人工知能、AIといった言葉がメディアでよく聞かれますが、スポーツの分野でも最先端の技術は多く使われていて要注目です。
スポーツは人間がやるものですが、情報収集やトレーニングでは、すでにAIが実用化されているスポーツもあります。
一般人が楽しむためにやるスポーツまでAIが普及するかは不透明ですが、プロやプロを目指している人にとっては、AIの力を借りるのがトレンドになるかもしれません。
YONEXとソニーのコラボにより生まれたのが「Smart Tennis Sensor」で、これはテニスのラケットの柄のところに装着するデバイスです。
Smart Tennis Sensorは実際のプレイデータを収集するためのデバイスで、今後のテニス界を大きく革新してもおかしくはありません。
デバイスによるデータ、それに実際の動きの録画を合わせれば、今後の成長に役立つデータが色々と手に入ります。
抜群のショットはラケットのどこに当たっていたか、その時の動きは?スイングの速度は?
そのような普通なら手に入らないような情報を詳しく知れるのです。
それをどう活かすかはあくまで人間次第ではあるものの、詳細な情報を知れるのは間違いなく有用です。
このようなデータ収集のためのデバイスはテニス以外にもあり、サッカーではアディダスより「マイコーチ スマートボール」という製品がすでに発売されています。
こちらはサッカーボール型のデバイスで、専用のアプリと組み合わせて使うことで、ボールの速度や回転などの様々なデータが分かるという製品です。
これらの情報収集のためのデバイスは現在の実力を知る上でも役立ちますが、もしかしたらプロのデータと比較できるなんて日が来るかもしれません。
プロが自分のデータの公開に応じるかは未知数ではあるものの、もし比較できるならプロを目指す人にとっては非常にありがたいことです。
現在のところはこのようなデバイスは一般的ではありませんが、いずれは専用のデバイスで情報収集するのが当たり前になるのではないでしょうか。