どんな人であっても職場での人間関係は選べるものではありません。
いい人が入れば悪い人もいる、気が合う人がいれば反りが合わない人もいて当然なのです。
しかし中には何かしらのハラスメント行為に及ぶ人がいるのも事実で、相手のポジションが高ければ高いほど我慢しなければならなかったり周囲も見て見ぬフリをしてしまうなんてことになりがちではないでしょうか?
今回ご紹介する『ソレハラ』というサービスは、そんなハラスメント行為をしている人に匿名でメールを送ることができるサービスです。
ハラスメント行為というのは自覚して行っているケースと無自覚のまま相手に不快感を与えているケースがあり、後者の場合は早期での対応がとても大切です。
もちろんハラスメント行為を自覚して行っている人にもかなり有効ですが、場合によっては行為がエスカレートする可能性もありますので第三者の協力を得ることも重要です。
一人で抱え込む前に相談しましょう!
現在日本で認識されているハラスメントは全部で35種類となっており、「終われハラスメント(オワハラ)」や「ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)」など新しいものも多く誕生しています。
なんでもかんでもハラスメントだと騒ぎ立てるのはもちろん良いことではありませんが、明らかに不当と感じて深刻に悩んでいるのならそれらの行為に対して何かしらのアクションを起こすべきではないでしょうか?
『ソレハラ』は居心地の良い職場づくりのためのサービスですが、こうしたサービスを利用することで逆に人間関係がギクシャクしてしまう場合もあるということは覚えておきましょう。
また自分がされていなくてもハラスメント行為を見かけたなら『ソレハラ』に頼んでみるといいかもしれません。
使いやすい入力フォーム
『ソレハラ』のwebサイトを開くと可愛らしいけど裁判官の格好をした「正義の猫」がお出迎えしてくれます。
ページ下部に進むと入力フォームがありますが、「通報」という直接的な表現を使ってくるところに覚悟を試されている気分になります。
通報までのステップは全部で5つとなっており、まずはセクハラ・パワハラ・アルハラ・モラハラ・スメハラ・ソノホカからハラスメントの種類を選びます。
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次にハラスメント行為のレベルを「おこレベル」から「裁判/告発レベル」までの5段階で選択、3つ目のステップで相手のメールアドレスと名前を入力します。
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そして4つ目のステップで送信時間を設定し、最後はプレビューを確認して通報します。
送られた人は「心当たりがある/ない」や「君の誤解だ」といったリアクションを返すことができます。
自覚がない人向けの「言ってくれてありがとう」といった選択肢もあり、このリアクションを受けて次の段階へ進むかどうするか決めるのが良いでしょう。
通知のみのサービスです
『ソレハラ』に通報したからと言ってそのまま警察や民営の相談センターなどに通知が行くかといえば現段階でそういったことはありません。
あくまで自覚を促して軽度な段階でハラスメント行為を止めるというのが目的のサービスですので、物理的にどうこうできるといったものではないと覚えておきましょう。
『ソレハラ』に頼むことで確認できるのが自覚の有無だけでなく、しらばっくれる可能性の有無も分かります。
明らかに自覚を持ってやっているのに、「君の誤解だ」なんてリアクションが来たなら悪質と言わざるを得ませんので速やかに第三者に相談、もしくは専門機関への通報をおすすめします。
人間関係を健やかに
どんなに匿名で通知できても4~5人しかいないような少人数の会社の場合は『ソレハラ』の利用が厳しく感じるかもしれません。
全ての人がより良い職場環境で過ごせるように、あらゆるケースに対応できるサービスに成長していくことを期待しましょう。
参照元: ソレハラ