この1~2年の間に、釣り人の数が急増したのをご存知でしょうか?
コロナ渦でも人と接触せずにできる趣味として注目を集め、休日となれば釣具屋さんや足場のいい漁港は釣り人でごった返しています。
しかし、始めたはいいものの快適とはほど遠かったり、必要以上の荷物を携帯してしまったりと大変な思いをしている方が多いようです。
そこで今回は、釣りを始めたばかりの方におすすめな、「これさえあれば大丈夫!」という釣具をご紹介します。
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釣具はジャンルによって異なる
釣りを始めてみてすぐに気づくこと、それはずばり「狙う魚や釣り方によって道具が結構変わる!」ということではないでしょうか。
ウキを浮かべてのんびり釣る、カゴに餌を入れて一度にたくさん釣る、ルアーをつけて釣るなどなどありまして、同じ道具でできないこともないですが専用道具がやっぱり便利。
また、漁港内でアジなどの小魚を狙う場合と、磯からブリやカンパチなどの大型魚を狙う場合も、当然ながら使う道具は異なります。
そこでまずは、大きく餌釣りとルアー釣りで分けてそれぞれのツールをご紹介します。
餌釣り
オキアミやイソメ、魚や貝の切り身など高い確率で釣果をあげられる餌釣りは、ロッド(竿)やリールだけでなく餌箱や専用の仕掛けが必要になります。
また、ウキ釣りなら延べ竿が、オモリをつけて沈める釣りならリールをセットできるロッドがあると便利です。
定番のサビキ釣りはどちらのロッドでも可能ですが、手返しよく釣るなら延べ竿が良いでしょう。
他には餌を触った手を洗うためのバケツ、餌を巻くための柄杓、竿を置くためのロッドホルダーがあると便利ですよ。
ルアー釣り
餌の代わりにルアー(疑似餌)を使いますが、種類が豊富で狙う魚種ごとに使い分ける必要があります。
必須となるのがルアーを投げられるリール付きロッドとルアーを収納するケース、そしてそれらを持ち運ぶバッグや釣った魚を入れておくクーラーボックスですね。
ターゲットが大きくなるようであれば、魚を引き上げるランディングネットも必要となります。
近年では、漁港で手軽にできるメバリングやアジングといった軽めのルアーフィッシングが人気を博しています。
初心者におすすめなのは“サビキ釣り”
手軽にできる釣りの代名詞といえば、糸にたくさんの針がついたサビキ釣りです。
小さな針にはヒラヒラした飾りがついており、海の状況が良ければ餌をつけなくても小魚が釣れます。
垂らすだけでいいので初心者でもとっつきやすく、とりあえずは釣れるので満足度が高いというのも定番たる所以でしょう。
小魚を針から外すのは大変ですが、いくつかのアイテムをプラスすると快適性をググっと上げることができますよ。
アウトドアグッズの併用で快適性アップ!
サビキ釣りは魚を集めるまでに時間がかかることがあり、いつでもポンポン釣れるわけではありません。
日によってはいくら待てども魚が来ないなんてケースもありますから、アウトドアチェアやミニテーブルなどのアウトドアグッズがあると待ち時間を快適に過ごせます。
また、漁港によってはテントを設置してもOKだったりするので、日差しが気になる日中は竿に鈴をつけて日陰でのんびりするのもいいでしょう。
サビキ釣りはファミリーフィッシングの定番
サビキ釣りとアウトドアグッズの組み合わせは、お子様がいる家庭にこそおすすめです。
魚が釣れない時間はアウトドアグッズで遊び、釣れ始めたら魚と戯れることができます。
コロナ渦でなかなか遊びに行けないとお悩みなら、釣具とアウトドアグッズを車に積んでファミリーフィッシングに出かけましょう!
初心者におすすめの釣具20選
ここからはおすすめの釣具をジャンルごとにご紹介していきます。
これがないと始まらない!おすすめのクーラーボックス5選
釣りに行くならクーラーボックスを忘れては行けません!
大きさ順でご紹介するので、ターゲット似合わせて最適なサイズを選びましょう。
CAPTAIN STAG/シエロ M-8175

CAPTAIN STAG/シエロ M-8175 ¥1,236
小さな見た目の割に500mlペットボトルが11本も入るクーラーボックス。
ホームセンターなどでも売っているため、一度は見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
保冷力と耐久性はお値段なりですが、移動が1時間以内の近場なら十分活躍してくれますよ。
DAIWA/クールライン S600X

DAIWA/クールライン S600X ¥3,618
釣り具メーカー製は高いというイメージがありますが、5,000円以下というリーズナブルな価格で買えてしまうのがこちら。
フタには冷気を逃さず魚を入れられる小窓付き。
容量は6Lとやや小さめですが、オプションのロッドホルダーやドリンクホルダーを取り付ければ釣りがぐっと快適になりますよ。
DAIWA/クールライン SU800X

DAIWA/クールライン SU800X ¥9,036
保冷力にもう少しこだわりたい方は、側面に真空パネル断熱材2枚を搭載したこちらのクーラーボックスはいかがでしょうか。
他部分にはウレタンが入っており、安価なクーラーボックスにありがちなスチロールよりも断熱効果が高いです。
モノトーンカラーのシンプルなデザインも使いやすくていいですね。
DAIWA/シークールキャリー2 S2500

DAIWA/シークールキャリー2 S2500 ¥12,519
容量25L以上のクーラーボックスは、車から釣り場まで少し距離がある場合やサバやイナダなど少し大きめの魚を狙うときに活躍してくれます。
本製品のようにキャスターとハンドルがついていれば、多少大きくても移動はスムーズ。
断熱材がスチロールなので保冷力はほどほどですが、この価格でキャリータイプが買えるとなれば見逃せません。
SHIMANO/フィクセルライト NF-430U

SHIMANO/フィクセルライト NF-430U ¥14,420
容量が30Lを超えてくるとクーラーボックス本体の重さが気になり始めますが、フィクセルライトシリーズは強度と軽さを両立しています。
底面と側面だけでなく天面にも断熱材(発泡ポリエチレン)を入れており、外気温31℃の状況下でも氷を40時間キープ可能です。
ワンアクションで左右どちらからでも開け締めできるなど、性能と機能性の高さで選ぶなら間違いない選択肢と言えます。
怪我予防にも!魚バサミのおすすめ3選
釣りはしたいけどニオイが気になるから魚に触りたくない、そんな人の強い味方が魚バサミです。
また、暴れる魚はヒレやトゲが刺さったりといろいろ危険なので、怪我予防にも一役買ってくれますよ。
第一精工/ワニグリップミニMC

第一精工/ワニグリップミニMC ¥1,120
10cm程度の小魚から30cm超えの魚まで、種類を問わずガッチリ掴めます。
ロック機構が備わっており、使用後も閉じた状態をキープできるので汚れが気にならないのも大きな魅力。
専用のホルダーがあれば、ベルトやバッグに掛けて使うこともできますよ。
DAIWA/フィッシュホルダー LG

DAIWA/フィッシュホルダー LG ¥1,837
ギザ刃で魚をがっちり掴めるので、毒がある魚やヌメリのある魚が釣れたときでも安心。
ラジオペンチのように使いやすく、プッシュ方式の簡易ロック機構も搭載しています。
先端は中小型サイズの魚の口にもフィットする設計で、針外しの際にも活躍してくれるでしょう。
第一精工/ガーグリップ MCカスタム

第一精工/ガーグリップ MCカスタム ¥3,118
アジング(アジのルアー釣り)好きの間で爆発的な人気を誇るのが、ホルスターに収納して携帯できるこちらの『ガーグリップ』。
魚を掴みやすいのはもちろんのこと、写真で撮ったときに掴みながらも魚をしっかり映せるのが高ポイント。
数多くのプロスタッフも愛用していますが、値段が高いのでお財布としっかり相談しましょう。
釣具をスッキリ収納!フィッシングバッグのおすすめ3選
ルアーフィッシングをするなら、使う道具をまとめて携帯できるフィッシングバッグが必須。
一般的なバッグを代用することもできますが、専用品なら様々な機能が搭載されていて便利ですよ。
MEIHO/バケットマウス BM-5000

MEIHO/バケットマウス BM-5000 ¥2,814
通称タックルボックスと呼ばれるもので、ルアーを始めとする釣りに必要な道具を一式収納して携帯するためのケースです。
側面はロッドホルダーやマルチケースといったアタッチメントを装着できるようになっており、好みに合わせてカスタマイズするのもいいでしょう。
かなり頑丈にできているため、別売りのクッションをフタにセットすれば椅子としても使えます。
Abu Garcia/ワンショルダーバッグ

Abu Garcia/ワンショルダーバッグ ¥3,671
十分なスペースとツールを個別に収納できる機能性、そして使いやすさを追求したデザインはまさに唯一無二。
レビューを見ても「これが5,000円以下で買えるなんて」と高評価で、実際に使ってみても不満が見つからないからすごいです。
ロッドホルダーにドリンクホルダーまで完備してますから、できるだけ身軽な格好で釣りをしたいならこちらのバッグをおすすめします。
DAIWA/サイドフィットバッグ

DAIWA/サイドフィットバッグ ¥5,059
おしゃれかつ機能的、それでいてダイワ好きならこちらのバッグがおすすめ。
フロントポケットの有無は実用面でかなり影響しますが、フラップ付きの大型ポケットが2つあるのでとても便利です。
ポーチを着けたりウェアをかけられるベルトループも装備。
さらにズレ防止の補助ベルトまで着いて、至れり尽くせりとはまさにこのカバンのことではないでしょうか。
釣りをするなら必需品!水くみバケツのおすすめ3選
手洗いや魚の血抜き、釣り終わりの後始末など、海水を汲めるロープ付きのバケツはあると重宝します。
中にはロッドを立てられるような多機能なものもありますし、予算に応じて1つは持っておきましょう。
TICT/マイクロバケツ

TICT/マイクロバケツ ¥2,814
その名の通りコンパクトな水くみバケツで、携帯時は付属のメッシュポーチに収納できます。
ロープの長さは5mとそこまで長くないため、水面までが比較的近い漁港内での使用に最適。
バッカンやタックルボックスにスッキリ収納できるだけでなく、ポーチに付属のカラビナでゲームベストやバッグにかけることもできますよ。
MAZUME/観察できる水くみバケツ MZAS-386-01

MAZUME/観察できる水くみバケツ MZAS-386-01 ¥1,650
釣った魚をクーラーボックスに入れてすぐさま氷で締めるのもいいですが、生きて泳いでいる姿を観察できるのも釣り人の特権です。
『観察できる水くみバケツ』はクリア素材でできているため、釣った魚をすぐにいれればその名の通り泳いでいる姿をじっくり観察できます。
側面にブクホルダーがついているので、生き餌を入れておくのにも最適です。
MAGBITE/アクアライブバケツ MBT08

MAGBITE/アクアライブバケツ MBT08 ¥3,270
左右にロッドホルダーを搭載した多機能な水くみバケツ。
水を入れない状態でロッドを指すと非常に不安定ですが、釣れた魚を入れれば写真映えすること間違いないなし。
背面にはエアーポンプや魚バサミを掛けておくループ付きです。
ルアー釣りをするなら1つは欲しい!タックルケースのおすすめ3選
気づくと数が増えているルアーは、専用ケースがあれば整理整頓も楽々。
もちろん釣行時は必須ですので、ジャンルに合ったケースを用意しましょう。
MEIHO/アキオ君 FB-10

MEIHO/アキオ君 FB-10 ¥440
名前はともかくとして、とても使い勝手のいいケースです。
10個のポケットは全て独立しており、釣りに必要な小物類をポケットサイズに収納して携帯できます。
カラーはイエローとグリーンの2色展開です。
VERSUS/VS-388

VERSUS/VS-388 ¥792
明邦科学工業株式会社のもう一つのブランドVERSUSから、ポケットのフタまで個別に開閉できるケースをピックアップ。
スモークカラーがカッコいいだけでなく、実用性に優れているのも大きな特徴です。
小さいポケットと長いポケットがあるので、大きめのフックはもちろん、小さめのルアーも入れられますよ。
MEIHO/ランガンケース1010W

MEIHO/ランガンケース1010W ¥864
アジングやメバリングなどのライトゲーム用で、片面にジグヘッド用のスリットフォームを備えています。
反対側には着脱可能な仕切り付きのポケットになっており、ワームやシンカーなど使うものを分けて収納可能。
これ1つであれこれ携帯できるので、名前の通りランガンする方にとっては必須クラスのケースです。
海に行くなら絶対に着用しよう!ライフジャケットのおすすめ3選
海に限ったことではありませんが、レジャー中の身の安全は自分たちで守りましょう!
たとえ足場がいい漁港でも落水する可能性がゼロではないので、ライフジャケットを着用して万が一に備える必要があります。
MAZUME/コアライフジャケット MZXLJ-070,071

MAZUME/コアライフジャケット MZXLJ-070,071 ¥9,178
フローティングベスト(ゲームベスト)と呼ばれる着るタイプのライフジャケットです。
前側にはルアーケースなどを収納できるポケットがついており、プライヤーやフィッシュグリップも装備可能。
スリム設計でミリタリー感があってカッコいいので、一般的なゲームベストに抵抗がある方にもおすすめですよ。
DAIWA/インフレータブルライフジャケット DF-2608

DAIWA/インフレータブルライフジャケット DF-2608 ¥14,949
肩にかけるタイプのライフジャケットで、緊急時には内蔵のボンベ(UML社製インフレーター「MK5」)が空気を急速充填。
国土交通省型式承認品(桜マーク付き)のため、船釣りでも問題なく使えます。
メーカー品ながら2万円以下とリーズナブル。着用感が少なく快適かつ安全に釣りができますよ。
DAIWA/コンパクトライフジャケット DF-2220

DAIWA/コンパクトライフジャケット DF-2220 ¥16,935
腰に巻いて使うタイプのライフジャケットで、コンパクト設計のためウエストポーチ感覚で使えます。
両手が自由になるのはもちろん、見た目がスタイリッシュなので俗に言う“釣り人スタイル”が苦手な人にもおすすめ。
シンプルなデザインかつカラーリングでどんな服装にも合わせやすい上に、国土交通省型式承認品(桜マーク付き)のため船釣りでも使用可能です。
快適かつ安全に釣りを楽しもう!
釣りを始めたばかりの頃は道具を揃えることに予算をさきがちですが、海や川では自分の身は自分で守る必要があるため、ライフジャケットだけは必ず用意するようにしましょう。
ライフジャケットが有るのと無いのでは落水時の生存率に大きな差が生じます。
身勝手な行動で漁港管理者に迷惑をかけることなく、快適かつ安全に釣りを楽しみましょう。
※漁港は漁師さんの仕事場です。遊漁者は作業の邪魔にならないよう配慮し、もしも迷惑をかけそうなときは速やかに移動しましょう。
※価格は2021年9月15日時点のものです。