ペットの体調が気になるのは、飼い主として当然のことですね。動物達は言葉を話せないから、「ちょっとした変化」やいつもと違う「違和感」を見逃さないようにするしかありません。
しかしそれは言うほど簡単なことではありません。
たとえば、猫はどこか痛かったり体調が悪いときほど平然を装って隠そうとするものです。これは猫の本能で、弱っているのを気づかれれば命の危険に直結しているからだと言われています。
しかしペット達がいるのは厳しい自然界ではなく、飢えもない安全な環境なのですから、体調が悪いときくらい甘えてもらいたいものです。
そう考えていても無理なものは無理なわけですが、ペット達の体に起こる異変を察知する方法はあるんです!
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それはつまり、バイタルサインをモニタリングする事。
『PetPace』をつければ、どこからでもいつでもペットの体調を知ることができます。
PetPace社(米マサチューセッツ州バーリントン)が開発した『PetPace』(社名と商品名は同じ)は医療仕様で、ペットのバイタルサインが分かるというアイテムです。さらに、痛みの徴候を示す情報まで提供してくれる機能がついています。
PetPaceは本体価格が149.95ドル(約1万7800円)、月々の利用料が14.95ドル(約1800円)となっています。
利用するには体重制限があり、3.6kg以上の犬や猫であれば装着が可能です。
ペットの様々な状態を常時モニタリング
大切なペットに『PetPace』を取り付けておくだけで、ペットの体温、心拍、消費カロリー、呼吸数、活動量などをリアルタイムでモニタリングすることが可能となります。
飼い主はiOS/Androidアプリを介して、いつでもどこでも知りたい時にペットの状態を確認することができるようになるのです。また、この情報は獣医師さんとシェアする事もできます。
異変時にはペットに代わって警告してくれる
『PetPace』は断続的にペットの健康状態のデータを収集しています。
もしペットの状態に何か異変が訪れた時は、飼い主と担当の獣医に警告を発し、ペットに代わって状況を伝えてくます。
過去に病や怪我の経験があるペットを飼っていたとしても、これなら飼い主の不安も少しは取り除くことができるのではないでしょうか。
気になる稼働時間は?
PetPaceは2分おきから15分おきに常にチェックでき、受け取る情報量に応じてバッテリーも2日から8週間までもつという事です。
かなり差がありますが、フル充電は2時間で完了と意外と早い設定になっています。
ただしバッテリーを節約するため、PetPaceにはGPS機能がついていないので、迷子が不安な方は以前紹介した『MAMORIO』などを首輪につけていただくことをオススメします。
医療用首輪は今後も増えていく
今日、日本では約16%の人が犬か猫を飼っているのです。犬と猫だけで2000万頭を超え、さらに、その他の種類のペットが加わると、どれほどの数字になるのでしょうか。
ペットの飼育環境がよくなったことや、ペット共生型住宅の増加、高齢化や少子化におけるコンパニオンアニマルの存在が高まったことなども大きな要因となっています。
「ペットブーム」のひと言ではすまされない、さまざまな時代背景とともに、“飼う・飼われる”の関係から、“家族・パートナー”という存在に変化してきたのです。
せっかく我が家にやってきた可愛い家族なのですから、これからももっと大切にしていきたいですね。
便利な製品やサービスを生活に取り入れれば、ペット達の暮らしもより快適になると思います。
しかしまずは飼い主が、これからも変わらぬ全力の愛情を注いでいくのが、ペット達にとっての一番の幸せであることは忘れないでおきたいですね。
参照元: PetPace公式サイト