ペンタブやiPadがあれば誰でも簡単に3Dモデルの作成ができる、そんな時代がもう目の前に来ています。
ピクシブから無償で3Dモデルを作成できるキャラクターメイカー『VRoid Studio』が7月末にオープンβ版でリリースされました。
Windows/iOSどちらでも使えるアプリなのでイラストが上手な人ならすぐにでも3Dモデルの作成ができるのではないでしょうか。
こちらがデモムービーなのですがいかがでしょうか?
本当にお絵かき感覚でサクサクと3Dモデルを作成していっており、従来は必須であった3Dモデリング技術がほぼ必要なさそうです。
これはスゴイ!ということで今回は『VRoid Studio』を詳しくご紹介していきます。
自分の分身をお絵かき感覚で作れる
『VRoid Studio』は人型アバターの3Dモデルを無償で作成できるキャラクターメーカーです。
ここで作成した3Dモデルは3DCGアニメーションやVRプラットホーム、ゲームなどで利用することができ、リリース時はとりあえずVRM形式でのエクスポートに対応するそうです。
また『VRoid Studio』の公開と共に「VRoidプロジェクト」も始動しました。
これは誰もが自分の3Dキャラクターを持ち、VR空間での作品作りやコミュニケーションを可能にする世界を提供するものです。
バーチャルYoutuberになりたいけど3Dモデルが作れなくて・・・なんて嘆いていた人にとってこれは大チャンスではないでしょうか?
ペンツールで髪の毛が描ける
デモを見るとお分かりいただけますが、ペンツールとパラメータ調整だけでサクサク髪の毛が掛けてしまいます。
まずペンツールで毛束を書き、パラメータ調整でモデリングしていくわけですが、この機能をプロシージャルヘアデザイン機能というようです。
調整できるのは毛束の太さや向き、毛先のカール具合などで、パラメータの値はスライダーを左右するだけの簡単設定です。
ちなみに視点の角度を変えるのは余白をペンでタッチしてクルクル回すだけですので操作が混乱することもないでしょう。
テクスチャペイント機能搭載
『VRoid Studio』ではペイント感覚で直接塗ってテクスチャを作成することが可能です。
デモムービー後半に瞳のテクスチャを変えていましたが、直接書き込めるため適用されたオブジェクトの確認をしながら作業を続けることが可能です。
さらに『VRoid Studio』のペンツールは筆圧対応なので圧を強めれば濃く、弱めれば薄くと行った微調整も可能になります。
リアルタイムで確認しながら書き込んでいけるのでこれまでとは比較にならなほどの作業効率化が狙えそうですね。
かつてないほど直感的にモデリングできる
キャラの印象を決める髪型や目、顔といったパーツをいつもどおりイラストを書く感覚で作業して3Dモデルが作成できてしまうのが『VRoid Studio』の大きな魅力です。
ツールは今後もしかして行く予定とのことで、このまま行けばイラストレーターでなくとも自分だけの3Dアバターを作成ですることができるようになるかもしれません。
現在はVR/ARコンテンツの盛り上がりにともなって3Dモデルの需要は増えても供給が全然追いついていない状況です。
しかし『VRoid Studio』があれば3Dモデリングの知識や専門技術はほぼ不要ですので、VR/ARコンテンツの展開から今後ますます目が離せなくなりそうですね。
イラストが上手に書けないという人もこれを機会にちょっと練習して自分だけのアバターを作成してみてはいかがでしょうか。
参照元: pixiv