子供の頃、自分が描いた絵を切りとって戦わせたり、おままごとの登場人物にしたことがあるという方は少なくないのではないでしょうか。
自分がイメージしたものが自由に動いたり、飛んだりしたらきっと楽しくて嬉しくなるでしょう。
RICOHが開発した『紙アプリ』はそんな子供の夢を実現するステキなプロダクトです。
もし子供が描いた絵が動きだしたら、子供たちだけでなく大人も一緒になってコミュニケーションを取れますね。
早速そんな神アプリをご紹介します。
鑑賞したり戦わせたり自由に遊べる
大空に子供が描いた花火を打ち上げたり、海底に魚を泳がせたり。
他にも描いた恐竜が卵からポコッと生まれて大地を駆け巡ります。
描いた車を使ってレーシングで競い合ったりタイムトライアルできるゲームもあるので、ただ鑑賞するだけではなく積極的にコミュニケーションすることも可能です。
また、レーシングゲームでは子供の描いた車の色や形によってそれぞれの車の性能が決まるので、速い車を作りたい!という気持ちで何度でも挑戦する要素もあります。
ハロウィンやクリスマスの背景もあるので、季節に合わせてお絵かきしながらスクリーンで動かすことを楽しんだり
子供と大人が一緒になって喜びや楽しみを共感できる点が素晴らしいプロダクトです。
『紙アプリ』の使い方
『紙アプリ』での遊び方はとっても簡単です。
まずはテーマに合った絵を専門の用紙に書き込みます。
この時、色や形によって描いたイラストに特徴が出る場合があるので、自分らしく自由に描いていくことをおすすめします。
次に描いた絵をスキャナでデジタルデータにし、取り込まれた絵はスクリーンの中に入り込み自由に動き回ります。
子供はスキャナの上にイラストを置いてボタンを押すだけで絵を取り込むことができるのでとても簡単です。
多くの人が参加することで水族館の魚たちや大空に打ちあがる多くの花火や星を飽きることなく鑑賞することもできます。
必要なものはパソコンとスキャナ、プロジェクターとスピーカーです。
あとは専用の紙にペンで自由に絵を描いて、大きな壁に映し出すだけ。
海底の場面なら人面魚、夜の大空ならオバケといった敢えて子供たちの描かないものを描いてみると「わー」と声があがり、子供たちの新しいアイディアに繋がります。
どのような場面での使用に期待されるのか
この『紙アプリ』は商業施設のイベントや医療現場、学校教育の中での活用が期待できます。
医療現場では入院中で外出できない子供たちが楽しみながら想像力やアイディアを発揮できる環境となり得ます。
描く際には指先や手首を使うので、リハビリの一環としても活用できそうですね。
子供が遊んでいる中に年配の方も交えて、院内交流が盛んになることも考えられます。
教育の現場では、自他の絵を通して個性を尊重し合う。
色や形の違いを個性ととらえて認め合うことから人間関係について考える機会にもなりそうです。
また、商業施設では子供のプレイルームの充実化によって保護者の買い物時間を確保できたり、集客ツールとしてイベント開催時に活用したりと効果的な活用方法が期待できます。
背景や描いた絵を3D化して立体的に見える映像を映し出すこともできるので、専用グラスをつけてずっと眺めておくだけでも楽しめます。
筆者個人としては、テレビモニターかプロジェクターを使って自宅で紙アプリを使えたら、子供と描いた絵を主人公に物語を作って遊んでみたいと思いました。
実際に『紙アプリ』を導入している商業施設もあるので、いつかあなたの街の施設や学校、医療現場でも「紙アプリ」が活躍する日が来るかもしれません。
待ち遠しいですね!
参照元: RICOH