周囲の音をカットして静かな環境を故意に作り出せるツールといえば“耳栓”ですが、最近の耳栓には様々な変化が見受けられます。
耳栓に現れた変化は必要なときは音を通過させる機能が設けられたものだったり、環境音は取り入れて水だけを通さないものなど様々です。
そして今回、特異とも言うべき“耳栓”が、クラウドファンディングサイトGreen Fundingで登場したのでご紹介します。
ベルギー発のイヤープラグ『Loop』は、一見ピアスにも見えるオシャレなデザインが特徴的なプロダクトです。
しかしこの耳栓最大の特徴は、デザインではなく機能面にありました。
一体どんな機能がこのデザインに隠されているのか、Hacktsu読者の中にいるかもしれない耳栓マニアのためにも詳しくご紹介していきます。
耳の構造を再現したイヤープラグ
『Loop』はピアスのようなリング型ボディーと、イヤーピースで構成された独創的なデザインのイヤープラグ(耳栓)です。
一般的なイヤープラグとの最大の違いは、本プロダクトが耳栓でありながら“音質”にこだわっているところでしょう。
ただ音を遮るだけのアイテムとは異なり、聞こえる音量自体は下げながら音質はそのままという革新的なコンセプトで開発されています。
オシャレなデザインはファッションアイテムとしても機能、耳栓のイメージを一新する仕上がりになっているといえます。
ー20dBのリダクションを実現
耳の反響を再現したラウンドアコースティックチャンネルより、音量を下げながら音質は確保するというまるで相反する性能を実現。
ピアスのようなデザインはオシャレを意識しただけではなく蝸牛の構造を意識しており、あなたの耳を騒音から効率的に保護してくれるでしょう。
『Loop』は3つのステップで機能しており、小さな開口部から入った音は中空チャンネルを通過してイヤープラグへ。
耳管と同じ長さの音響共振器は、2,700Hzで1/4波長の共振が得られます。
続いてイヤープラグにたどり着いた音は全ての周波数を均等に下げる高度な音響フィルターを通過。これが音量を下げながら音質はそのままという本プロダクト最大の秘密です。
そして外耳道にしっかりとフィットするイヤーチップ(シリコンとメモリーフォームを用意)で、全ての音が必ずフィルターを通過するように設計。
120dBのライブハウスでも、『Loop』を使えば100dBと劇的に負担を軽減しながら楽しむことができます。
耳栓にも選択肢をプラス
従来の耳栓は快適さと音の聞こえ方、そして価格で選ぶしかありませんでした。
しかし近年はそうした耳栓の選択肢に疑問を持った開発者たちが続々と革新的なイヤープラグを発表。クラウドファンディングを利用して次々と製品化を決めています。
『Loop』も同じく選択肢にルックスと音質をプラス、音楽好きが耳を消耗することなく、大好きな音楽をもっと楽しめる様に設計されました。
一般的なイヤープラグと比べると価格は上がるかもしれませんが、いつまでも音楽を楽しんでいたいなら決して高くはない投資といえるのではないでしょうか。
どんな時にも『Loop』
デザインにこだわる『Loop』は携帯用にオシャレなポーチが付属、いつでもどんなときでもファッションアイテムとして使用できます。
カラーはブラック・シルバー・ゴールド・ローズゴールド・レッドの5色から選べますので、複数購入すればその日の気分やスタイルに合わせて気軽に付け替えることも可能です。
本体価格は1セット¥5,673のところ¥4,480で入手が可能。シリコンとメモリーフォームのイヤーチップがそれぞれS/M/Lサイズ各2個ずつ付属します。
発送は2019年3月頃を予定。今年は消耗品といわれている耳をオシャレにプロテクトしましょう。
参照元:greenfunding.jp
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