週末となればクーラーボックスを肩からかけて釣りに行く人がいますが、待つ時間の方が多いのにやめられない不思議な魅力がありますよね。
魚がかかった時なんか最高に興奮しますし、釣り竿から伝わってくる振動でさらにエキサイトして夢中になってリールを巻いてしまいます。
そうして大興奮で釣り上げたはいいものの針を外して改めて「これなんていう魚?」なんてことありますよね。
そんな時に魚判別アプリ『フィッシュ』を使えばただ写真を撮るだけでその魚が何なのかすぐに調べることが可能です。
釣り好きにはたまらないアプリですが、うっかり海や川にスマホを落とさないようにだけ気を付けましょう。
日本初の「深層学習AI」を搭載した魚種判別アプリ
釣った魚を撮影するだけで種類や名前を調べることができるアプリ『フィッシュ』が7月11日にリリースされました。
このアプリは日本で初めて「深層学習AI」を搭載したアプリとなっており、なんと300万点の写真を人力でタグ付けて学習させたのだとか。
リリース直後では80種類の魚を判別することができ、危険な魚種の場合は判定ページにドクロマークが表示されるという分かりやすさも魅力です。
魚種や特徴だけでなくどんな料理が美味しいかなどの情報も乗っているので、魚釣りをしながら夕食の献立を考えるのもいいかもしれません
深層学習(ディープラーニング)ってなに?
『フィッシュ』に搭載されている「深層学習AI」は、一つの魚種に対して条件の異なる写真を何十何百と認識することでどんどん学習していきます。
深層学習という名前からなんとなくイメージが湧くかと思いますが、機械学習をさらに発展させた手法で多重構造アルゴリズムを用いて細かい指示なしにAIが自動で学習します。
ただし自動というのは良くも悪くもあって、精度を高めるためには大量の情報が必要になるだけでなく読み込ませるデータによっては見当違いの方向性になってしまいます。
そのためデータは慎重に選ぶ必要があり、今回読み込ませたのは釣り船予約サイト「釣割」を通じて釣り人が掲載した約300万点の画像をデータベース化したものだそうです。
300万点の画像でリリース時は80種類ですから、その大変さは素人でもよく分かるのではないでしょうか?
ダウンロード無料
これだけの技術と手間がかかったアプリなのにダウンロードから利用に至るまで無料となっています。
タダより怖いものはないとよくいいますが本当に無料なので気になった人はインストールして使ってみてください。
途中で課金コンテンツがあるのかと思いきや詳細情報を確認するのであっても無料でしたので、おそらくこのまま有料になることはないでしょう。
ちなみにAndroid/iOSどちらにも対応していますので、機種を選ばず使えるのも嬉しいですね。
スマホひとつで図鑑要らず
どうせ釣りを楽しむなら釣った魚を絵に描いて大きさや特徴を記録してみてはいかがでしょうか?
お子さまがいる家庭なら一緒に釣りにいけば自由研究にもなりますので、魚の特性などについて一緒に学ぶいい機会かもしれません。
掲載されている魚の種類は今後も増えていく予定とのことですので、このアプリさえあれば重たい図鑑を片手に移動する必要もありませんし調べ違えることもなさそうです。
ドクロマークに要注意!
魚によっては背びれなどに毒がある種類もいますので、釣り上げたらすぐ触るのではなく一旦タオルなどでキャッチして地面に置いて撮影判定してから触るようにしましょう。
もしもドクロマークが出た場合には何が危険なのか詳細情報をよく見て速やかにリリースすると良いでしょう。
特に小さなお子さまがいる場合には最新の注意を払って楽しい時間をお過ごしください。
フィッシュ
-AIが魚を判定する未来の魚図鑑
B.Creation Inc.