイスキー好きがロックで飲むには物足りませんが、初心者がロックに慣れるためのファーストステップとしてはむしろちょうどいいくらいかもしれません。
慣れてくるとグビグビいけてしまいますしコスパだけで見ればあまりいいとはいえませんが、機会があれば一度は飲んでみて欲しいウイスキーです。
アルバータ プレミアム

¥1,814
唯一のライ麦100%のウイスキーで、カナダウイスキーの名門として知られる蒸留所でつくられているだけあって少々お高め。
とはいってもカナディアンミストよりはリーズナブルなので比較的手が出しやすい所かもしれません。
カナディアンウイスキーらしく癖のなさが特徴ですが、ライ麦100%というだけあってライ麦独特の香りを思う存分堪能することができるでしょう。
オーク樽の特有のバニラやフルーティーな香りが後からフワッとやってくるので苦味の中にも甘さを感じることができるはずです。
他のカナディアンウイスキーとは異なる味わいを楽しめますので、予算が許すのであればぜひお試しください。
アルバータ ダークパッチ

¥3,596
同じくアルバータ蒸溜所が製造しているウイスキーで、1%だけシェリー樽熟成の原酒をブレンドすることでフルーティーさをプラス。
価格はググッと上がりますが、ウイスキー慣れしている人はかなり美味しく感じるのではないでしょうか。
こちらもライ麦のふくよかな香りを楽しむことができ、それでいておだやかさも持ち合わせているのでカナディアンらしさは十分に味わうことができます。
アルバータ特有のチョコのような濃厚さと甘み、そしてほのかに香るフルーティーさをお楽しみください。
クラウン ローヤル

¥1,912
名前の通り高級感あふれるボトルデザインに専用のボックスが印象的なウイスキーですが、お値段は2,000円以下と手を出しやすい価格です。
イギリス国王として始めてカナダを訪れたジョージ6世への献上酒として製造されたウイスキーで、他のカナディアンウイスキーとは一線を画す芳香な飲み口が特徴です。
まろやかな味わいとスッキリとした後味でとても上品な仕上がりとなっており、ストレートやロックでも美味しく飲むことができるでしょう。
寒さを楽しみに変えよう
冷えた外から帰ってきて用事を済ませた後のホッと一杯飲むお酒が本当に美味しく感じられるのが、これからの季節の良いところではないでしょうか。
今日はいつもより凝ったお酒を飲みたいなというときは、耐熱グラスにウィスキー1/4程度とお湯適量で割ってレモンを添えて飲んでみてください。
「寒いのも悪くないんじゃない」と思わせてくれる新しい味わいを楽しむことができるでしょう。
※掲載価格は2018年10月30日現在のものです。