東京ミッドタウンで毎年開催されるTokyo Midtown Awardで2015年準グランプリのすごい”プチプチ”が商品化です。
「え?あのプチプチ?」と思う方も多いと思いますが、まさにあの”プチプチ”です。
一昔前に発売されたムゲンシリーズの再販とかではないのでご安心ください。
2015年のテーマはずばり”おもてなし”で、1,316作品の応募があったTokyo Midtown Award。
その数ある応募の中で準グランプリを獲得した”プチプチ”には、なんと「浮世絵」がプリントされたものでした。
ギフトに驚きを与える『浮世絵プチプチ』が、2017年11月から発売されます。
時代は繰り返し、再び緩衝材に
20世紀初頭の日本では、陶磁器などの割れ物を輸出する際に刷り損じた浮世絵を緩衝材として詰めていました。
輸出先のヨーロッパでは緩衝材を取り出したさいに、刷り損じとはいえ鮮やかな色彩にとても驚いたと言います。
その驚きをギフト用の緩衝材として現代に蘇らせ、日本の”おもてなし”の心を表現したのが『浮世絵プチプチ』なのです。
お酒などのボトル類であれば、『浮世絵プチプチ』に入れてリボンで結ぶだけで”日本らしい”ラッピングになります。
デザインは現在分かっている限りでは
・葛飾北斎「富獄三十六景 神奈川沖浪裏」「富獄三十六景 駿州江尻」
・喜多川歌麿「ビードロを吹く娘(ポッピンを吹く女)」
11月に発売されるのはボトル用大サイズ(一升瓶用)324円と、ボトル用小サイズ(四合瓶用)302円となっています。
”プチプチ”を考える
梱包資材として主に使われているプチプチには裏表があるのはご存知ですね。
どちらが裏でどちらが表というわけではないのですが、一般的には凹凸があるほうを内側に使っているのを多く見かけます。
実は裏表どちらを使っても衝撃の緩和に差はなく、梱包しやすいという利点で平らな面が外側になる場合が多いようです。
プチプチは梱包材以外にも使い道があり、気泡緩衝材という正式名称のとおり空気の層があるので断熱材にも適しています。
ほかにも緩衝材として地震対策に使えるので、食器棚に敷いておくと地震がきたときに本来の効果を発揮してくれます。
Tokyo Midtown Awardの受賞作は次々と商品化
『浮世絵プチプチ』以外にもTokyo Midtown Awardは数々の商品を生みだしており、近年で一番印象に残っているのは「歌舞伎フェイスパック」や「富士山グラス」でしょうか。
2016年度の準グランプリだった「おめでたい紙コップ」は、2017年度グッドデザイン賞を受賞しておりこちらも話題になっています。
「富士山グラス」は筆者も購入しており、年末年始や休日に昼間からお酒を飲むときによく利用します。
また2013年準グランプリ「ATARI MANJU」も、知人や親戚の受験生にプレゼントとして購入する機会が多いです。
『浮世絵プチプチ』はプレゼントにぴったり!
梱包材に300円というとクリスマスバッグぐらいしか思い浮かばない筆者ですが、『浮世絵プチプチ』はそのデザイン性の高さで日本酒や焼酎のギフトに最高にマッチしそうです。
結婚式の引き出物や、ゲストに日本製のワインをお土産として渡すときにもよさそうですね。
こんな包装なら受け取った側もテンションが上がりますし、ちょっとしたお酒でも3割増しで美味しく飲めそうな気がしてきます。
どうせなら封をするのもリボンではなく赤い紐などでさらにこだわってみてもいいかもしれません。
結び方にもこだわったり、終わりにトンボ玉でもつけてあげれば和の雰囲気抜群のギフトの完成です。
贈り物をちょっと粋にしたいときなんかに『浮世絵プチプチ』を利用してみてはいかがでしょうか。