この記事を見ている皆さんの周りは”安全な空気”ですか?
ある人は家の中でソファーに座り、コーヒーを飲みながら見ているでしょう。
またある人は通勤中の電車の中かもしれませんし、またある人は寝る前にベッドの中で見ているかもしれません。
あえてもう一度聞きます。
「皆さんの周りは、安全な空気であると断言できますか?」
何やら物々しい書き出しになってしまいましたが、安全ですと断言できる人は多分多くないでしょう。
何か目に見えるような危険物質があるわけではないし、気分が悪いわけでもない。
特に異常もないから大丈夫と考えている人は多いと思います。
しかし、もしかしたら気がついていないだけで、有害な物質を含んだ空気を肺いっぱいに吸い込んでしまっているかもしれませんよ?
Contents
携帯できる大気汚染測定器『Atomtube』で空気の質を可視化しよう
『Atomtube』とは?
『Atomtube(アトムチューブ)』は、デザイン事務所 NotAnotherOneがによりクラウドファンディングサイトIndiegogodでキャンペーンをスタートさせました。
キャンペーンは目標額を大幅に越えるほどの反響を見せ、世界中で大気汚染に対する関心が高まっていることを知らしめました。
『Atomtube』は、よくあるLEDキーホルダー程のサイズでカバンやベルトなどに付けて携帯することができます。
外装はチタンでできており、5色(ブラック、メタリック、コッパー、ゴールド、ホワイト)から好きな色をチョイスできます。
アプリを使ってチェック
『Atomtube』はスマホの専用アプリとリンクすることで、リアルタイムで今吸っている空気をモニターすることができます。
内部のセンサーは揮発性有機気体や二酸化炭素、一酸化炭素の濃度の他に温度、湿度なども正確に計測しチェックすることが可能です。
なんと『Atomtube』は127種もの有機気体を検知することができ、これらをまとめて測定することによって、揮発性有機気体全体に含まれる目的粒子のppm濃度がわかるようようになります。
また、本体には優良レベルの「青」から危険な場合の「赤」まで変化するLEDがついており、わざわざスマホを取り出さなくても大体のレベルをチェックができるようになっています。
換気の目安に
屋内にいるときや、車に乗って移動するときにも『Atomtube』が活躍します。
『Atomtube』はリアルタイムで空気の状況を知らせてくれるので、換気をするべきかどうかの判断材料になりますし、空気が数値化されたモニターは小さなお子様がいる家庭などには確かな安心感を与えてくれます。
例えばですが、『Atomtube』を車内で使用し、空気が悪いなーと思って窓を開けたとしましょう。
そうすると車通りの少ないところでは車内の空気が綺麗になっていきますが、車通りの多いところでは逆に車内の空気は汚くなってしまいます。
そういう場所では窓を閉めてエアコンをつければ少し綺麗になったりするなど、可視化しないと気づかなかった空気の動きを把握することができるようになります。
環境がわかれば、意識が変わる
今まで”大気汚染”という問題について漠然とした考えしか持っていませんでしたが、『Atomtube』であらためて数値化されれば意識の改革が必要であると認識させられました。
安全だと思っていた日本の空気は、調べてみれば大気汚染による死者数が世界で11位と間違っても良い順位とは言えないものです。
今後『Atomtube』のように、携帯できて手軽に空気の質を計測できるデバイスは増えていくことでしょう。
今日からいきなりクリーンな生活をするというのは難しい事ですが、ちょっと意識するだけでも変えられる事はあるのではないでしょうか。
参照元: INDIEGOGO