一度お金を払うと定められた期間の間は音楽聴き放題、動画見放題、車乗り放題、時計替え放題と買うより断然お得なサブスクリプションサービス(以下サブスク)。
定額だから料金体系がわかりやすい、買わなくても色々楽しめると人気を集めており、今では音楽から車に至るまで多様な業界がサブスクを採用しています。
そこで今回は、Hacktsu編集部が厳選したサブスクを10モデルご紹介。
ジャンルを限定せずとにかくおすすめなものをピックアップしていますので、気になるものがあったらぜひ利用してみてくださいね。
サブスクリプションサービスとは?
サブスクリプションサービスは、利用期間に対して対価を支払うという新しいビジネスモデルのサービスです。
代表的なものに月額制の動画配信サービスや音楽配信サービスがあることから、“定額制”と同じ意味合いで使われることも。
最近では洋服や時計をレンタルできたり、車を毎月定額で乗れたりとジャンルが多岐にわたり、「買わなくても憧れのアイテムが手に入る」として“持たない暮らし”を楽しむ人が増えてきました。
2019年には日本サブスクリプションビジネス大賞2019が実施されるなど、ここにきてますます注目度が高まっています。
サブスクのメリット・デメリット
そもそもの価格設定がかなりお得なサブスクですから、消費者の私達にとってはたくさんのメリットがあります。
一方で、「うまい話には裏がある」ではないですが、少なからずデメリットも存在しますので、双方をしっかり理解してサブスクを上手に利用したいものです。
メリット
サブスクを利用する最大のメリットは、買うよりお得にサービスを利用できることに他なりません。
例えば月額1,000円の音楽配信サービスに加入したとしましょう。
100曲のプレイリストを作っても1曲当たりの値段は10円ですから、ストリーミングの販売サービスと比べると何十分の1というコストで大好きな音楽を楽しむ事ができます。
また、サブスクは“期間に応じたサービス”であるため、原則としていつ解約しようと消費者の自由です。
ただし、解約する条件は各サービスによって異なるので、契約する前にきちんと確認するようにしましょう。
デメリット
良いことばかりのように感じるサブスクですが、当然ながら利用を止めたあとは一切のコンテンツやサービスを利用することができません。
また、契約している限りは利用しなくても料金が発生します。
それからここが一番見落としがちですが、利用料金には使用しない機能や興味がないコンテンツの分も含まれます。
100分の99不要でもそこでしか利用できないものがある(かつ買うより安い)というようなケースなら話は別ですが、基本的にはその場のテンションで契約するとマイナスになることがほとんどなので気をつけましょう。
サブスク選びで失敗しないコツ
縛りがなく解約しやすいと言われているサブスクですが、原則として一度払ったお金が戻ってくることはありません。
それがたとえ1,000円程度のお金であったとしても、使わなくていいならそれに越したことはないですよね。
サブスク選びで大切なのは、サービス内容か利用頻度のどちらかに重点を置いて料金プランを決定すること、そしてコストパフォーマンスをしっかり計算することです。
使い放題というと聞こえはいいですが、実際は1日1回や1回○個、1回○分までなどの“小さな制限”が必ず存在するので、本当にお得に利用できるのかどうかを入念に検討するようにしましょう。
サブスクリプションサービスおすすめ15選
サブスクについてある程度理解が深まったところで、ここからはいよいよおすすめのサブスクをご紹介していきます。
Amazonプライム
URL:https://www.amazon.co.jp/amazonprime
月額プラン500円(税込)または年間プラン4,900円(税込)で利用可能なAmazonが提供しているサービスです。
契約してプライム会員になると迅速で便利な配送サービスが利用できる他、動画配信サービスのプライムビデオ、音楽配信サービスのプライムミュージックなど多数のサービスを追加料金なしで利用できます。
送料分のコストで利用できるので、毎月1度でもAmazonで買い物するなら絶対に契約したほうがいいといっても過言ではありません。
また、1週間の試着サービスプライムワードローブが利用できるのも魅力。とにかくお特なので、Hacktsu編集部としては買い物しなくても加入することをおすすめします。
Kindle Unlimited
URL:https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true
Amazonユーザーにはお馴染みのサービスですが、お手持ちのデバイスを契約したその日から図書館に。
和書12万冊以上、洋書120万冊以上、コミック3万冊以上をラインナップしており、その全てが月額980円で読み放題になります。
たっぷり30日のお試し期間があるので、気になったならまずは利用してみるといいでしょう。
「読書が趣味だけど、本を集めるのも好き」という方にとって電子書籍は少し物足りないかもしれませんが、単行本1冊分以下の値段であれこれ読めるので、本当に手元に残したい本だけ購入するなどスタイルを変えれば節約にもなります。
さらに今なら3ヶ月99円(2,841円OFF)のキャンペーン中。三度の飯より本が好きという本の虫なら、これは登録しない手はありませんね。
Spotify
URL:https://www.spotify.com/jp/
言わずと知れた音楽ストリーミングサービスですが、現在の配信楽曲数は5,000万曲以上となっており、月間アクティブユーザー数は2億人以上を誇る音楽系サブスクトップのモンスターコンテンツです。
月額980円のPremiumプランにアップグレードすると、広告の非表示・選択やスキップの自由化・ダウンロードによるオフライン再生が可能と無料プラン時の制限が全て解除されます。
無料プランでも全ての楽曲をフルで聞けるので十分に楽しむことはできますが、30秒程度の広告がところどころで流れるのがやはり気になるところ。
2020年2月時点の有料会員数が、アクティブユーザー数の半数以上となるの1億2,400万人であることからもサービスの満足度が伺えますね。
楽曲数の多さもさることながら、探す機能とおすすめ機能が充実しているのも『Spotify』の良い所。邦楽のラインアップも豊富なので、音楽系で迷ったときはここにしておけば間違いはないでしょう。
Apple Music
URL:https://www.apple.com/jp/apple-music/
Appleユーザーに最も身近なサブスクリプションサービスと言えば6,000万曲を取り扱う『Apple Music』です。
iPhoneユーザーならミュージックアプリから加入でき、3ヶ月の長期無料お試し期間があるのも魅力。
気になる料金は月額980円と一般的ですが、親子共に嬉しい学割(月額480円)やファミリープラン(月額1,480円/6人まで)の設定もあります。
Androidユーザー向けのアプリもあるので、無料期間を利用して他のサービスと比較してみるのもいいでしょう。
hulu
映画とTVどっちが好き?と聞かれて、「TV!」と答える方におすすめなのが『hulu』です。
月額1,026円(税込)とリーズナブルながら、国内外のTVドラマや国内バラエティ、映画のラインアップが充実しており、見逃し配信にまで対応しています。
なぜそんな事が可能なのかというと、日テレが『hulu』の国内事業を買収しているから。
さらに最近では、野球やサッカーなどのスポーツ配信に加えて、海外TVドラマのリアルタイム配信も充実してきました。
もちろんダウンロード機能は利用できますし、少ないながらオリジナル作品も配信しています。
『hulu』が気になった方は、まずは2週間の無料期間を利用すると自分に合っているかどうかがわかるはずです。
Netflix
URL:https://www.netflix.com/jp/
『hulu』がTV派なら『Netflix』はズバリ映画派の皆様におすすめの動画配信サービスです。
利用スタイルに合わせて選べる3つ(880円/1,320円/1,980円)の料金プランが用意されており、スマホでしか視聴しないという方は一番安いプランでも十分楽しめます。
オリジナルドラマやアニメ・バラエティの多さが最大の強みであり、クオリティの高さたるや「これ本当にオリジナル?!」と驚くほど。
オリジナルコンテンツはもちろん限定配信ですから、それだけを目的に加入する人もいるのだとか。『Netflix』恐るべしですね。
無料期間が2019年12月で廃止されてしまったのが残念ですが、いきなり有料でも後悔することはなさそうです。
PlayStation Now
URL:https://www.playstation.com/ja-jp/explore/playstation-now/
「名作から大作まで、今すぐ遊び放題。」のコピーがゲーム好きの心をくすぐります。
月額1,180円でPS3&PS4のタイトルが400種類以上も遊び放題とあっては、利用しない方が損している気になるのは気のせいでしょうか。
それから最大の特徴として、PS4を持っていない方でもWindowsPCがあればサービスを利用できます。
『DUALSHOCK4 USBアダプター』と『DUALSHOCK4 ワイヤレスコントローラー』が必要になりますが、わざわざPS4本体を購入する必要がないのは大きなメリットと言えるでしょう。
また、ダウンロード機能も利用できるので、ストレージに空きがあるならオフラインで楽しむのもいいですね。
Nintendo Switch Online
URL:https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/onlineservice/
もしもNintendo Switchを持っているなら、絶対に入るべきサブスクがこの『Nintendo Switch Online』です。
アカウントが1つしかないなら個人プラン(306円/月)、複数ある場合はファミリープラン(8個まで4,500円/年)を利用しましょう。
『Nintendo Switch Online』に入らないとそもそもオンラインで遊ぶことができないので、協力プレイや対戦がしたい場合は加入が必須となります。
「オフラインでしかやらないよ」という方は入らなくても問題ないですが、ファミコンやスーパーファミコンの懐かしいタイトルが無料でプレイできるのはなかなか魅力的ですよね。
また、加入するとセーブデータのバックアップを自動で取ってくれます。
自分で完璧に管理できているなら不要のサービスですが、付属するものなので上手く利用して快適にプレイしましょう。
subsclife
引っ越しの際にネックとなる大きな家具だって、今ドキはサブスクで済ませましょう。
しかも人気インテリアブランドの家具だけでなく家電まで借りられるので、上手に活用すればスーツケース1個で引っ越しも不可能ではありません。
料金体系は借りる期間や家具によって異なりますが、中には1個500円(送料別途)から借りられるものも。
利用期間は3〜24ヶ月まで幅広く選べるので、短期の単身赴任から次回引っ越しまでの長期間にも対応できるのが嬉しいですね。
また、24ヶ月レンタルしても定価を超えない料金設定となっており、さらに通常使用で傷がついたとしても追加費用は不要。
新生活は何かと費用がかさみますから、『subsclife』を活用して初期費用をググッと抑えてみてはいかがでしょうか。
PostCoffee
15万通りもの組み合わせから自分好みのコーヒーを診断・カスタマイズして届けてくれるというありそうでなかったコーヒーの定期便サービス。
ちなみにコーヒー診断を行うのはAIで、普段のライフスタイルなどから3タイプの高品質なコーヒー(各3杯分)をピックアップしてくれます。
ユーザーの好みやカスタマイズに応じてシュガーやミルク、さらにはフィルターまで付属するので、消耗品を自分で用意する必要がないのも嬉しいポイント。
月額プランは全部で3種類(1,480円/1,720円/2,280円)をラインアップ。全国送料無料で利用できますし、近くにコーヒーショップがない方とっては最高のサービスですね。
「毎日飲むから9杯分じゃ全然足りないよー!」という方も安心してください。
追加注文にも対応していて最短翌日投函、さらにこちらも送料無料ですので、毎日美味しいコーヒーで1日を始めることができますよ。
KARITOKE
男性にとっての高級腕時計は“デキる男の象徴”であり、スマホで時間が確認できるようになった現代においてもステータスであることに変わりありません。
そんな憧れの高級腕時計を、月額3,980円/6,800円/9,800円/14,800円/19,800円(どれも税別)の5プランでレンタルできるのが『KARITOKE』です。
月額料金が上がるにつれてレンタルできる時計のグレードも上がり、一番上のexecutiveプランではウン百万円の超高級腕時計もラインアップ。
万が一の傷や破損、故障に備えた“安心キズ保証”が料金に含まれているのも特徴で、飽きるまでとことん高級腕時計を楽しむことができます。
ただし、紛失や盗難は保証対象外となっており、レンタル中の時計と同等物の購入費用を負担しなければいけません。
ちなみに高級腕時計を持っているけど使っていない方は、貸す側になれる『KASHITOKE』というサービスもありますよ。
Leeap
普段はスーツでビシッとキメている男性ほど、休日の私服について悩みを抱えていたりします。
お金はあるのにファッションセンスがない、そんな悩める皆様の救世主となるのが、毎月7,800円(税抜)からスタイリストのコーデを丸ごとレンタルできる『Leeap』。
オフにぴったりのカジュアルプランは月額7,800円(税抜)、ビジネスからパーティーまでお任せなジャケパンプランは月額13,800円(税込)で利用できます。
専属のスタイリストとLINEで相談できるので、自分の好みを反映させたり着用シーンにピッタリのコーディネイトを提案してもらうことも可能です。
ただし、レンタルできるのは2パターンのコーディネート(4点)のみ。初月のみ2回、2ヶ月目以降は毎月1回コーディネートをチェンジできます。
レンタルした洋服が気に入れば購入することもできますが、反対にイマイチだなと感じたらスタイリストに伝えることで次回のコーディネートの参考にしてもらえますよ。
KINTO
日本が世界に誇る自動車メーカーのトヨタが、「買うよりお得、らしい。」と車を買わないことを推奨するという衝撃的な広告が話題を呼んだ『KINTO』。
申込者(契約者)には新車が貸し出されますが、原則として予め契約した期間(3/5/7年)は乗り続けるというもので、サブスクというよりはリース契約に近い印象です。
月額料金には自動車税や任意保険料、オイル交換などのメンテナンス費など車にかかる諸経費が全て含まれていますし、頭金0円で利用できるというのも購入と大きく異なるポイントといえるでしょう。
一方で保険の等級が引き継げない、途中解約は原則として違約金が発生、月間走行距離1,500kmまで(返却時に総計して超過分は追加生産)などいくつか制限もあります。
購入するより本当にお得かどうかは賛否が分かれるところですが、、初めて車に乗る方や任意保険料が高額になりがちな若年層(26歳以下)の方、ライフスタイルの変化に合わせて車を乗り換えたい方にはとてもおすすめです。
Native Camp
「これからは英語ぐらい話せないとな・・・」と頭ではわかっていても、仕事に趣味にと忙しい毎日を送っていると英語の勉強はついつい後回しにしてしいますよね。
そんな意識は高いけど行動まで至らない方におすすめなのが、オンライン英会話レッスンを24時間365日受けられる『Native Camp』です。
オンラインなのに月額6,480円と割高なように感じますが、なんとレッスンは受け放題。
人気講師の場合は予約になってしまうこともありますが、せっかくの定額制ですから色々な講師の方と話してみるのもいいでしょう。
1レッスン25分が原則ですが、まとまった時間が取れない方は5分程度の短い時間でも大丈夫。
言語習得にはとにかく聞く・話すの反復学習が大切です。英語に触れない日を無くすぐらいのつもりで取り組みましょう。
Pairs
会員数1,000万人以上を誇るマッチングアプリで、月額3,590円(男性のみ)から利用できます。
かつての出会い系サイトはメール1通単位でポイント課金が発生するため、サクラが在籍するなど“出会えないのが常”でしたが時代は変わり、最近のマッチングアプリは定額課金でメッセージし放題です。
メッセージ送り放題となるとサクラの存在意義がなくなりますから、必然的に信頼度が上がって会員数の増加につながっているようですね。
プロフィールを入力したらいよいよお相手探しスタート。お互いに“いいね!”を送り合うとやり取りできるようになります。
婚活だけでなく恋活のサポートまでしているというのが大きな特徴で、オプションプランを利用すれば出会いの幅がきっと広がりますよ。
人気のサブスクリプションサービスを試してみては
今回はジャンルを超えて本当におすすめのサブスクをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
首都圏であれば食事系のサブスクも利用できるので、住居さえ確保すれば何も持たない暮らしができそうですね。
バックパック1つで土地から土地へ。普通に生きていると何かと忙しい現代ですから、そんな暮らしも悪くないかもしれません。
今後も魅力的なサブスクが続々と登場するはずですので、アンテナ感度をビンビンにしておいてお得で快適な生活を手に入れましょう。
※掲載価格は2020年9月29日時点のものです。