暖をとったり調理をしたり、はたまた燃える火を眺めて癒やされたりと、アウトドアに欠かすことのできない焚き火台。
多くのキャンプ場では安全や環境保護のために直火が禁止されているため、キャンパーであれば1つは持っているマストツールです。
しかし、必要とされるがゆえに種類が多く、これから購入を検討している方にとっては悩みの種になってしまうのもまた事実。
そこで今回は、おすすめの焚き火台を定番から高機能なものまで20製品ピックアップしてご紹介します。
焚き火台選びで迷ったときは、Hacktsuを参考にしながらあなたのアウトドアスタイルにピッタリのものを探してみてくださいね。
Contents
キャンプといえばBBQ!そしてBBQの必需品といえば焚き火台!
大自然の中で非日常を体験できるアウトドアレジャーとして年々注目度が増しているキャンプですが、醍醐味は何と言っても直火で楽しむBBQです。
初めてBBQをする方は、同じ直火を使った調理でもガスとの違いに驚かされるはず。BBQがきっかけで“焦げ”が好きになったという方もいるほど。
燃料に炭を持参するのもいいですが、現地で薪を調達するのもアウトドアならではの楽しみ方であり、木が燃えるニオイや音は私達の原始的な部分を刺激して、日常では得られない癒やしの一時を提供してくれます。
用途によってデザインや使用される材質は様々ですので、1つと言わず2つ3つとあるとシーンに合わせた楽しみ方ができるでしょう。
せっかくなら調理に使用できるものがおすすめ!
アウトドアで火を起こす主な理由といえば、ズバリ言って調理するためですよね。
炭火で焼いたお肉の美味しさときたら言わずもがなですが、どの焚き火台でもBBQが出来るかといえばそんなことはありません。
お皿のようなデザインの浅めの焚き火台では焼くための鉄板や網を置くことが難しく、できるとすればダッチオーブンの直置きなどかなり調理方法が限られます。
BBQをしたいなら本体に深さがあり、網や鉄板が安定しておけるような構造の焚き火台を選びましょう。
焚き火台の選び方
よほどの事がない限り、アウトドアにおいては荷物の量が制限されます。
車で行けるとしても現地に乗り付けできるとは限りませんから、焚き火台を選ぶ際は携帯性を重視するようにしましょう。
サイズと重量をチェックしよう!
用途から焚き火台のデザインを決定したら、本体の大きさと重量を忘れずにチェックしましょう。
大きさに関しては、想定人数より少し小さめの物でも問題ありません。携帯性優先でサイズ選定することをおすすめします。
また、重量に関しては素材と構造によって大きく変わります。大きさの割に軽すぎるものは、耐久性に不安がないかレビューなどを細かくチェックするといいでしょう。
収納時のサイズも必ずチェック!
焚き火台には携帯性を考慮して、折りたたみ式が採用されている製品があります。
1~2人用の比較的コンパクトな焚き火台に多いですが、駐車場が離れていたり乗り付けできない場合には持ち運びが大変になるので、収納時のサイズも忘れずにチェックするようにしましょう。
それから、専用のキャリングポーチが付属しているものだとなお良いですね。ミニテーブルなどとまとめられるような機能的なものも◎です。
おすすめの焚き火台20選
ここからは、Hacktsu編集部おすすめの焚き火台を定番・コスパ・ファミリー向け・おしゃれ・高機能の5カテゴリに分けてご紹介していきます。
これを選んでおけば大丈夫!定番の焚き火台5選
「焚き火台といえばコレ!」というものばかりを集めました。迷った時はこの中から選べば、まず失敗はありません。
snow peak/焚き火台スターターセットM

snow peak/焚き火台スターターセットM ¥21,780
逆ピラミッドの焚き火台といえばsnow peak。キャンプ場でよく使われているので、キャンパーなら一度は見たことがあるのではないでしょうか。
本体には厚さ1.5mmのステンレスが使われており、長時間使用でもびくともしない耐火性はさすがの一言。
こちらは焚き火用のベースプレートとBBQ用の炭床(炭床Pro)、さらにそれらをまとめて収納できるキャリングバッグが付属します。
CAPTAIN STAG/ヘキサステンレス ファイアグリル

CAPTAIN STAG/ヘキサステンレス ファイアグリル ¥4,770
大人数でのBBQに使うなら、コスパ抜群の『ヘキサステンレス』が選択肢としては鉄板ではないでしょうか。
一般的な四角形デザインではないため、ワイワイしながらも効率よくグリルを囲めるのが魅力。こう見えて収納時は薄型コンパクトなので、1つあると重宝しますよ。
UNIFLAME/ファイアグリル

UNIFLAME/ファイアグリル ¥7,500
汎用性の高さとリーズナブルな価格により、焚き火台シェア上位をキープし続けています。
炉と焼き網が付属する以外にも、鉄板などBBQをより楽しむためのオプションパーツが豊富なのも魅力。
耐荷重量20kgのため、鋳鉄製のダッチオーブンを乗せることもできますよ。
Coleman/ファイアーディスク

Coleman/ファイアーディスク ¥5,500
最近流行の兆しを向けるお皿のようなデザインの焚き火台で、素材がステンレス&構造がシンプルということもあってメンテナンスがとても簡単です。
一般的な焚き火台より火の扱いも簡単ですが、携帯性はあまり良くありません。
ただし、軽量かつ耐荷重30kgとなかなかタフなので、大人数で囲んでダッチオーブンを乗せたりと幅広い使い方ができるのも魅力です。
LOGOS/LOGOS the ピラミッドTAKIBI

LOGOS/LOGOS the ピラミッドTAKIBI ¥10,560
2つのゴトクが補強しあって、抜群の強度を実現した独自構造の焚き火台です。
さすがLOGOSと言いますか、アウトドアツール然としたデザインも◎。キャンプ気分を一層盛り上げてくれること間違いありません。
ただし、サイズがサイズだけに重量が約3kgあるので、持ち運びにはラジオフライヤーや台車があるとよさそうです。
初めてのアウトドアにもおすすめ!コスパ抜群の焚き火台5選
キャンプ初心者でとりあえず焚き火台を使ってみたい、そんなあなたにおすすめのコスパ重視な焚き火台です。
kalili/焚き火台 折りたたみ式

kalili/焚き火台 折りたたみ式 ¥2,780
32x32x22㎝の丁度いいサイズ感と、スリム&コンパクトに収納できる折りたたみ構造が魅力のリーズナブルな焚き火台です。
「使用回数を重ねると熱による歪みが発生する」とのレビューが見受けられますが、価格が価格だけに仕方ないでしょう。
とはいえ、ファースト焚き火台もしくは予備の焚き火台としては十分な活躍が期待できそうです。
CARBABY/焚き火台

CARBABY/焚き火台 ¥2,880
見た目はkaliliの焚き火台と同じですが、こちらにはトレイになるアウターケースが付属しません。
値段が100円上がるので損した気分になるものの、レビュー件数は倍の800件超ですので”安心感の100円”といったところでしょうか。
ちなみに実用性もKaliliと同様ですので、とりあえず焚き火台を使ってみたいという方には良い製品です。
Moon Lence/バーベキューコンロ

Moon Lence/バーベキューコンロ ¥2,799
8月18日時点では500円クーポンが発行されており、このサイズでは今回ご紹介する中で最安値で購入できる焚き火台です。
デザイン、実用性については前2つと同じなので割愛しますが、アウトドア好きならこの機会にソロ用or予備として用意しておくのも良いでしょう。
CAPTAIN STAG/バーベキューコンロ

CAPTAIN STAG/バーベキューコンロ ¥3,641
コスパの高さを比較するなら、やはりCAPTAIN STAGを抜きには語れません。
小型のV型焚き火台は、降りたためば驚愕のスリムサイズに。ゴトクと網がセットになっていますので、届いたらすぐにソロキャンプに行けます。
Lixada/薪ストーブ

Lixada/薪ストーブ ¥1,599
カマドっぽい使い方をしたいなら、こちらの折りたたみ式薪ストーブがおすすめ。
現地で拾った枯れ枝や松ぼっくりをガンガン入れて、The焚き火を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ちなみに耐火性おおよび耐久性は価格なりですので、1年に1回買い換えるくらいのつもりでいれば後悔することはなさそうです。
非日常の団らんを楽しもう!ファミリー向けの焚き火台4選
車で横付けしてベースを設置、家族みんなで非日常を楽しむアウトドアファミリーにおすすめの焚き火台です。
Belmont/焚き火台 TABI.

Belmont/焚き火台 TABI. ¥10,257
オシャレなデザインと実用性を兼ね備えたBelmontの焚き火台です。
ハーフサイズの焼き網が付属するので、半分で焚き火をしながらもう半分で調理すればキャンプの楽しさが3割増し(個人差あり)になるかも。
気分は確実に盛り上がるので、ファミリーだけでなくパートナーと二人でキャンプに行く時にもおすすめですよ。
CAMPING MOON/バーベキューコンロ

CAMPING MOON/バーベキューコンロ ¥10,900
一瞬「あれ?snow peak?」と2度見してしまいますが違います。
しかし侮るなかれ。販売元がCAMPING MOONというだけで、実用性は負けず劣らず、むしろ上回るかも知れない仕上がりです。
その分価格は少々高めですが、「家族で使うならしっかりしたものを」と考えた時に選択肢に入れたい焚き火台と言えるでしょう。
Coleman/ステンレスファイアープレイス3

Coleman/ステンレスファイアープレイス3 ¥15,600
携帯性なんて気にしない、そんな男気溢れる猛者にはキャンプファイヤーを彷彿とさせる井桁型デザインが特徴的な焚き火台をご紹介します。
空気の流れを起こして燃焼効率が大幅アップ。ハンドルは内側に倒せばゴトクとして使えるので、フライパンやお鍋を置くことができます。
ただの焚き火じゃ物足りない、もっとアウトドアしてるって実感が欲しい時などにおすすめ。
ユーザーを滅多に見かけないので、目立ちまくりで所有欲を満たしてくれるのもポイントです。
CAPTAIN STAG/ファイアベース

CAPTAIN STAG/ファイアベース ¥6,011
Colemanに続いて再び登場したお皿形状の焚き火台ですが、付属するハーフサイズの焼き網のせいで一瞬天ぷら鍋に見えてしまうのがとても惜しい。
とはいえさすがCAPTAIN STAGと言うべきは、このサイズにしてこのデザインながら6,000円台と超リーズナブルな価格で購入できるところです。
また、専用の収納バッグが付属するので、持ち運びのことはそこまで気にせず使用できるでしょう。
テンション上がる!おしゃれな焚き火台5選
実用性より雰囲気が大切、そんなロマンチストキャンパーにはこちらの5選をおすすめします。
senyo/ファイヤーピット 55cm

senyo/ファイヤーピット 55cm ¥10,980
シンプルイズベストという言葉がぴったりな焚き火台は、デザイン・素材ともに携帯性をガン無視した秀逸な仕上がりとなっています。
アウトドアツールはこうあるべきとでも言うような、無骨で堂々とした風貌はそれだけで酒の肴になるかも。
サイズは55cm~となっており、1万円台から購入可能です。
DOD/ビートルくん

DOD/ビートルくん ¥9,540
「オプションじゃなくてそれが付属で欲しかったのよ!」と思わず叫びだしそうになる、お皿形状+ハンガーの焚き火台です。
名前からも分かる通りどことなくカブトムシっぽいのが男性的には可愛らしいので、女性が同行するキャンプでは小ネタとしても使えそうです。
DOD/めちゃもえファイヤー

DOD/めちゃもえファイヤー ¥15,539
同じくDODからとんでもないネーミングの焚き火台をピックアップ。その名も『めちゃもえファイヤー』です。
燃えなのか萌えなのかわかりませんが、火を扱うツールにウサギ?のロゴは大胆すぎます。
二次燃焼を作り出す2層構造により、名前通りよく燃えるのでしっかりキャンプファイヤーしたい方はぜひお試しください。
Belmont/焚き火台TOKOBI.

Belmont/焚き火台TOKOBI. ¥11,403
デザイン性良し携帯性良しの焚き火台で、火床にステンレスメッシュを採用したことで40cmクラスの薪が投入可能と本格的な焚き火が楽しめます。
折りたたみ式ですが余計な可動部を減らすことで耐久性のある仕上がりに。
付属のワイヤーシェルフと別売りのゴトクや焼き網を併用すれば、近火と遠火の使い分けができて調理の幅が広がるのもおすすめポイント。
Tschum/FIRE BOWL Lowimpact Regular

Tschum/FIRE BOWL Lowimpact Regular ¥18,480
携帯性と実用性を本気で気にする真のキャンパーには、価格以上の使い心地を提供してくれる焚き火台をご紹介します。
折りたたみ式ではなく組み立て式を採用。素材には耐酸・耐熱性に優れるステンレスSUS316Tiが使われています。
そして最大のこだわりポイントが、なんとこの焚き火台はハンドメイド仕上げ。3サイズ展開ですが、これはぜひともソロで使いたいですね。
大注目の高機能な焚き火台はコレ!
クラウドファンディングサイトCAMPFIREで大注目の焚き火台です。
FlexFire
モノづくり大国ドイツより、収納時の薄さがわずか5mmの本より小さな焚き火台がリリースされます。
複数使いで拡張が可能な『FlexFire』は、一言で表すなら超ポケッタブル焚き火台といったところ。
『FlexFire4』と『FlexFire6』の2サイズ展開となっており、ソロで使うのかグループで使うのかでサイズを選べるのも魅力です。
素材には高耐久・高耐熱のステンレスチタン合金を採用。男心をガッツリくすぐるデザイン&仕様ですので、キャンプにさらなるこだわりをプラスしたい方はGETしておくことをおすすめします。
『FlexFire』シリーズは『FlexFire4』が11,250円(税込)から、『FlexFire6』が14,450円(税込)から入手可能となっており、リターンの発送は10月中を予定しているとのことです。
参照元:https://camp-fire.jp/projects/view/293971?list=product_populer
焚き火台は用途に合ったものを選ぼう!
今回はおすすめの焚き火台をご紹介してきましたが、用途にピッタリのものは見つけられましたか?
焚き火台はデザイン性・実用性・携帯性のトライアングルにより、なかなか思うような物に出会えません。
『FlexFire』のようにクラウドファンディングしているキャンプツールは意外と多いので、市販品で良いものがなければクラウドファンディングサイトをチェックしてみるといいでしょう。
この記事を読んでいるあなたのアウトドアライフが、これからも良き”火”でありますように!
※掲載価格は8月18日時点のものです。