最近聞いた話だが、カリフォルニアで山火事が起こり、死の危険を冒しても愛犬を連れに戻った女子大生がいたという。
30キロの愛犬を入れたバックを首に下げ、必死に自転車をこいで避難したんだと。
ペットを飼う人間ならばこのような行動は当たり前に思うかもしれない。
ペットはその呼び方に少々反感を覚える程に、本当に家族だと思えるものだ。
筆者も昔、犬を飼っていたので自分のペットを思う気持ちは痛い程に分かる。
「自分の犬は他の同犬種と比べてぶっちぎりに美形だな」と親バカ心を爆発させていたのも今となっては懐かしい思い出である。
そんな犬を自宅で一人きりにさせているのは本当に本当に心配なことである。
「ぽつんと窓際で外を眺めて自分の帰りを待っているのかな」などと自宅で待っている愛犬の事を思えば「もう気が気でない」という飼い主も多いはず。
Contents
そんな飼い主たちの心配を解消してくれる犬用コンパニオン『Laika』
パリのCAMTOY社がArrow Electronics社のサポートを得て開発したこの『Laika(ライカ)』は多様な機能を備えたペット用ロボットである。
飼い主が自宅にいなくてもアプリをインストールしたスマホから『Laika』を操作し、一緒にワンちゃんと遊んだり話しかけたりできる。
何が特別すごいって、ご褒美におやつや餌をあげられる点もさることながら、”AIテクノロジー”でワンちゃんの行動を学習してくれる点なのである。
この『Laika』、クラウドファンディングサイト“INDIEGOGO”で$72,923(現在レート約800万円)の資金調達に成功しており、これは目標額の171%である。
ちなみに犬に使えるならば猫にも使えるだろうし「なぜ犬だけに焦点をあてて売っているのだろう」とも思うのだが、猫にも当然使えるはずなのでそのことは先に述べておきたい。
飼い主あるあるの心配事も『Laika』にお任せ!
では具体的な説明をさせていただこう。
『Laika』には“おやつディスペンサー”とマイク、そして映像を写す”ライブビデオ”がついており、あなたが自宅にいなくてもモニターからワンちゃんを監視。
声を届けてワンちゃんに安心感を与えてくれる。
ちょっと仕事の合間など「今頃あいつ何してるかなー」とモニターから自宅のワンちゃんを確認することはもちろん可能だが、「お留守番のワンちゃんが無駄吠えや家具を壊したりしてないかなー」という“飼い主あるある”な心配にだって、そんな瞬間に偶然立ちあって「ダメッ」と外出先から一言叱ることだって出来るのだ。
何より、「吠えを検出してモバイルアプリで通知する機能」を搭載しているため、あなたがいなくてワンちゃんが寂しくて鳴いたりしている時、リアルタイムでチェックして話しかけることができるのは、飼い主にとって何より嬉しい機能の一つであろう。
学習?おいおいまさかここにもAIテクノロジーをつかうのか?
『Laika』はワンちゃんとも遊んでくれる。
その為、噛まれても大丈夫なように耐久性のあるデザインとなっており、飽きさせない刺激的な多方向への動きが行われる。
動きはスマホからコントロールも出来るし、自走モードも可能である。
遊びながら、あるいは遊んだ後などにデバイスの中からおやつをワンちゃんにあげられるのもやはり嬉しい機能。
しかし何と言っても極め付けは、やはり”AIテクノロジー”を搭載している点なのだ。
『Laika』はセンサーを使ってあなたのワンちゃんの活動や行動パターンを分析する。
そして分析をしながら、あなたのワンちゃんに適応して日々シッター能力を進化させてゆくのである。
その学習は例えば「良い刺激を与えることに成功・失敗した場合」の自己分析など。
あるいはワンちゃんが退屈したり飽きたりしないように、行動も変化させていったりするようである。
この機能は間違いなくこのデバイスの”売り”である。
また重要な点は、商品が届いたらまず飼い主が『Laika』でワンちゃんと遊ぶ点だという。
これによって、ワンちゃんに面白さを知ってもらったり、『Laika』に対して攻撃的になったり、ストレスを感じたりしないようにしなくてはならないのだ。
AIテクノロジーとか…絶対高いやん
バッテリーは3000mAhで、一日の自主的な稼働と2時間程度の遊びをするには十分。バッテリーのチャージ時間は90分程度だそう。
気になるお値段は今なら先行予約限定で45%OFFの$275(現在レート約30,000円)。
その機会を逃しても一応35%OFFの$325(約36,000円)で販売しているようだ。
ちなみに日本での購入が難しい海外商品を扱っているサイト“RAKUNEW”では51,590円。
2018年7月以降にお届け予定だそうである。
「使用のしすぎは注意するんだワン」
ただし使用のしすぎには注意が必要かもしれない。
犬が自宅で何をしているかといえば、何を隠そう、そのほとんどは睡眠なのである。
人間でも睡眠の最中に他人の都合でいちいち起こされたら腹が立つのだから「あんまり心配だからとこのデバイスを動かしてワンちゃんを起こしては可哀相ではないか」などと要らぬことまで考えてしまう。
『Laika』を適度に活用してワンちゃんと幸せな日々を送ってほしい。