クローズドなイメージが強かったLINEにオープンな印象を追加したLINE@。
今では利用する起業も多く見受けられ、個人でもLINE@を利用する人が増えてきています。
登録してくれている不特定多数に一斉に配信できる反面、場合によってはこれまでとは比較にならないほど多くのユーザーに対応しなくてはならないので手間が増えるといった面も持ち合わせています。
そんなLINE@で即座に対応してくれて便利な存在がチャットボットですが、この度デジタルプロモーションなどをメインで手がける株式会社メフィラスが誰でも簡単にLINE@のチャットボットを作れるサービス『Parot』を発表しました。
以前にも専門知識不要でチャットボットが作成できるサービス”Repl-AI”をご紹介しましたが、今回はLINE@に限定してチャットボットを作ることができるようです。
AIが搭載されているかどうかについては不明ですが、シナリオとキーワードの設定によってはかなり高度な対応もできるようになるかもしれません。
LINE@でチャットボットが作成できるサービス
『Parot』はLINE@で特別なプログラミング技術などを一切使わず、誰でも簡単にチャットボットが作成できるサービスです。
シナリオ/キーワード/メッセージ(プロプランのみ)/レポート機能(ベーシックプランから)の4つが実装されており、友達の数や吹き出しの数によって3種類の料金プランを用意。
まずはある程度作ってみて、その後はレポート機能を利用しながら傾向を分析してシナリオとキーワードを変更していくといった流れになりそうです。
シナリオとキーワードをどれだけしっかり作成できるかで仕上がりが大きく変わっていきますが、時間と手間をかけた分だけ精度の高い応対をしてくれるようになります。
これだけ聞くとなんだかレセプションスタッフを教育しているのと同じような感じですね。
それぞれの機能について
チャットボットに対して少しでも知識がある人であればいいのですが、この記事を読んでる人がすべてそうであるとは限りませんのでここで少し機能について説明していきます。
すでに知っているという人は飛ばして次の項目から読み進めてください。
まずシナリオ機能についてですが、これは簡単に説明すると「ユーザーが求める情報を届ける機能」です。
そしてシナリオに深く関係してくるのがキーワード機能で、「ユーザーからのメッセージに自動応答する機能」となります。
この二つの組み合わせにより決められた返答ではありますが、まるで誰かが対応しているようにしてくれるのがチャットボットです。
そしてプロプランのみ利用できるメッセージ機能は個別に返信することを可能にするもので、レポート機能はキーワードの利用状況をリアルタイムで分析することが可能です。
利用シーンに合わせた3つのプラン
シナリオ機能とキーワード機能が使えればとりあえずいいという企業なら月額無料のフリープランで十分でしょう。
これは意見の募集やキャンペーンなどにも使用できますが、返信が必要な場合は別の方法で連絡する必要があります。
次に月額5万円のベーシックプランではレポート機能が追加、そして月額10万円のプロプランではメッセージ機能が追加されてすべての機能が利用可能になります。
ちなみにどのプランにするにしろ初期費用は10万円かかりますので、ここが「Repl-AI」との一番大きな違いかもしれません。
とは言っても作成してすぐ実装できるのが『Parot』の強みですので、初期費用がかかるとしてもLINE@でチャットボットを導入しようとしている企業は一度検討してみてはいかがでしょうか?
参照元: parot